最終更新:2026年10月10日

このページの結論

ゴールド(XAUUSD)の取引条件は、公開情報だけでは比較できません。調べた30社のうち、契約サイズの数値を公開しているのは15社(数量をロットで指定する会社だけを数えています。オンス単位で指定する iFOREX は、公開はしていますがこの数に入れていません)。スプレッドの数値を出しているのは16社。取引時間を時刻で書いているのは16社、ロスカット水準を書いているのは25社です。残りは「取扱あり」とだけ書いて、条件を出していません。ここに並べたのは、比較の結果ではなく、比較しようとして分かったことです。

ゴールドは「最大レバレッジ何倍」「スプレッド何pips」という数字だけでは比べられません。1ロットが何オンスなのか。口座の最大レバレッジがゴールドにも適用されるのか。ロット数や時間帯で下がらないのか。EA(自動売買プログラム)の利用が文書で認められているのか。スプレッドの数字がどの単位で書かれているのか。ここが揃わないまま数字を横に並べても、同じものを比べたことにはなりません。以下は、30社がこれらをどこまで公開していたかの記録です。

海外FXブローカー30社について、ゴールドの取引条件を同じ項目で並べました。並べたのはコントラクトサイズ(契約サイズ)、XAUUSDのスプレッド、EAの可否、スワップポイント、最大レバレッジ、ゴールドの取引時間、ロスカット水準の7項目です。数字は各ブローカーの公開ページから取り、必要に応じて利用規約や取引条件などの一次資料も確認しています。どのブローカーが優れているかを決めるためのページではありません。

並べて分かったのは、公開されている範囲がブローカーごとに大きく違うことでした。数字まで出しているブローカーもあれば、「取扱あり」で止まっているブローカーもあります。確認できなかった項目は推測で埋めず、「見つけられませんでした」と記録しています。どのブローカーのどの項目が埋まらないのかも、比較の結果の一部だと考えているからです。

ここに出る数字はすべて各ブローカーの公表値で、私が実測したものではありません。実測は同じEAを走らせて別のページに記録しています(いまは1社ぶんです)。

項目 30社のうち、数値を公開している社数
1ロットのコントラクトサイズ 15社(うち単位まで明示しているのは6社)
XAUUSDのスプレッド 16社
ゴールドの取引時間 16社(時刻まで記載)
ロスカット水準 25社(うちゴールドの行に書いているのは1社)
EAの可否 可 22社/不可 1社/記載なし 7社

