調査結果の要点
- 契約先:WeTrade International LLC(セントビンセント・グレナディーン諸島)
- 足切り:不合格(食い違い6件) 独自評価:48点/100
- EA(自動売買):可 / 禁止手法の定義:あり
- 出金日数の開示:あり / 金融庁の一覧:掲載あり(令和5年1月) ※無登録とは、日本の登録を受けずに日本居住者へ勧誘したと金融庁が判断した状態です。掲載は違法性の確定ではありません
- 注目点:ゴールドの最大レバレッジが、商品仕様ページ(1:2000)と変動レバレッジ規約(1:400)で5倍違います。分別管理の記載も規約にありません。
WeTrade(ウィートレード)の顧客契約46ページを「segregate」で検索したら、0件でした。分別管理を意味する語が、どこにも出てきません。
日本語の入出金ページには、こうあります。「資金分別管理 お客様の資金は一流銀行で分別保管され、安心・安全です」。
言葉は同じでも、規約に何と書いてあるかで意味が変わります。それを確かめようとして、裏づけが取れませんでした。
分別管理の件を含めて、食い違いは6件でした。ゴールドのレバレッジがいつ下がるか、ゼロカットがどこまで保証されているかも確かめています。
根拠にしたのは、公開されている法的文書8本と、セーシェル金融サービス庁の登録簿、そして関東財務局の警告ページです。調査基準日は2026年9月9日。
引用には条項番号を添えました。46ページのどこに何が書いてあるかを示してあるので、原文を検索して突き合わせられます。
結論:足切り4条件を通りませんでした
足切り基準の判定
基準を満たしていません
- 日本居住者の契約先法人が規約に明記されている
- 公開ページと規約・一次資料の間に食い違いがない食い違いが記録されています
- 出金の所要日数を具体的に開示している
- 禁止される取引手法が具体的に定義されている
この判定は入力された調査データから自動で計算されます。基準は調査を始める前に公開したもので、個別のブローカーに合わせて変えることはありません。
先に、この記事で書かないことを決めておきます。「WeTradeの最大レバレッジは400倍だ」とは書きません。「2000倍で必ず取引できる」とも書きません。私が確認できたのは、同社の公開ページと変動レバレッジ規約に違う数字が載っていて、どちらが自分の口座に適用されるのかを公開資料だけでは一意に決められない、ということだけです。
顧客資金についても同じです。「分別管理されていない」とは書きません。公開ページには分別保管の説明がある。ただし、同じ保護内容を規約の側で確認できませんでした。
独自評価は48点でした。足切り基準は不合格です。点数と合否は、それぞれ違うことを測っています。詳しくは後述しますが、48点には、取引条件をよく開示しているという評価と、公開ページと規約の食い違いが多いという減点が、どちらも入っています。
WeTrade の契約先はどこの法人か:セントビンセントの WeTrade International LLC
誰と契約しているのか
契約先法人とは、口座を開いた利用者が実際に契約する法人のことです。日本語のサイトを使っていても、口座の契約はここに書かれた法人との間で結ばれます
日本居住者の契約先
セントビンセント・グレナディーン諸島
顧客契約の表記は Registration Number
有限責任会社としての登記のみ)。同名の別法人 WeTrade Capital (Seychelles) Limited はセーシェルFSAの証券ディーラー登録簿に掲載
SD196 は WeTrade Capital (Seychelles) Limited に対するもの
日本から見た位置づけ
出典:利用規約(Client Agreement: Last Revised August 2026/Dynamic Leverage and HMR: Last updated June 2026)/調査基準日 2026-09-09
顧客契約(Last Revised August 2026)の冒頭と、8本の PDF すべてのヘッダーに、同じ文が入っています。「WETRADE INTERNATIONAL LLC (Registration Number: 1945 LLC 2022) Euro House, Richmond Hill Road, Kingstown, St. Vincent and the Grenadines」。
本文はさらに、この法人の設立地を明かしています。セントビンセント・グレナディーン諸島の、有限責任会社の登記官(the Registrar of Limited Liability Companies)のもとで設立された、と。
第36条は準拠法をセントビンセント・グレナディーン諸島法とし、同国の裁判所を非専属的な管轄としています。
日本語トップページのフッターにある提供対象外の国・地域の一覧に日本は含まれていないので、日本の居住者はこの法人と契約することになります。
ここまでは明快です。問題は、日本語トップページと会社概要ページの上のほうにある表示との関係です。両ページは「WeTrade は世界の主要な金融管轄地域でライセンスを取得しており、規制基準を厳格に遵守しています」という見出しのもとに、2つのライセンスを並べています。
「FSA セーシェル金融サービス監督局 ライセンス番号:SD196」と「SVGFSA セントビンセント・グレナディーン諸島金融管理局 ライセンス番号:1945 LLC 2022」です。
後者から見ます。1945 LLC 2022 という番号は、同じページのフッターでは「有限責任ブローカー番号」とされています。全PDFのヘッダーでも Registration Number です。
会社の登記番号を、上のセクションだけが金融当局のライセンス番号として掲げています。
前者のほうが重要です。SD196 を持っているのは誰か。フッターにはこう書かれています。「WeTrade Capital (Seychelles) Limited は、セーシェル金融サービス庁(FSA)より証券ディーラーライセンス(番号:SD196)を取得しています」。
契約相手の WeTrade International LLC とは別です。私はセーシェル FSA の資本市場の登録簿を直接見にいきました。Securities Dealer の欄に WeTrade Capital (Seychelles) Limited が確かに載っています。
屋号は WeTrade、ウェブサイトは wetradesc.com と記載されていました。ただしこの登録簿はライセンス番号を表示しません。SD196 という番号そのものを照合することはできませんでした。
それでも、この法人がセーシェルの証券ディーラーであることは公的な登録簿で確認できます。
つまり、ライセンスを持つ法人は実在します。ただし、それは日本の居住者が口座を開く相手ではないということです。「WeTrade はライセンスを取得しており」という主語の置き方が、この距離を見えなくしています。
もうひとつ、確認できなかったことを書いておきます。会社概要ページは「WeTrade は、2015年に英国で設立された」としていますが、法人名がありません。
英国 Companies House で「wetrade」を検索しました(2026年9月9日)。上位20件の設立年は2011年、および2016年から2026年までに散らばっています。2015年設立の法人はありませんでした。
