最終更新:2026年10月24日

特定の業者名で検索して来られた方へ。このページは所在地でつながる群を整理したものです。名前で探すなら、下の索引から1社ずつのページへ進んでください。

名前で探す:1社ずつのページ(43社)

探している名前がここにあれば、そのページに金融庁の一覧にこの名前があるかと公開ページに契約相手の法人名が書いてあるかを条項と出典つきで書いています。被害の有無は確認していません。

金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」には、警告を受けた業者が1行ずつ並んでいます。その備考に、こういう文が入っていることがあります。

「当該業者との関係性は不明であるが、警告している以下の業者については所在地が同様もしくは酷似している」。そして警告済みの業者名が並ぶ。1社ずつ読んでいるときは気になりませんでした。でも、この線を全部つないだら何が見えるのかは、誰も書いていないようでした。やってみたので、結果と数え方をそのまま出します。

このページは、金融庁が備考で名指しした参照だけをたどったものです。所在地の欄そのものを突き合わせたものは金融庁の一覧を住所で突き合わせたページに分けました。数え方が違うので、数字も別です。

やったこと

金融庁のHTML版(fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku/04.html)を2026-10-17に取得しました。表の行数は1,155行です。

  • 各行の備考から、「所在地」という語を含む文のなかで鍵括弧に入っている業者名を取り出しました
  • 取り出した名前が、一覧の業者名の欄と文字単位で一致する行にだけ線を引きました
  • 「不明」や、5文字未満の名前、一覧に2回以上出てくる名前は除きました。参照先が一意に決まらないと、関係のない行どうしをつないでしまうからです
  • 線でつながっている行の集まり(連結成分)を数えました

結果、線を引けた行は75行、線の本数は195本、つながった行は全部で123行、塊の数は23個になりました。

結果:塊のサイズ

塊のサイズ 個数
48社 1個
12社 1個
8社 2個
7社 2個
6社 1個
5社 6個
4社 1個
3社 8個
2社 19個

最大の塊は48社です。2社の塊が19個、3〜12社の塊が21個あって、そのあとが一気に48社に飛びます。3社以上の塊は22個です。

最大の塊の48社

掲載年月の新しい順です。「直接つながっている社数」は、その社の備考に挙げられている、または他社の備考からその社が挙げられている数です。リンクがある社は、私が1社ずつ調べたページがあります。

掲載年月 一覧に載っている商号 サービス名 直接つながっている社数
令和8年7月 IS6 Technologies Ltd IS6FX 18
令和8年7月 Capital Crest Ltd(キャピタルクレスト株式会社) Mirrox、ミロックス 14
令和8年3月 Alphabrex OÜ theoption 7
令和8年2月 Dynamix Ltd(ダイナミックス株式会社) BXBマーケット、BXB Market 14
令和8年1月 Profit Pulse Ltd Skadeva 15
令和8年1月 Bluevine LTD Berrypax 7
令和7年12月 Bullfxo Ltd Bullfxo 15
令和7年11月 WM Markets Ltd WM Markets 15
令和7年9月 TigerFX Limited TigerFX 7
令和7年8月 Trade Tide Ltd Savexa 15
令和7年6月 Proxtrend Ltd Proxtrend、プロクストレンド 15
令和7年6月 Zenith Markets PLC TradGrip 15
令和7年6月 OXShare Limited OXShare、OXシェア 7
令和7年5月 DAM Group Ltd DAM FOREX 15
令和7年5月 Midori FX(Pty)Ltd MIDORI FX 6
令和7年4月 ZT Markets Limited zentrader、ゼン・トレーダー 7
令和7年3月 Fxonet Ltd Fxonet 15
令和7年3月 Nakito SA FirstECN 15
令和7年1月 Blue Dragon LLC Blue Dragon 8
令和7年1月 JDR Securities Limited JDR Securities 7
令和7年1月 StarLight Wave Ltd Emarlado 7
令和6年12月 Swift Trader Ltd Swift Trader、スイフトトレーダー 15
令和6年12月 Quality FX Ltd QF Markets 8
令和6年12月 Bosa Finance and Technology Ltd Kroxio 7
令和6年11月 Gradian LTD Tradeopol、トレドポール、Traling 8
令和6年10月 ロバートソン・ファイナンス(Robertson Finance Inc.) CapPlace、キャッププレイス 13
令和6年10月 Amazingtick Limited Amazingtick 10
令和6年7月 DataWave Tech Ltd Maunto 17
令和6年6月 ExpertPro Ltd BullMarkets 4
令和6年4月 LIRUNEX LIMITED LIRUNEX 7
令和6年2月 Apex mkt Ltd Ventorus 4
令和6年1月 Tomorrow Technologies Ltd BigMarkets 4
令和6年1月 AxiTrader Limited Axi 3
令和5年10月 Rupex Limited AmazingTick 4
令和5年10月 JustforexGO — 1
令和5年9月 HLMI Markets International Limited HighLow 1
令和5年3月 Rev Trading Limited REV TRADING 1
令和3年12月 TEC Solution.Ltd — 3
令和2年6月 Revollet International Limited — 13
令和2年6月 Alpha Tradex Limited — 2
令和2年3月 FxPlayer Ltd — 3
令和2年2月 JF Global Limited — 3
令和2年2月 AAFX TRADING COMPANY LIMITED — 2
令和元年10月 HLMI Ltd HighLow、HIGHLOW.COM 4
平成29年6月 TCG holdings Ltd. theoption 4
平成30年5月 SimpleFX Ltd. SimpleFX 3
平成30年1月 Milton Markets Ltd. ミルトン・マーケッツ、MILTON MARKETS 3
平成29年8月 HF Markets (SV) Ltd HotForex 3