30社のゴールド条件

横にスクロールできます

ブローカーゴールドのコントラクトサイズXAUUSDスプレッドEA利用スワップ最大レバレッジ
AXIORY(アキシオリー)コントラクトサイズ 100.00公式サイトでリアルタイム表示可あり最大2,000倍(マックス口座)
XMTrading(エックスエム)記載が見当たりません「平均スプレッド」という名目の掲載は見当たりませんが、…記載なしKIWAMI極口座のみ最大1,000倍(Zero口座は最大500倍)
FXGT(エフエックスジーティー)契約サイズ 100(Optimus/PRO/ECN/Mini/Standard の全…口座タイプ別の最小スプレッドは公開されているが、XAUUSD…記載なし口座タイプにより「スワップフリー日数」が設定されているOPTIMUS 最大5,000倍/STANDARD 最大2,000倍/PRO・ECN ZER…
ThreeTrader(スリートレーダー)記載が見当たりません記載が見当たらない可記載が見当たらない1000倍(両口座)
HFM(エイチエフエム)記載が見当たりませんXAUUSD の商品ページと Metals 一覧に、口座タイプ別の数値記載なしあり最大2000倍(ゴールドのレバレッジ欄は、KATANA口座が「制…
EBC Financial Group(イービーシー)記載が見当たりません記載が見当たらない可記載が見当たらない500:1(両口座)
Axi(アクシ)XAUUSD 100(プロダクトスケジュール MT4・MT5 の p17「STA…GOLD:Standard 16セント/Pro・Elite 9セント記載なしあり最大1000倍(銘柄により500倍など)
Tradeview(トレードビュー)記載が見当たりません記載が見当たりません可記載が見当たりませんXLev 1:400、ILC 1:200、EDGE ILC 1:100(英語の口座タイプ…
TitanFX(タイタンFX)記載が見当たりません貴金属ページの「貴金属(メタル)スプレッド」表に、XAU/USD…可提供していません最大1,000倍(Zeroスタンダード・Zeroブレード)/最大2,00…
BigBoss(ビッグボス)口座の種類ページに「GOLD_USD: 1Lot = 100 units」と記載公式サイトに平均スプレッドの掲載を確認できず可記載が見当たりません(スワップ・よくあるご質問を確認)オメガ・デラックス 最大2,222倍/スタンダード・プロスプ…
Exness(エクスネス)1ロット=100トロイオンスゴールドは0.3pips〜(公式コモディティページ)可一部銘柄はスワップ無料表記は全口座「1:Unlimited」
IC Markets(アイシーマーケッツ)記載が見当たりません銘柄別の数値が見当たりません可イスラム口座あり(口座一覧に記載)FX 最大1:5000(段階制
XS.com(エックスエス)1ロット=100オンス(セント口座は1オンス、マイクロ口座は…1.9 pips(スタンダード口座・手数料なし)/0.88 pips(エ…可口座タイプページに「スワップフリー ✓」の記載あり1:2000(ゴールドとFXメジャー通貨
VT Markets(ブイティーマーケッツ)1ロットあたり100オンス(XAUUSD)数値の記載が見当たりません(ゴールドページは「スプレッ…記載なしあり(スワップフリー口座ゴールド(XAUUSD)は最大2000:1、取引口座ページは全口座…
Vantage Trading(ヴァンテージ)記載が見当たりません(2026-09-24に再確認)記載が見当たりません(2026-09-24に再確認)可プレミアム口座で暗号資産ペア(JPYペアを除く)が最長3日…スタンダード・ECN 最大1000倍、プレミアム 最大2000倍(公…
Tickmill(ティックミル)契約サイズ 100(単位の明記なし最小0.08/標準0.09(XAUUSD の商品仕様ページ記載なしあり(イスラム口座)1:1000(変動レバレッジ
IS6FX(アイエスシックスエフエックス)マイクロ口座(XAUUSD.mcr)1、そのほかの口座(.std/.pro…スタンダード・マイクロ・6666倍・2000倍・EX・クリプト 4.…可記載が見当たらない口座残高で段階的に下がる変動制
DecodeFX(デコードFX)契約サイズの記載が見当たりません「0.0pipsから」と書かれているだけで、実数の一覧は見当た…可スワップフリー口座の記載は見当たらない(スワップ自体は…2,000倍(公開ページの表記
Traders Trust(トレーダーズトラスト)1ロットの価値 100(公開ページ /ja/trading/conditions/ma…クラシック 最小3.5/平均4.5(スプレッド表に単位の記載が…可あり(クライアントサービス契約 7.)最大1:3000(MT4のダイナミックレバレッジ、対象Forex33ペ…
Milton Markets(ミルトンマーケッツ)1スタンダードロット=100 oz公開値が2系統あり、一意に確定できません可スワップフリー口座の記載は見当たらない(スワップ自体は…口座により1:100〜1:1000
NordFX(ノードFX)契約サイズの記載が見当たりません記載が見当たりません可あり(付属書01「用語と定義」がSwap Free Specificationを…1:1000(公開ページの表記)
TradeQuo(トレードクオ)Standard・Row・Limitless(銘柄 XAUUSDs)は 100、Zero(…XAUUSDs:Standard 15ポイント(手数料なし)、Row・Limitl…可あり(FAQに「スワップフリー口座とは?」「スワップフリー…一覧としての記載が見当たりません(FAQに「どのような種類…
Land Prime(旧LAND-FX)記載が見当たらないKAMINARI 0.9/ECN 1.2/Prime 3.0/Cent 3.0(口座タイプ…可KAMINARI口座がスワップフリー商品別にFX・貴金属(XAUUSD/XAUUSD_m/XAGUSD)が2,000倍…
HYCM(エイチワイシーエム)契約サイズの記載が見当たりません記載が見当たりません可あり(取引条件 Terms of Business 1.7 Islamic Accounts)公開ページに記載が見当たりません
iFOREX(アイフォレックス)ロット制ではなく、オンス単位で数量を指定します金は最小68pips=価値0.68(同上)不可なし最大400倍(主要通貨ペアの証拠金率0.25%)
WeTrade(ウィートレード)100オンス(XAUUSD)公式が出しているのは貴金属ページの「スプレッドはわずか0…可イスラム口座で対応(スタンダード・ECN・STP・アフィリエ…FX 最大2000倍(口座純資産に応じて自動で変動)
FXCC(エフエックスシーシー)貴金属ページ(/ja/metals)の「契約サイズ」欄に「100オン…記載が見当たりません可あり(口座タイプページに「イスラム教のアカウント」の記…1:1000(公開ページの表記)
FXDD(エフエックスディーディー)契約サイズの記載が公開ページに見当たりません公開ページの一覧表が読み込まれず、確認できませんでした可あり(利用規約 80. Islamic/Swap-Free Accounts 第80.1項…1000倍(マックスレバレッジ口座
EMCTrading(イーエムシートレーディング)記載が見当たりませんCommodities ページと Forex ページに、口座タイプ別の数値記載なし記載が見当たらない1000倍(Standard・Micro)/500倍(Zero・Zero-M)
MYFX Markets(マイエフエックスマーケッツ)Product Schedule の Bullion, Metals & Commodities 表は …銘柄別の数値が見当たらない可スワップフリー口座の記載は見当たらない公開ページは最大1,000倍(FX商品