出典:英国 Companies House の会社名検索(2026-09-09実施・上位20件を確認)
名前が違えば当然ヒットしないので、これは英国での設立を否定する材料にはなりません。公開資料からは裏づけが取れなかった、という意味です。
口座タイプの選び方:分かれ目はコストの取り方です
口座タイプ別の条件
STD・ECN・STP の3つ。違うのはコストの取り方と最低入金額だけです
STD
STP
ECN
出典:公式サイト 口座タイプ一覧/調査基準日 2026-09-09
口座は STD・ECN・STP の3つが基本です。これにアフィリエイト口座と、スワップの発生しないイスラム口座が加わります。日本語トップページの「5口座タイプ」はこの数え方です。
基本の3口座は、条件がほとんど揃っています。プラットフォーム(MT4/MT5)、口座通貨、強制決済比率20%、最小ロット0.01、1注文あたりの最大ロット100、限値・ストップレベル1pips以上。ここまで同じでした。
違うのはコストの取り方と最低入金額だけです。
- STD 口座:最低入金10USD、手数料0、EURUSD の平均スプレッド1
- STP 口座:最低入金10USD、手数料0、EURUSD の平均スプレッド1.8
- ECN 口座:最低入金100USD、手数料7USD、EURUSD の平均スプレッド0
STP のほうが STD よりスプレッドが広い、という並びになっています。名前から受ける印象と逆なので、STP を選ぶ理由は公開されている数字からは読み取れませんでした。なお、スプレッド一覧のページでは STD 口座の EURUSD が0.9と書かれていて、口座一覧ページの1と一致しません。
同じサイトの中で数字が少しずれています。同ページは「上記の銘柄スプレッドは参考値です。一部のスプレッドは日中の最小値であり」と断っているので、そういう性質の数字として読む必要があります。ECN と STP のスプレッド表は、私が見た時点では「データなし」のままでした。
ゴールドについて。XAUUSD の平均スプレッドは1.7と表示されています。単位の記載はありません。貴金属のページは別に「スプレッドはわずか0.08pips から」と書いていて、この2つの数字がどう関係するのかも書かれていません。コントラクトサイズ(契約サイズ)は100オンスと明記されていて、単位まで書いてあります。
GAUCNH(人民元建ての金)は1000グラム、XAGUSD は5000オンス。取引時間はサーバー時間で01:05〜23:55、サーバー時間は GMT+2(冬)/GMT+3(夏)と注記されています。
レバレッジ2000倍は、いつでも2000倍ではありません
ここが、公開ページと規約のいちばん離れている箇所です。
証拠金・レバレッジのページには「FX 通貨ペアと現物貴金属は変動レバレッジ制となっており、口座の純資産に応じて利用可能な最大レバレッジが動的に変動します。最大レバレッジは2000倍です」と書かれています。詳細は規約を、とあるので、変動レバレッジおよび高証拠金要求(HMR)規約(2026年6月更新)を開きました。第4.1項に表があります。
- 純資産 0〜999.99USD:FX 1:2000/貴金属 1:400
- 純資産 1,000〜9,999.99USD:FX 1:1000/貴金属 1:200
- 純資産 10,000〜99,999.99USD:FX 1:500/貴金属 1:100
- 純資産 100,000〜999,999.99USD:FX 1:400/貴金属 1:80
- 純資産 1,000,000USD 以上:FX 1:200/貴金属 1:40
貴金属の列は、いちばん上でも1:400です。注記に「Gold は XAUUSD と GAUCNH の両方を含む」と明示されています。ところが同社の貴金属の商品仕様表は、XAUUSD の最大レバレッジを1:2000としています。同じブローカーの公開ページと規約で、ゴールドの上限が5倍違う。ゴールドを扱うサイトとして、これは書かずに済ませられない食い違いでした。
公開ページの最大レバレッジと規約の数字が違う例は、Tradeview、ThreeTrader、MYFX Markets でも記録しました。ゴールドのレバレッジはFXと別枠になっていることが多いので、FXの「最大◯倍」だけを見ても足りません。
さらに HMR があります。米ドルに関わる重要指標の発表前後——10分前から5分後まで——は、レバレッジが一時的に下がります。関連する FX とゴールド(XAUUSD、GAUCNH)は1:200へ、シルバーは1:40へ(第5.3項)。
日々の市場クローズの30分前からリオープンの10分後までも、ゴールドの新規注文は1:200が上限です(第5.4.1項)。
週末や祝日のクローズ前1時間も、ゴールドは1:200、シルバー1:40、指数1:100、エネルギー1:20です(第5.4.2項)。これらは新規注文に適用される、と規約は定めています。
両建てを使っている場合は、もう一段あります。HMR 期間中にヘッジの片側を決済しようとしたとき、残ったポジションが単独になって必要証拠金を満たせなくなる場合。そのときはシステムが自動的に決済を禁止する、と証拠金・レバレッジのページが説明しています。
同ページには具体例まで載っています。残高100USD で EURUSD を1ロットずつ両建てしていた口座が、HMR でレバレッジ200倍に下がった場合。片側の決済に約550USD の証拠金が要り、有効証拠金86USD では決済できない、という数字です。
出典:WeTrade 証拠金・レバレッジのページ(2026-09-09取得)
規約側(第5.5項)は「ヘッジが部分的または全面的に解消された場合、残った建玉は証拠金計算上あらたな建玉として扱われることがある」と書くにとどまっていて、決済を拒否するとまでは書いていません。この件については、公開ページのほうが踏み込んで説明しています。
固定レバレッジについても差があります。公開ページは「固定レバレッジを選択すると」と、顧客が選べる書き方をしています。
一方の規約 第4.1項はこうです。「特別な事情のもとで固定レバレッジ口座が提供される場合を除き」(unless a fixed leverage account is provided under special circumstances)。誰でも切り替えられるのかどうかは、文書からは読み取れませんでした。
ボーナスとポイント制度
日本語サイトにはデモコンテスト、ライブコンテスト、ポイントモール、会員クラブといったプロモーションのページがあります。ただし、法的文書の一覧に載っている8本のなかに、ボーナス規約にあたる独立した文書はありませんでした。参加条件や出金制限がどこに書かれているのかは、キャンペーンごとのページを個別に読む必要があります。
最大の発見:ゴールドの上限が、公開ページ1:2000/変動レバレッジ規約1:400
利用規約に書かれている、知っておくべき3点
公式サイトの説明ページには書かれていない内容です。条項番号を添えています
| 条項 | 内容 | なぜ重要か |
|---|---|---|