いちばん古いのは平成29年6月、いちばん新しいのは令和8年7月。9年にまたがっています。

ここを間違えると、嘘になります

この48社について、「同じ住所に48社が集まっている」とは書けません。線のつなぎ方が、そういう意味になっていないからです。

AとBが同じ住所、BとCが同じ住所。このときAとCは同じ塊に入りますが、AとCが同じ住所だとは誰も言っていません。金融庁もそんなことは書いていません。塊は、住所を1つずつ乗り換えながらつながった鎖です。

実際に測ると、この鎖は長いものでした。塊のなかで最も離れた2社(ExpertPro Ltd と SimpleFX Ltd.)の距離は8です。8回住所を乗り換えないと、片方から片方に届きません。いちばん多くつながっている DataWave Tech Ltd を1社だけ外すと、塊は2つに割れます。

そして、もっと手前の話があります。この住所そのものが、当局が確かめたものではありません。個別の警告ページには毎回「業者名等及び所在地又は住所は、勧誘資料等に基づくものであり、虚偽の可能性があります」と書かれています。言えるのは「同じ住所を名乗っていた」までです。

オフショアの法人設立は、代行業者が同じ住所を多数の法人に提供する形が一般的です。だから住所の一致から言えるのは、代行先が同じかもしれない、までです。運営が同じであることの根拠にはなりません。

この塊に、私が調査した30社の運営法人が3つ入っています

先に書いておきます。これは「その3社が悪い」という意味ではありません。足切り(このサイトでいう最低条件です)の判定とも、独自評価の点数とも、別の話です。それでも書くのは、隠すほうが不誠実だと考えるからです。

一覧の商号 私の記事 掲載年月
HF Markets (SV) Ltd HFM 平成29年8月
Milton Markets Ltd. Milton Markets 平成30年1月
AxiTrader Limited Axi 令和6年1月

この3社が一覧に載っていることは、それぞれの記事にすでに書いてあります。新しく分かったのは、3社が同じ塊のなかにいるということです。ただし上に書いたとおり、塊は鎖です。3社が同じ住所にいるという意味ではありません。

口座を開くかどうかの判断材料としては、この塊よりも、その社の規約が公開ページと食い違っていないかのほうが実用的です。そちらは30社の比較表に、足切り4条件と食い違いの件数で並べてあります。