全社同一の基準で採点しています。判定は登録された調査データから自動計算されます。

この表は、どのブローカーが一番良いかを決めるためのものではありません。各ブローカーがゴールドについて何を公開しているかを、同じ項目で確認するための表です。数字が入っていることと、比較できることは別です。同じ欄に並んでいても、単位も、その数字が適用される条件も、ブローカーごとに違います。

表の「最大レバレッジ」は、各ブローカーが掲げている最大値です。XAUUSDに実際に適用される倍率とは限りません。ゴールドを別枠で下げているブローカー、保有ポジションのロット数や口座の純資産で段階的に下がるブローカー、時間帯で制限するブローカーがあります。詳しくは下のレバレッジの節に書いています。

「EA」の欄が見ているのは、EAの利用が文書で認められているかどうかです。MT4・MT5を提供しているかどうかとは別の項目です。

点数と足切りの判定は比較ページにあります。ここは条件だけを見ています。

ゴールドの1pipsを金額にできるのは、30社のうち1社でした

この表を作っていて、いちばん驚いたのがここです。「ゴールドの1pipsはいくらか」を公開情報だけで計算するには、1ロットが何オンスかと、その会社が価格のどの桁を1pipと呼ぶかの2つが要ります。

ゴールドの1pipsを、公開情報だけで金額にできるか

30社
調べたブローカーゴールドを扱っている会社を全部
14社
契約サイズを数値で公開1ロットが「100」などと書いてある
6社
単位まで書いているその100がオンスなのか何なのかが分かる
2社
pipsと金額の対応も公開1pipが価格のどの幅かを、金額で示している

両方そろっていて、1pipsの金額を自分で計算できるのは1社です。iFOREXはpipsと金額の対応を書いていますが、ロット制ではなくオンス単位で数量を指定するので、契約サイズという形になっていません。
調べたブローカーの数だけレコードから数えています。あとの3つは、2026年9月27日に公開資料を読んだ判定です。

段ごとに落ちていきます。契約サイズを数値で出しているのが15社、その単位まで書いているのが6社、pipsと金額の対応まで書いているのが2社です。

読み方はゴールドの1pipsはいくらかに書きました。単位が分からない数字を他社と並べても、比べたことにはなりません。

コントラクトサイズを公開しているのは30社中16社

ゴールドの1ロットが何オンスか。これが分からないと、必要証拠金も、1pipsの価値も、損切り幅も計算できません。EAを載せるなら最初に要る数字です。

「ロット」は量の単位ではなく倍率で、1ロットが実際に何オンスを指すかはブローカーが決めています。このコントラクトサイズが揃っていないと、同じ0.01ロットでも取引している量が違います。ロット・コントラクトサイズ・トロイオンス・pips といった語が30社でどう食い違っていたかは、ゴールドの取引条件を読むための用語にまとめました。