| 第20条 Client Money | 46ページの顧客契約に segregate も segregation も1回も出てこない。顧客資金はセントビンセント域外の第三者口座で保有することがあり、その破綻時は無担保の請求権しか持たない場合があると書く | 入出金ページと会社概要の「一流銀行で分別保管」とは方向が逆。回収額が全顧客の請求を満たさないリスクに顧客はさらされる、と規約自身が書いている |
| 第3.15項 | 前半でマイナス残高保護を全口座に提供すると書き、同じ項の後半で「当社の裁量で提供されるもので、法のもとで保証されるものではない」と締める | 提供していると書いた条項が、同じ場所で保証しないと書いている。取り下げ・変更・制限があり得る |
| 第3.13項・第3.16項 | アービトラージはレイテンシや遅延価格を使う取引と定義される一方、スキャルピングには定義がないまま「重大な違反」とされ、該当すれば決済・差替え・反転ができる | 何をもってスキャルピングとするかが書かれていないので、EAが該当するかどうかを事前に判断できない |
出典:利用規約(Client Agreement: Last Revised August 2026/Dynamic Leverage and HMR: Last updated June 2026)/調査基準日 2026-09-09
1. 分別管理の記載がない。46ページの顧客契約に、segregate も segregation も出てきません。顧客資金を扱う第20条 Client Money は、こう書いています。承認された銀行または許可された第三者の口座で、セントビンセント・グレナディーン諸島の外に所在する場合もある口座に顧客資金を保有することがある。
その銀行や第三者の作為・不作為、破綻については当社は責任を負わない。破綻等の手続が生じた場合、当社は顧客を代理して当該先に対する無担保の請求権しか持たない場合があり、回収した金額が顧客および他の全顧客の請求を満たすのに十分でないリスクに顧客はさらされる。読んだとおりに書くと、こうなります。
入出金ページと会社概要ページの「一流銀行で分別保管」という表現とは、方向が逆です。
2. ゼロカットは定めてあるが、同じ条項が保証しないとも定めている。第3.15項の前半は、全口座を対象にマイナス残高保護の仕組みを設けています。
変動の激しい相場で有効証拠金を超えた損失が出た場合、マイナス残高を自動的にゼロへ戻す。ここまでなら他社と同じです。
ただし同じ項は、こう続きます。WeTrade は単独の裁量で、顧客の全口座を通算できる。トレードクレジットを引き当て、あるいは損失に応じて比例的に減額したうえで、マイナス残高をゼロに戻すことができる。
そして出金の処理前に、マイナス分をプラス分から相殺する、と。ゼロに戻す方法までブローカー側が選べる書き方です。
そして「口座残高がマイナスのまま残るなどの誤りが生じる可能性がある」と書いたうえで、「マイナス残高保護は当社の裁量で提供されるものであり、セントビンセント・グレナディーン諸島法のもとで保証されるものではない」「本契約に従って取り下げ、変更、制限されることがある」と締めています。1つの条項のなかで、提供すると述べ、そのすぐ後で保証しないと断っています。
3. 禁止される取引手法の定義が、半分しかない。第3.13項は、プラットフォームの容量を保つため、同社の定義するアービトラージに該当する取引を行わないことに顧客が同意する、と定めています。定義はこうです。インターネットのレイテンシ、技術的な問題による遅延した価格、その他の条件を利用して利益を得る取引手法、または買い注文と売り注文を同時もしくはほぼ同時に出す取引。
ここまでは具体的です。問題は次の一文で、「スキャルピングは当社の規約の重大な違反とみなされ、WeTrade は絶対的な裁量で取引の決済・差替え・反転、または口座の即時閉鎖を行うことができる」とだけ書かれ、スキャルピングが何を指すのかは定義されていません。保有時間の基準も、約定回数の基準もありません。
この2つを合わせると、両建てを含む戦略には注意が要ります。証拠金・レバレッジのページは、ヘッジポジションを持つ前提で説明を組み立てています。
ところが規約 第3.13項の定義は、「買いと売りをほぼ同時に出す」取引をアービトラージに含めています。どちらが優先されるのかは書かれていません。
あと2つ、細かい点を。第11.1項は、90暦日にわたって取引がない口座を Inactive と定義します。そのうち残高・有効証拠金がゼロのものを dormant として扱い、閉鎖する権利を留保しています。休眠手数料の定めは見当たりませんでした。
第27.2項は、WeTrade が規約を変更でき、通知に指定された日または通知送付から10営業日後のいずれか早いほうで効力が生じる、としています。
顧客の同意は要件になっていません。ちなみに第21.1.4項は、取引日の開始を「月曜00:01 キプロス時間」と定義しています。
同社はキプロスに拠点を持たず、EU 居住者にもサービスを提供していません。雛形の名残ではないかと思いますが、規約に定めがある以上そのまま書いておきます。
WeTrade の出金は何日かかるか:規約は7営業日以内、公開ページは即日〜1営業日
出金は何日で戻ってくるか
| 公開ページの表記 | よくある質問は「通常2時間から1営業日以内」。入出金ページは USDT 即時反映、国内銀行送金 即日反映、カード 最短20分 |
|---|---|
| 入出金ポリシー等の文書 | 顧客契約 第10.2項「書面による指示の受領日から7営業日(seven (7) Business Days)以内」 |
| 私の実測 | 私自身の実測はまだありません。公開されている数字と規約の記載だけを載せています。 |
上の「私の実測」の行に数字が入っているときは、私が実際に出金した結果です。1人ぶんの経験であり、金額・経路・時間帯・混雑状況によって変わります。ブローカーが保証する日数ではありません。
顧客契約 第10.2項が上限を定めています。「書面による指示を受領した日から7営業日以内に、銀行その他の送金手数料を差し引いたうえで顧客の指示に従って送金する」。ただし、マネーロンダリング防止や税務当局の要請などを条件とする、という但し書きが続きます。
一方、よくある質問は「通常、2時間から1営業日以内にお客様の口座に反映されます」としています。入出金ページはさらに細かく、USDT が即時反映、国内銀行送金が即日反映、クレジットカードが最短20分。
3つの数字が並びますが、互いに矛盾してはいません。規約の7営業日が契約上の上限で、公開ページの数字が運用の目安、という読み方になります。
出典:WeTrade 顧客契約 第10.2項/よくある質問/入出金ページ(いずれも2026-09-09取得)
出金手数料は、WeTrade からは請求されません(カードについては銀行の規定に基づく、と注記されています)。
出金額の計算方法も第10.1項にあります。基準になるのは、申請した口座の残高だけではありません。顧客が保有する他の口座の残高も合算します。
そこから取引専用に付与されたトレードクレジットを差し引いた額が、出金可能額です。複数口座を使い分けている場合は、この通算が効いてきます。
第三者名義の資金については、コンプライアンス部門が法的および AML 上の根拠を文書で確認して承認した場合を除き、認められないと明記されています。
私はまだ WeTrade で実際に出金していません。ここに書いたのは、規約と公開ページに書かれている数字であって、私が測った数字ではない、ということです。