数えられなかったもの

備考から取り出した名前のうち、一覧の商号と一致しなかったものが207件ありました。中身を見ると、ほとんどは2種類でした。

  • サービス名の引用。備考の1文目は「当該業者が提供するサービスの名称は『◯◯』である」で、ここも鍵括弧です。IS6FX・Mirrox・BXBマーケット・TigerFX などが、これで引っかかります
  • 原文の閉じ括弧が欠けている行。たとえば「JDR Securities Limited(令和7年1月29日付で警告)」の前の鍵括弧が閉じていない箇所があり、そこでは次の社名まで1つの文字列になります。この分の線は引けていません

つまりこの塊は、引ける線を全部引いた結果ではなく、確実に引ける線だけを引いた結果です。実際の塊はもっと大きい可能性があります。小さくなる方向の誤差はありません。

自分で確かめられます

使ったのは公開されている1つのページだけです。手順はこれだけです。

  • 金融庁のHTML版を開く
  • 備考に「所在地が同様もしくは酷似」と書かれた行を探す
  • そこに並ぶ業者名を、同じ一覧の業者名の欄で引く
  • 見つかった行の備考も、同じように読む

3回くらい繰り返すと、同じ名前が何度も出てくることに気づきます。私は1,155行ぶんを機械で繰り返しただけです。個別の警告ページから商号・警告年月日・所在地・備考をそのまま書き起こしたものは、20社ぶんあります。

2026-10-17に数え直しました:46社から48社へ

初回は2026-10-13でした。4日後に取り直したら、最大の塊が46社から48社になりました。減った社はありません。増えたのは次の2社です。

  • JustforexGO
  • HLMI Markets International Limited

一覧そのものの行数は1,156行から1,155行になっています。行が減ったのに塊は大きくなりました。新しく載った業者の備考が、すでに塊の中にいた業者を指していたためです。数え方は変えていません。

データとして使えます

このページの数字を、そのまま機械で読める形で置いておきます。私の要約を信じてもらう必要はありません。同じ数え方をしたか、自分で確かめられます。

ファイル 中身 行数
fsa-cluster-nodes.csv 塊に入っている業者。商号・サービス名・掲載時期・国内/海外・塊の番号・塊のサイズ 192
fsa-cluster-edges.csv 線。どの業者の備考が、どの業者を指しているか。関係の種類つき 339
fsa-cluster.json 上の2つに、取得日・出典・数え方・ライセンスを足したもの —

関係の種類(edges.csv の relation 列)

値 備考の書かれ方 本数
location 「所在地が同様もしくは酷似している」 276
service 「サービスの名称と同一である」 49
person 代表者・役員について書かれているもの 10
other 上のどれでもないもの 6

所在地の線だけでつなぐと、最大の塊は32社・27個の塊になります。48社という数字は、サービス名と代表者の線も入れた結果です。どちらで数えるかは、CSVの relation 列で選べます。

使っていい条件

CC BY 4.0 です。商用でも、加工しても構いません。条件は1つだけで、出典として「FXと俺|GOLD RESEARCH LAB(https://fx-ore.com/withdrawn/cluster/)」と、取得日を書いてください。元になっているのは金融庁の公開ページで、そこに私が足したのは「つなぎ方」だけです。

引用の書き方の例:

FXと俺|GOLD RESEARCH LAB「金融庁の警告一覧の相互参照グラフ」2026-10-17取得. https://fx-ore.com/withdrawn/cluster/ (原典:金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」)

同じ塊に入ることは、同一の運営者であることを示しません。金融庁自身が「関係性は不明であるが」と先に断っています。このデータが示しているのは、金融庁の備考欄がどの業者とどの業者を並べて書いたか、それだけです。

出典

  • 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(HTML版)」(fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku/04.html)2026-10-17取得、表の行数1,155
  • 関東財務局「無登録で金融商品取引業等を行っている者に対する警告」一覧(lfb.mof.go.jp/kantou/kinyuu/kinshotorihou/unregistered-2.htm)2026-10-13取得、全185件。所在地と警告年月日は、この個別ページで確認しています

このページの数字は、2026-10-17時点の一覧を機械的に数えたものです。一覧は毎月のように更新されるので、数は変わります。取り直したときは、このページを直して取得日を更新します。数え方そのものは上に全部書いたので、同じ手順で再現できます。