公開していたのはAXIORY、BigBoss、Exness、FXGT、iFOREX、IS6FX、WeTrade、XS.com、Milton Markets、VT Markets、Tickmill、Traders Trust、FXCC、Axi、MYFX Markets、TradeQuoの16社でした。このうち iFOREX はロット制ではなくオンス単位で数量を指定するので、上のファネルの「契約サイズを数値で公開」15社には数えていません。

MYFX Markets は、2026-10-04にこの側へ移しました。それまでは「数字が見当たらない」側に置いていましたが、Product Schedule の表には Contract Size「100 USD」という数字があります。オンスという単位ではないので1ロットが何オンスかは分かりませんが、「数字がない」と書いていたのは私の分類の誤りでした。

残る15社は次のとおりです。XMTrading、TitanFX、HFM、ThreeTrader、EBC Financial Group、EMCTrading、Tradeview、Land Prime、IC Markets(IC)、FXDD、DecodeFX、NordFX、HYCM、Vantage Trading——は、公開ページで見つけられませんでした。銘柄名(XAUUSD)と「取扱あり」は書いてあります。数字がないだけです。

「100」と書いてあっても、その100がオンスだと書いているブローカーは、30社のうち6社でした。Axi は XAUUSD.min の行だけ単位を書いているので、ここには数えていません。MYFX Markets は「100 USD」と、オンスではない単位で書いています。

同じ「1ロット」でも、動く量は100倍ちがいます

ロットは量の単位ではなく倍率で、1ロットが何オンスを指すかはブローカーが決めています。口座タイプで変える社もあります。

横の長さが、1ロットで動く量です。同じ縮尺で並べています100 オンス
単位まで「オンス」と書いていたのは6社
100
数字だけで、何の100かは書いていない7社
100 USD
MYFX Markets。重さではなく通貨の単位が付いています
50 オンス
TradeQuo の Zero 口座(XAUUSD-)だけ
10 オンス
Axi の XAUUSD.min
1
IS6FX のマイクロ口座、Axi のセント口座、VT Markets の XAUUSD247

契約サイズを数値で公開していたのは30社中15社で、残りは公開ページで見つけられませんでした。いちばん下の行は、上の行の100分の1です。同じ0.01ロットと打っても、口座が違えば取引量が100倍変わります。iFOREX だけはロットという単位を使わず、オンスで数量を指定します(最小0.35オンス)。

次の表は、コントラクトサイズを「100」という数量で書いている15社です。IS6FX と TradeQuo は口座タイプで数字が変わるので、表の中で両方の数字を書いています。iFOREX だけは書き方そのものが違うので、表の下に分けて書きます。

ブローカー 表記と、その出どころ 単位
Exness 1ロット=100トロイオンス 明示あり
WeTrade 100 ounces 明示あり
XS.com 契約仕様の表に「100 オンス」 明示あり
Milton Markets 口座タイプのページに「1スタンダードロット=100 oz」 明示あり
AXIORY コントラクトサイズ 100.00 なし
BigBoss 1Lot = 100 units なし
FXGT コントラクトサイズ 100 なし
VT Markets ゴールドページの仕様表に「1ロットあたり100オンス」(XAUUSD247は1オンス、GAUUSDは100グラム) 明示あり
Tickmill XAUUSD の商品仕様に「契約サイズ 100」(ロットサイズも100) なし
Traders Trust 証拠金とレバレッジのページの「1ロットの価値」欄に「100」 なし
FXCC 貴金属ページの「契約サイズ」欄に「100オンス」 明示あり
Axi 公開ページではなく、PDFのプロダクトスケジュール p17 に「100」(セント口座の XAUUSD.c は 1、ミニの XAUUSD.min は「10 ounces」) XAUUSD はなし/XAUUSD.min のみ明示あり
MYFX Markets Product Schedule の Bullion, Metals & Commodities 表に XAUUSD の Contract Size「100 USD」 USDと書いてあり、オンスではない
IS6FX 貴金属ページ「契約サイズ(1lot)」欄に、マイクロ口座(XAUUSD.mcr)は 1、そのほかの口座(.std/.pro/.ex/.ecn)は 100 なし
TradeQuo 口座仕様ページの貴金属の表に、Standard・Row・Limitless(XAUUSDs)は 100、Zero(XAUUSD-)は 50。週末銘柄の GOLD247 は 100(2026-10-08取得) なし