口座開設の手順
口座開設の手順と所要時間
| 所要時間 | 記載が見当たらない |
|---|---|
| 必要書類 | 政府発行の本人確認書類(マイナンバーカード、パスポートなど)と住所確認書類。住所確認書類は出金手続きの前に完了させることも可能 |
- 登録ボタンから氏名・メールアドレスを入力しパスワードを設定|クライアントポータルの案内に従ってKYC書類を提出|KYC認証の完了を待つ|認証完了で口座が有効化される
よくある質問に5ステップとして載っています。登録ボタンから氏名とメールアドレスを入力し、パスワードを設定する。クライアントポータルの案内に従って KYC 書類を提出する。認証の完了を待つと、口座が有効化されます。
身分証明書は政府発行のもので、マイナンバーカードとパスポートが例として挙げられています。
住所確認書類は出金手続きの前に完了させることもできる、と書かれていました。審査にかかる日数の記載は見当たりません。
複数の取引口座を作ることができ、口座ごとにログイン情報が付与されますが、入出金はクライアントポータルから行う必要があります。
この記事に口座開設リンクは置いていません。WeTrade(ウィートレード)とは提携していないためです。採点と足切り判定は、提携の有無とは関係なく20社すべてに同じ基準を当てて出しています。
日本語サポートの実務
日本語サイトは主要なページがひととおり翻訳されていて、機械翻訳のままという印象は受けませんでした。窓口は japansupport@wetrade.com です。ただ、問い合わせページを開いて少し戸惑いました。「お問い合わせ ライブチャット」と書かれたボタンのリンク先が、同じメールアドレスへの mailto でした。
電話番号も、日本の住所もありません。法的文書8本はすべて英語で、日本語版はありません。顧客契約の1ページ目に、英語版が正本であり、他言語版との間に齟齬がある場合は英語版が優先すると書かれています。
なお、問い合わせへの対応の速さや丁寧さは採点に含めていません。それは運営者としての私に対する応対であって、口座を持つ利用者が受ける対応とは別物だからです。
WeTrade の日本からのアクセス規模:参考値です
正直に書きます。この項目は数字が出せませんでした。Similarweb の wetrade.com の推計はこうです。世界順位 66万位台、訪問の76.7%がメキシコ、1訪問あたり1.06ページ、平均滞在1秒、前月比+770%。
出典:Similarweb の無料ページ(2026-09-09取得・表示は2026年8月分)。同社の実測値ではなく推計であり、私が計測したものでもありません。
この数字は日本語サイトの利用実態を示していません。日本は国別の上位に入っておらず、ページ数と滞在時間は人が読んだ形跡がない値です。他社と同じ物差し(日本からの訪問数)を当てられないので、規模については判定しません。
同社の公表値としては、会社概要ページに「50万以上のアクティブ顧客」「グローバル20以上の拠点オフィス」「サービスは世界5大陸に展開」とあります。これは同社が公表している数字であって、私が確認したものではなく、日本人ユーザー数を示すものでもありません。
日本語圏での露出は、コンテストの告知やスポンサー活動(ヒューストン・ロケッツ、PSG など)の紹介が中心でした。口座を使った報告はほとんど見つかりません。
独自評価 48点の内訳
独自評価
各項目を満点に対する割合で描いています。外側ほど満点に近い形です。
| 評価項目 | 配点 | 採点 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 信頼性・運営情報 | 20 | 8 | 日本居住者の契約先が WeTrade International LLC(セントビンセント・グレナディーン諸島)だと顧客契約の冒頭とフッターに明記されている点は加点。ただし公開ページが登記番号を「金融管理局のライセンス番号」と書き、別法人が持つセーシェルのライセンスを自社のものとして掲げ、規約にない分別管理を約束している。監督当局による顧客資金の保護はなく、金融庁の警告一覧にも掲載がある。8点。 |
| 取引環境 | 20 | 11 | 商品仕様(契約サイズ、限値・ストップレベル、取引時間、最大ロット)を銘柄ごとに公開しており、この点は執筆時点で調べた14社のなかでは詳しい部類。一方で純資産に応じてレバレッジが自動で変わり、HMR期間には新規注文の必要証拠金が上がる。ヘッジの片側を決済しようとすると証拠金不足でシステムに拒否される場合があると同社自身が説明している。11点。 |
| 取引コスト | 15 | 9 | 入出金手数料が無料、ECN口座は往復7USDと明示。EURUSDの平均スプレッドも口座タイプごとに公表されている。ただしスワップは公表されずMT4/MT5で確認するよう案内され、XAUUSDのスプレッド1.7は単位の記載がない。ECN・STP口座のスプレッド表は「データなし」のまま。9点。 |
| 入出金環境 | 15 | 9 | 手数料無料、USDTと国内銀行送金に対応、規約に7営業日という上限が書かれている。数字が公開ページ(2時間〜1営業日)と規約(7営業日)で開きがあり、分別管理の記載も規約にない。9点。 |
| 日本語サポート | 10 | 5 | 日本語サイトは主要ページがひととおり翻訳されており、japansupport@wetrade.com という日本語専用の窓口がある。ただし問い合わせページの「ライブチャット」ボタンは同じメールアドレスへのリンクで、電話番号も日本の住所もない。規約類に日本語版はない。5点。 |
| EA・自動売買環境 | 10 | 3 | MT4・MT5・VPS・MAM口座が揃い、コピートレードのサービスもある。しかし顧客契約 第25条(j)はEAの利用を「WeTrade の裁量で」提供される機能と書き、第3.13項は買いと売りをほぼ同時に出す取引をアービトラージとして禁止し、スキャルピングを定義なしで重大な違反としている。HMR期間中は決済が拒否されることがある。ゴールドのEAを長く回す用途では条件が読みにくい。3点。 |
| ネット上の評判 | 10 | 3 | 金融庁の無登録業者一覧に掲載があり、関東財務局が令和5年1月27日に警告書を出している。日本語の利用者の書き込みは、調べた範囲では数件しか見つからなかった。3点。 |
| 合計 | 100 | 48 / 100 | |
全ブローカーに同一の配点・同一の観点を適用しています。基準は調査方針をご覧ください。
公開ページと一次資料の食い違い
| 論点 | 公開ページの表記 | 一次資料の記載 |
|---|---|---|
| 顧客資金の分別管理 | 入出金ページは「資金分別管理 お客様の資金は一流銀行で分別保管され、安心・安全です」、会社概要ページも「顧客資金の分別管理を実施しています」と記載 | 顧客契約(Last Revised August 2026・全46ページ)に segregate / segregation の語は1回も出てきません。資金を扱う第20条 Client Money は「承認された銀行または第三者の口座で顧客資金を保有することがある」「当該第三者が破綻した場合、当社は顧客を代理して無担保の請求権しか持たない場合があり、回収額が請求を満たさないリスクに顧客はさらされる」と書いています |