Axi は、2026-10-03にこの表へ追加しました。公式サイトの商品ページには契約サイズの表記がなく、それまでは「公開ページに明示なし」と書いていました。数字があったのは、28ページのPDFのプロダクトスケジュール(Effective 6 October 2026・2026-10-07取得)です。

p17 の「STANDARD, PREMIUM & ELITE ACCOUNT CONTRACT SPECIFICATIONS: BULLION SPOT CFDS」に XAUUSD の行があり、契約サイズ 100、1ロットのpip価値 USD 100 per 1.00、最小0.01ロット・最大20ロット、最大レバレッジ 1000:1 と並んでいます。

同じPDFの p8(セント口座)では XAUUSD.c が 1、p12(ミニ)では XAUUSD.min が「10 ounces」と単位まで書かれています。同じ会社の中で、単位を書く銘柄と書かない銘柄が混ざっていました。

公開ページだけを見て「書いていない」と判断すると、こうして間違えます。「見つけられませんでした」の側に残っている15社も、PDFの商品仕様まで開けば数字が出てくる社があるはずです。順に引き直します。

見つからなかった3社で、どこを開いたか

Axiで見つかったので、残りも同じようにPDFの商品仕様を探しました。2026-10-03に、3社ぶんを描画後の画面まで見て確かめています。

HFM:貴金属ページの表は、銘柄・銘柄内容・狭いスプレッド・最大レバレッジ・スワップ値・取引時間の6列でした。契約サイズの列そのものがありません。XAUUSDの最大レバレッジは「制限なし」、最小スプレッドは0.08です。

XMTrading:貴金属ページには表が2つあります。スポットメタルの表は、シンボル・ミッドレート・最小スプレッド・最大レバレッジ・オーバーナイト調整の列で、契約サイズはありません。もう一方の先物の表(PLAT-JAN27・PALL-DEC26)にだけ「1ロットあたりの価値」という列があり、10と入っています。先物には書いてあって、スポットのゴールドには書いていない、という形でした。

TradeQuo:口座仕様ページには「契約サイズ」の列があり、外国為替は100000と入っています。ただし2026年9月24日に見たときは、「アセットを選択」の貴金属タブを押しても表が外国為替のまま変わりませんでした。日本語サイトマップには銘柄ごとのページがあり、XAGUSD(銀)と XPDUSD(パラジウム)はありますが、XAUUSD(金)のページはありません。/ja/markets/metals/xauusd は404です。

トップページには「24/7ゴールド取引が遂に登場!」と出ています。看板にしている商品の仕様ページだけが無い、という状態でした。

これが2026-10-08に変わりました。同じページを開くと、貴金属のタブが効いて表が出ます。Standard・Row・Limitless の3つは銘柄名が XAUUSDs で契約サイズ100、Zero だけが XAUUSD- で契約サイズ50。同じ会社の中で、1ロットの大きさが2倍違います。単位は書かれておらず、数字だけです。

週末も動く GOLD247 は契約サイズ100で、証拠金率は2%。ほかの貴金属が1%、XAUUSDs が「動的に最大0.1%」なので、週末銘柄だけ必要証拠金が重く設定されています。

読めなかったページが、読めるようになることがあります。タブが効かない、404、描画されない——どれも「記載がない」とは違います。変更監視で差分が出たので気づきました。

Vantage Trading は、2026年9月24日に「見つけられませんでした」の側へ移しました。9月上旬までは商品仕様の表に「コントラクトサイズ 100」と載っていたのですが、描画後の画面まで見ても、いまはその表に行が1つも出てきません。列の見出しだけが残っています。全銘柄ページ・ゴールドのページ・スプレッドのページ・顧客契約(日本語)も同じ日に見ましたが、契約サイズの記載は見つかりませんでした。前に見た数字を残したままにはしないで、確かめられないほうに数えています。