| 貴金属の最大レバレッジ | 貴金属の商品仕様ページは XAUUSD の最大レバレッジを1:2000と記載 | 変動レバレッジ・HMR規約(Last updated June 2026)第4.1項の表は、Metals の最大レバレッジを純資産0〜999.99USDで1:400とし、以降1:200、1:100、1:80、1:40と下げています。1:2000はFXの最上位の値です |
| ライセンスの帰属 | 日本語トップページと会社概要ページは「WeTradeは世界の主要な金融管轄地域でライセンスを取得しており」として、セーシェルFSA SD196 とSVGFSA 1945 LLC 2022 を並べて掲げています | 同じページのフッターは、SD196 を持つのは WeTrade Capital (Seychelles) Limited であり、日本居住者の契約先である WeTrade International LLC はセントビンセント・グレナディーン諸島の有限責任会社登記官に登記された法人だと書いています。顧客契約の当事者は後者で、セーシェルの証券ディーラーライセンスは持っていません |
| SVGFSA の「ライセンス番号」 | 日本語トップページと会社概要ページは「SVGFSA セントビンセント・グレナディーン諸島金融管理局 ライセンス番号:1945 LLC 2022」と記載 | 顧客契約をはじめ全PDFのヘッダーは同じ番号を Registration Number(登記番号)と書き、同ページのフッターも「有限責任会社登録機関(有限責任会社番号:1945 LLC 2022)」と書いています。金融当局が発行したライセンス番号ではありません |
| リクオートなし | 日本語トップページは取引環境の訴求として「リクオートなし」と口座タイプの限定なしに掲げています | 注文執行方針 第1.15項は「相場が速く動く局面では、通常インスタント注文の送信後に、市場価格が動いた時点で顧客にリクオートが提示される。顧客はこの新しい価格を受け入れるかどうかを判断できる」とリクオートの仕組みを規定しています |
| セーシェル法人の登録住所 | 日本語トップページのフッターは WeTrade Capital (Seychelles) Limited の登録住所を「Office 12, 3rd Floor, IMAD Complex, Ile Du Port, Mahe, Seychelles」と記載 | セーシェルFSA の証券ディーラー登録簿(2026-09-09取得)は同社の住所を「Office 10B, 3rd Floor, IMAD Complex, Ile Du Port, Seychelles」としています |
点数と足切りは別のものを見ています。点数は取引条件と開示の充実度を7項目で採点したもの、足切りは4つの条件をすべて満たすかどうかだけを見るものです。WeTrade は4条件のうち3つを満たしました。日本居住者の契約先法人が規約に明記されていること、出金の所要日数を具体的に開示していること、禁止される取引手法が定義されていること。
満たさなかったのは、公開ページと一次資料の間に食い違いがないこと、の1つです。ただし食い違いは6件あり、これは20社のなかで4番目に多い数字です(IS6FXとMilton Marketsの8件、MYFX Marketsの7件に次ぎます)。
誤解のないように書いておきます。不合格は「危険な業者」という意味ではありません。ここで確認しているのは記載の整合性であって、出金拒否などの被害があったかどうかではありません。私は WeTrade で被害の報告を確認していませんし、そういう主張もしていません。
評判をどう評価したか
評判を3点とした根拠
- 日本語の情報:非常に少ない。FXCodex(旧・みんなで海外FX.com)のクチコミは2件で平均3.0点。「特に問題なく出金出来ました」という報告と、出金について尋ねる書き込みだけで、被害の報告も継続的な利用報告も見当たらなかった(2026-09-09確認)。掲示板やSNSの言及もコンテストやスポンサー活動の告知が中心
- 公的な記録:関東財務局が令和5年1月27日に「WeTrade International Ltd.」へ警告書を発出し、金融庁の無登録業者一覧に海外所在業者として掲載。令和7年4月の bitcastle LLC への警告の備考欄でも、所在地が同様もしくは類似する業者として名指しされている
- 読み方の注意:掲載は違法性の確定ではない。警告書の商号(Ltd.)と所在地は現在の顧客契約の記載(LLC/Euro House)と一致しないため、同一の法人かどうかは公開資料からは断定できない
判断:日本語圏に存在する「評判」の中心が行政の警告で、利用者側の記録がほとんどないという状態そのものを減点材料とした。10点満点で3点
コントラクトサイズを「100 ounces」と書くブローカーが、レバレッジでは書き分けていない
商品仕様は、細かく書かれています。XAUUSD のコントラクトサイズを「100 ounces」と単位まで明示しています。
さらに限値・ストップレベル、小数位数、最大ロット、取引時間まで、サーバー時間の注記つきで公開されています。20社のうち、ゴールドのコントラクトサイズを公開していないブローカーは10社です。
単位まで書いているブローカーはさらに少ないので、この点は評価できます。変動レバレッジの段階表と HMR の適用時間を規約で明示している点も、条件を設計に落とし込みたい人には使える情報です。入出金手数料が無料で、USDT に対応している点も、運用の手間としては軽くなります。
離れているのは、公開ページと規約の距離です。ゴールドの最大レバレッジ、分別管理、ライセンスの帰属、リクオート。どれも、公開ページだけを読んだ人と規約を読んだ人とで、まったく違う理解になります。20社のうち、食い違いが0件だったのは2社(XMTrading と AXIORY)です。
EA を回す環境としても、条件が読みにくいブローカーです。第25条(j)は EA の機能を「WeTrade の裁量で」提供されるものと位置づけ、推奨も保証もしないと明言しています。第3.13項はスキャルピングを定義なしで重大な違反とし、ほぼ同時の両建てをアービトラージに含めています。
HMR 期間中には決済が拒否されることがある、と同社自身が説明しています。ゴールドの EA を長く走らせる用途では、この3つが同時に効いてくる場面が想定できます。
税金の扱い
税金の扱い(海外FX共通)
国内のFX業者と海外のFX業者では、利益にかかる税金の計算方法が違います。ここはブローカーごとの差ではなく、海外FX全体に共通する話です。
| 区分 | 雑所得(総合課税)。国内業者は申告分離課税です |
|---|---|
| 税率 | 給与など他の所得と合算した金額に対する累進課税。国内業者の一律20.315%とは異なります |
| 損失の繰越 | できません。国内業者は最長3年繰り越せます |
| 他社との損益通算 | 海外FX同士は通算できますが、国内業者の損益とは通算できません |
| 確定申告 | 給与所得者は年間の利益が20万円を超えると申告が必要です |
具体的な税額や申告の可否は所得状況によって変わります。判断に迷う場合は税務署または税理士にご確認ください。
WeTrade のよくある疑問
WeTradeで日本人が契約する相手はどこの法人ですか?
WeTrade International LLC です。セントビンセント・グレナディーン諸島の有限責任会社で、登記番号は 1945 LLC 2022、登録住所は Euro House, Richmond Hill Road, Kingstown です。顧客契約の冒頭と全PDFのヘッダーに書かれています。日本語トップページが掲げるセーシェルFSA のライセンス(SD196)は、WeTrade Capital (Seychelles) Limited という別の法人に対するもので、契約相手にはセーシェルの証券ディーラーライセンスはありません。
ゴールド(XAUUSD)のレバレッジは2000倍ですか?
貴金属の商品仕様ページには1:2000と書かれていますが、変動レバレッジ規約(2026年6月更新)第4.1項の表は、Metals の上限を純資産0〜999.99USDで1:400、1,000〜9,999.99USDで1:200、10,000〜99,999.99USDで1:100、100,000〜999,999.99USDで1:80、100万USD以上で1:40としています。同じ会社の公開ページと規約で数字が違うので、口座を開く前に必ず原文を確認してください。
WeTradeでEA(自動売買)は使えますか?
使えます。MT4・MT5に加えてVPSとMAM口座も用意されています。ただし顧客契約 第25条(j)は、EAやトレーリングストップの機能は「WeTrade の裁量で」顧客に提供されるものであり、同社はこれを推奨も保証もしないと書いています。加えて第3.13項が、買い注文と売り注文を同時もしくはほぼ同時に出す取引をアービトラージとして禁止し、スキャルピングを重大な違反と定めています。スキャルピングの定義は書かれていません。
スキャルピングはできますか?
顧客契約 第3.13項は「スキャルピングは当社の規約の重大な違反とみなされ、WeTrade は絶対的な裁量で取引の決済・差替え・反転、または口座の即時閉鎖を行うことができる」と規定しています。ただし何秒以内の保有がスキャルピングにあたるのか、といった基準は置かれていません。規約に日本語版はないので、原文(英語)で確認してください。
出金は何日かかりますか?
顧客契約 第10.2項は「書面による指示の受領日から7営業日以内」と定めています。よくある質問は「通常2時間から1営業日以内」、入出金ページは USDT が即時反映、国内銀行送金が即日反映、カードが最短20分と書いています。規約の7営業日が上限、公開ページの数字が運用の目安、という読み方になります。
顧客資金は分別管理されていますか?
入出金ページと会社概要ページは「一流銀行で分別保管」と書いていますが、顧客契約の46ページに segregate / segregation の語は1回も出てきません。資金を扱う第20条は、承認された銀行または第三者の口座で保有することがあり、その第三者が破綻した場合は無担保の請求権しか持たない場合があると書いています。
ゼロカット(追証なし)はありますか?
顧客契約 第3.15項に、マイナス残高をゼロに戻す仕組みがあると書かれています。ただし同じ項の後段で「マイナス残高保護は当社の裁量で提供されるものであり、セントビンセント・グレナディーン諸島法のもとで保証されるものではない」「取り下げ、変更、制限されることがある」とも書かれています。複数口座を通算して差引きすること、出金前にマイナス分を相殺することも同じ項に規定されています。
休眠口座の手数料はかかりますか?
顧客契約 第11.1項は、90暦日にわたって取引がない口座を Inactive とし、残高・有効証拠金がゼロの Inactive 口座を dormant として扱い、閉鎖する権利を留保すると定めています。手数料の定めは見当たりません。再開するには書面で連絡し、本人確認書類の再提出を求められることがあります。
WeTradeは金融庁の警告を受けていますか?