慣行としてトロイオンスなのは分かります。ただ、公開ページに「100」とだけ書いてあるものを、こちらで「100トロイオンス」と補って読むことはしていません。書いてあることと、たぶんそうだろうということを、同じ欄に入れたくないからです。単位まで書いていた6社と、数量だけの7社は分けて記録しています。Axi は銘柄によって書いたり書かなかったり、MYFX Markets はオンスではなくUSDなので、どちらにも入れていません。

IS6FXは、口座タイプでコントラクトサイズが変わります。マイクロ口座(XAUUSD.mcr)は1、そのほかの口座(.std/.pro/.ex/.ecn)は100。貴金属ページの「コントラクトサイズ(1lot)」欄の数字です。同じ「1ロット」と打っても、どの口座かで取引量が100倍変わります。単位の記載はありません。

iFOREXだけ設計が違います。ロットという単位がなく、オンス単位で数量を指定します。最小0.35オンス。1ロット=100オンスのブローカーに換算すると0.0035ロットにあたります。

TitanFXは、書いていない理由を書いている点で少し違います。スワップのページに「FXペアは基本単位100,000、他商品のロットサイズはMT4/5の商品詳細画面で確認可能」とあり、プラットフォームを見ろ、という立場です。口座を開くまで分からない、という意味でもあります。

MYFX Markets は、数字は書いてあるのに、他社と同じ条件の契約サイズとしては数えられなかった例です。Product Schedule の表は XAUUSD の Contract Size を「100 USD」と書いています。100という数量に、重さではなく通貨の単位が付いています。これでは1ロットが何オンスなのかが決まりません。

スプレッドの数値を出しているのは30社中16社

XAUUSDのスプレッドを数字で公開していたのはAXIORY、Axi、Exness、iFOREX、IS6FX、WeTrade、Land Prime、XS.com、Milton Markets、XMTrading、TitanFX、HFM、EMCTrading、Tickmill、Traders Trustの15社でした。

2026年9月14日に、当時調べていた20社(20社調査時点)を公式サイトで再確認し、XMTrading・TitanFX・HFM・EMCTrading の4社を「公開している」側に移しました。以前は10社としていましたが、これは私の確認漏れです。WeTradeの数値も、出典をたどれなかったため書き直しています。2026年9月24日には、Tickmill と Traders Trust をこの側に足し、Vantage Trading を外しました。Vantage Trading の「0.16」が載っていた商品仕様の表は、いま行が1つも出てきません。