関東財務局が令和5年1月27日に「WeTrade International Ltd.」に対して警告書を出し、金融庁の無登録業者一覧に掲載されています。掲載は違法性が確定したことを意味しません。なお警告書の商号は Ltd.、所在地は First Floor, St. Vincent Bank Ltd Building, James Street, Kingstown で、現在の顧客契約の記載(LLC/Euro House, Richmond Hill Road)とは一致しません。
調査結果
46ページを検索して、分別管理の語がないことまで確認しました。資金が実際にどう扱われているかは、文書からは分かりません。
推測で埋めた箇所はありません。
このページの判定は、絶対的な評価ではありません。上の調査基準日の時点で公開されていた一次資料(ブローカー自身が公開している利用規約・顧客契約・入出金ポリシー・ボーナス規約などの原文と、当局の公表資料)をもとにした、私の記録です。公開情報は変わります。規約は3か月に一度読み直し、変更に気づいた時点で記事を直して更新履歴に残します。
基本情報
| 英文ブランド名 | WeTrade |
|---|---|
| 検索用タイトル(title タグ) | WeTrade(ウィートレード)の評判・出金・ゴールド|規約で独自調査 |
| 公式サイトURL(日本語) | https://www.wetrade.com/jp |
| 設立年 | 会社概要ページは「2015年に英国で設立」と記載(法人名の記載なし)。日本居住者の契約先法人の登記は2022年 |
| 日本居住者の契約先法人名 | WeTrade International LLC(セントビンセント・グレナディーン諸島) |
| 契約先法人の登記番号 | 1945 LLC 2022(顧客契約の表記は Registration Number) |
| 契約先の監督当局 | 契約先法人の金融ライセンスは確認できない(有限責任会社としての登記のみ)。同名の別法人 WeTrade Capital (Seychelles) Limited はセーシェルFSAの証券ディーラー登録簿に掲載 |
| 契約先を監督する当局の水準 | 登記のみ |
| 契約先のライセンス番号 | 契約先法人にはなし(SD196 は WeTrade Capital (Seychelles) Limited に対するもの) |
| 契約先の登記住所 | Euro House, Richmond Hill Road, Kingstown, St. Vincent and the Grenadines |
| 日本居住者が投資家補償基金の対象か | 対象外 |
| 契約先カードの注意書き(読み違えやすい点) | 日本語トップページが掲げるセーシェルFSAのライセンス(SD196)は、*WeTrade Capital (Seychelles) Limited という別法人*に対するものです。日本居住者の契約先である WeTrade International LLC には、*セーシェルの証券ディーラーライセンスはありません*。登記番号(1945 LLC 2022)を「金融管理局のライセンス番号」と書いている公開ページもあります。 |
日本市場
| 金融庁 無登録業者一覧への掲載 | あり |
|---|---|
| 掲載時期(掲載ありの場合) | 令和5年1月 |
| 一覧に記載された法人名 | WeTrade International Ltd. |
| 日本市場へのサービス開始時期 | 不明 |
| 日本語サポートの対応時間 | japansupport@wetrade.com(メールのみ。問い合わせページの「ライブチャット」ボタンも同じメールアドレスへのリンク) |
| 日本人スタッフ | 不明 |
| アクセス指標の計測時点 | 2026年8月(Similarweb 表示。2026-09-09 取得) |
| 規模についての判定 | Similarweb の wetrade.com の推計(2026-09-09取得、表示2026年8月)は、世界順位66万位台、訪問の76.7%がメキシコ、1訪問あたり1.06ページ、平均滞在1秒、前月比+770%。日本は国別上位に入らず、人が読んだ形跡のない値で、日本語サイトの利用実態を示していない。他社と同じ物差し(日本からの訪問数)を当てられないため、規模については判定しない。会社概要ページの「50万以上のアクティブ顧客」は同社の公表値で、日本人ユーザー数を示すものではない。 |
取引環境
| 口座タイプ | STD/ECN/STP/アフィリエイト/イスラム(スワップフリー) |
|---|---|
| 口座カードの副題 | STD・ECN・STP の3つ。違うのはコストの取り方と最低入金額だけです |
| 口座タイプ別の条件(カード) | 口座名 | 最低入金 | EURUSD 平均スプレッド | 取引手数料 | 強制決済 | 最小ロット STD | 10USD | 1 | +なし | 20% | 0.01 STP | 10USD | !1.8 | +なし | 20% | 0.01 ECN | 100USD | +0 | !1ロット往復 7USD | 20% | 0.01 |
| 口座カードの注意書き(選び方の分かれ目) | 3口座は、プラットフォーム(MT4/MT5)・口座通貨・強制決済比率20%・最小ロット0.01・1注文あたり最大100ロット・限値ストップレベルまで同じで、*違うのはコストの取り方と最低入金額だけ*でした。*STP のほうが STD よりスプレッドが広い*という並びになっていて、名前から受ける印象と逆です。STP を選ぶ理由は、公開されている数字からは読み取れませんでした。 |
| 最大レバレッジ | FX 最大2000倍(口座純資産に応じて自動で変動)。貴金属は変動レバレッジ規約の上限が400倍 |
| ロスカット水準 | 20% |
| マージンコール水準 | 記載が見当たらない |
| 最小取引単位 | 0.01 |
| 1取引あたりの最大数量 | 100(1注文あたり。ゴールド・シルバーは1000) |
| 取扱銘柄数 | 120以上(公表値) |
| プラットフォーム | MT4/MT5/WeTradeアプリ/WeTrade Social/MAM/VPS |
| 口座通貨 | JPY ほか |
| 約定方式 | 市場執行(Market Execution) |
コスト
| EURUSD 平均スプレッド | STD口座 0.9〜1.0(公表の平均値)/ECN口座 0+往復7USD |
|---|---|
| XAUUSD 平均スプレッド | 公式が出しているのは貴金属ページの「スプレッドはわずか0.08 pipから」という最小値だけで、口座タイプ別の数値表は見当たりません |
| 取引手数料 | STD・STP 0/ECN 7USD |
| スワップフリー | イスラム口座で対応(スタンダード・ECN・STP・アフィリエイトが対象)。ただし無期限ではなく、公式のイスラム口座ページには「最長14日間」と書かれています |
| GOLD 1ロットのコントラクトサイズ(契約サイズ) | 100オンス(XAUUSD)。GAUCNH は1000グラム |
EA・自動売買
| EAの使用(公式FAQ) | 可 |
|---|---|
| スキャルピング(公式FAQ) | 記載なし |
| スキャルピング(規約側) | 禁止事項として明記 |
| 両建て | 可。ただしHMR期間中に片側を決済すると証拠金不足になる場合、システムが決済を拒否する |
| 禁止取引手法が具体的に定義されているか | されている |
| 禁止取引手法の内容(条項番号つき) | 顧客契約 第3.13項。アービトラージを「インターネットのレイテンシ、技術的問題による遅延価格、その他の状況を利用して利益を得る取引手法、または買い注文と売り注文を同時もしくはほぼ同時に出す取引」と定義し、プラットフォームの容量を保つためにこれを行わないことに顧客が同意する、と書いています。同じ項の後段で「スキャルピングは当社の規約の重大な違反とみなされ、WeTrade は絶対的な裁量で取引の決済・差替え・反転、または口座の即時閉鎖を行うことができる」と規定していますが、スキャルピングの定義(保有時間や約定回数の基準)は置かれていません。 |
| 知っておくべき3点(カード) | 第20条 Client Money | 46ページの顧客契約に *segregate も segregation も1回も出てこない*。顧客資金はセントビンセント域外の第三者口座で保有することがあり、その破綻時は*無担保の請求権しか持たない場合がある*と書く | 入出金ページと会社概要の「一流銀行で分別保管」とは方向が逆。回収額が全顧客の請求を満たさないリスクに顧客はさらされる、と規約自身が書いている 第3.15項 | 前半でマイナス残高保護を*全口座に提供する*と書き、同じ項の後半で*「当社の裁量で提供されるもので、法のもとで保証されるものではない」*と締める | 提供していると書いた条項が、同じ場所で保証しないと書いている。取り下げ・変更・制限があり得る 第3.13項・第3.16項 | アービトラージは*レイテンシや遅延価格を使う取引*と定義される一方、*スキャルピングには定義がないまま「重大な違反」*とされ、該当すれば決済・差替え・反転ができる | 何をもってスキャルピングとするかが書かれていないので、EAが該当するかどうかを事前に判断できない |
| 3点カードの注意書き(実務上どう受け止めるか) | 分別管理を条件にしている人には、*規約に記載がない*という一点がいちばん重く効きます。EAを走らせるなら、スキャルピングの定義がないまま第3.13項の対象になり得る点を先に理解しておいてください。 |
| VPS | あり |
入出金
| 入金方法 | USDT(即時着金)/国内銀行送金(一部の国・地域のみ)/クレジット・デビットカード |
|---|---|
| 出金方法 | USDT/国内銀行送金/クレジット・デビットカード |
| 出金手数料 | WeTrade は請求しない(カードは銀行の規定に基づく) |
| 出金所要日数(公開ページの表記) | よくある質問は「通常2時間から1営業日以内」。入出金ページは USDT 即時反映、国内銀行送金 即日反映、カード 最短20分 |
| 出金所要日数(入出金ポリシー等の文書) | 顧客契約 第10.2項「書面による指示の受領日から7営業日(seven (7) Business Days)以内」 |
| カード出金の上限 | 記載が見当たらない |
| 第三者名義の扱い | 第三者名義の資金は、コンプライアンスが法的・AML上の根拠を文書で確認して承認した場合を除き認められない(顧客契約 第10条・第11条の間の記述) |
| 出金所要日数(私の実測) | 私自身の実測はまだありません。公開されている数字と規約の記載だけを載せています。 |
口座開設
| 本人確認に必要な書類 | 政府発行の本人確認書類(マイナンバーカード、パスポートなど)と住所確認書類。住所確認書類は出金手続きの前に完了させることも可能 |
|---|---|
| 口座開設の所要時間 | 記載が見当たらない |
規約
| 確認した規約の版数・改訂日 | Client Agreement: Last Revised August 2026/Dynamic Leverage and HMR: Last updated June 2026 |
|---|---|
| 規約のURL | https://www.wetrade.com/jp/legal-documents |
| 休眠口座手数料 | 手数料の定めは見当たらない |
| 休眠手数料が事前に開示されているか | 規約に記載なし |
| 規約改訂に顧客の事前同意が必要か | 不要 |
| 利益取消・取引無効化の条項 | 第3.13項により、アービトラージまたはスキャルピングに該当するとWeTradeが判断した取引は、絶対的な裁量で決済・差替え・反転できると規定されています。利益の取消しについて、対象範囲・金額・異議申立ての手続を定めた条項は見当たりません。 |
| ボーナス規約の要点 | デモコンテスト・ライブコンテスト・ポイントモール・会員クラブなどのプロモーションが日本語ページに掲載されていますが、法的文書の一覧(8文書)にボーナス規約にあたる独立した文書はありません。 |
調査・開示
| 調査基準日 | 2026-09-09 |
|---|
WeTrade は、取引条件の細部を丁寧に公開しているブローカーです。同時に、公開ページの表示と規約の記載が食い違う箇所が6件あり、これも14社のなかで最も多い数字になりました。
ゴールドの最大レバレッジが5倍違う、分別管理を約束するページの一方で規約には該当する語が1つもない、ライセンスを持つ法人と契約する法人が違う。どれも、口座を開く前に知っておいたほうがいい種類の違いだと思います。
すでに口座を持っている人に閉じるべきだと言うつもりはありません。ただ、ゴールドのレバレッジを前提にした設計をしているなら、規約 第4.1項の表を一度自分の目で確認してください。
結論はこうです。最大2000倍という数字そのものより、どの文書を自分の契約条件として見ればいいのかが分からないことのほうが問題です。商品仕様表なのか、変動レバレッジ規約なのか。同じブローカーが両方を公開していて、数字が5倍違う。私はそこで止まりました。
この記事は2026年9月9日時点の一次資料に基づいています。規約は3か月に一度読み直し、変更があれば記事を直して更新履歴に残します。WeTrade の法的文書と主要な公開ページは変更監視の対象に登録しました。
貴金属のレバレッジが公開ページと規約で違う件は、ゴールドの取引条件のページにも数字を載せています。足切り基準の全文は調査方針です。
今回いちばん大きかったのは、公開ページにある言葉が、契約書のどこにも無いという形の食い違いでした。矛盾ではなく、裏づけが取れないという状態です。
出典
- WeTrade 日本語トップページ
- WeTrade 法的文書の一覧
- WeTrade 顧客契約(Client Agreement/Last Revised August 2026・全46ページ・PDF)
- WeTrade 変動レバレッジおよび高証拠金要求(HMR)規約(Last updated June 2026・PDF)
- WeTrade 注文執行方針(Order Execution Policy・PDF)
- WeTrade 利用規約(Terms of Use・PDF)
- WeTrade 返金規約(Refund and Return Policy・PDF)
- WeTrade マネーロンダリング防止・テロ資金供与対策方針(PDF)
- WeTrade プライバシー・個人データ保護方針(PDF)
- WeTrade Social 規約(PDF)
- WeTrade 取引口座(口座タイプの一覧)
- WeTrade 証拠金・レバレッジ
- WeTrade 貴金属(金・銀の商品仕様)
- WeTrade スプレッド一覧
- WeTrade 入出金
- WeTrade よくある質問
- WeTrade 会社概要
- セーシェル金融サービス庁(FSA) 資本市場・規制対象事業者の一覧(Securities Dealer)
- 関東財務局 無登録で金融商品取引業等を行う者について(WeTrade International Ltd.)
- 金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について
- 英国 Companies House 法人検索(「wetrade」の検索結果・2026-09-09確認)
調査基準日:2026-09-09 / 取引条件・規約は予告なく変更される場合があります。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。




