ブローカー 公開されている数値(原文のまま)
AXIORY 公式サイトでリアルタイム表示。調査時点でナノ・テラ口座3.2ポイント、スタンダード口座5.5ポイント
Axi Standard 16セント、Pro・Elite 9セント
Exness 0.3pips〜(口座タイプ別の数値の掲載は見当たらず)
iFOREX 最小68pips=価値0.68
IS6FX 口座タイプ別に公開。スタンダード4.4、プロゼロ3.8、ゼロ4.0(pips表記)。口座タイプごとの数値を並べている社はほかにもあります(AXIORY・Axi・Land Prime・XS.com・Milton Markets・TitanFX・HFM・EMCTrading)。IS6FXが違うのは、8口座ぶんすべての数字が出ている点です
WeTrade 貴金属ページに「スプレッドはわずか0.08pipから」。口座タイプ別の数値表は見当たりません
Land Prime 口座タイプページにKAMINARI 0.9、ECN 1.2、Prime 3.0、Cent 3.0。単位の記載はありません。コントラクトサイズを公開していないので、この数字が金額でいくらになるかは口座を開くまで計算できません
XS.com 1.9 pips(スタンダード口座・手数料なし)、0.88 pips(エリート口座・往復6USD)、0.6 pips(VIP口座)。口座タイプごとに数字と手数料の対応が書かれています
Milton Markets 口座タイプのページはFlex 0.4ピップス(総コスト40.00ドル)、Smart 0.3ピップス(30.00ドル)。同社のコモディティのページは、同じ口座をFLEX 0.30ドル、SMART 0.25ドル、ELITE 0.20ドルと書いています。数字も単位も、2本のページで一致していません。コモディティのページは末尾で「金スプレッド 0.2 pips~」、同じページのFAQで「金のスプレッドは$0.20から」。ドルとpipsを同じ数字に当てています
XMTrading 貴金属の商品仕様ページで口座タイプを選ぶと、GOLDの最小スプレッドがリアルタイムで表示されます。「平均スプレッド」という名目の掲載は見当たりません
TitanFX 貴金属ページの「貴金属(メタル)スプレッド」表に、Zeroスタンダード口座2.23 pips、Zeroブレード口座2.11 pips、Zeroマイクロ口座2.71 pips
HFM XAUUSDの商品ページとMetals一覧に、KATANA 0.08、Zero 0.06、Pro 0.16、Cent 0.32、Premium 0.32、Top-Up Bonus 0.35(2026-09-24取得)。9月16日は同じ0.08がInfinityX口座の欄に載っていました。日本語ページにも同じ表があります
EMCTrading CommoditiesページとForexページに、Zero口座1.5 pips、Standard・Micro口座2.6 pips
Tickmill XAUUSD の商品仕様ページに、最小0.08/標準0.09。単位の明記はありません
Traders Trust スプレッド表にクラシック口座 最小3.5/平均4.5。単位の記載はありません
TradeQuo 口座仕様ページの貴金属の表に、XAUUSDs が Standard 15ポイント(手数料なし)、Row・Limitless 9ポイント(片道3ドル)。Zero だけ銘柄が XAUUSD- で0ポイント(片道5ドル)。単位は「ポイント」で、pips かどうかの記載はありません(2026-10-08取得)

単位がブローカーごとに違います。ポイント、セント、pips、価値。同じ「ゴールドのスプレッド」の話をしているのに、そのまま横に並べても比べられません。

違うのは単位だけではありません。その数字が最小値なのか、平均値なのか、標準的な値なのかも、ブローカーによって書き方が変わります。「最小」と明記しているブローカー、リアルタイムの値をそのまま表示しているブローカー、どちらとも書かずに数字だけを置いているブローカーがあります。最小値と平均値を同じ列に入れて小さい順に並べれば、最小値を出しているブローカーが上に来るだけです。

私は、一次資料にない前提をこちらで設定して、すべての数字を同じ単位にそろえることはしていません。そろえるには、1ロットが何オンスか、1pipsがいくらかを決める必要があります。その数字を公開していないブローカーでは、私が仮定を置くことになります。換算した瞬間に、その仮定は表の中に隠れて、読者からは見えなくなります。だから表には原文のまま入れています。

残る6社は、最小値も平均値も公開ページで見つけられませんでした。FXGTは口座タイプ別の最小スプレッドを出していますが、XAUUSDの平均は確認できません。Tradeviewは取引条件のページを取得できず、確認そのものができていません。

口座の最大レバレッジが、ゴールドにも適用されるとは限りません

各ブローカーが前面に出す「最大1000倍」「最大2000倍」は、ほぼ主要通貨ペアの数字です。ゴールドに別枠の上限を置いている社があり、そこを書いているブローカーと書いていないブローカーがあります。

この節では、次の4つを分けて見ています。口座の最大レバレッジ(ブローカーが前面に出す数字)、銘柄別レバレッジ(ゴールドという銘柄に設定された上限)、ロット数や純資産で段階的に下がるレバレッジ、時間帯や週末で一時的に制限されるレバレッジです。公開ページの「最大○倍」はこのうち1つ目で、ゴールドに実際に効くのは残りの3つです。

同じ「最大◯倍」でも、その数字がどの条件で提示されているかはブローカーごとに違います。ロット数で下がるブローカー、口座タイプで変わるブローカー、時間帯や残高で制限されるブローカーがあります。数字だけを並べて順位をつけても、適用条件が揃っていなければ比べたことになりません。以下は、条件まで書いているブローカーの例です。

段階をはっきり書いていたのはTradeviewです。日本語のダイナミックレバレッジのページに、金・銀の段階表があります。

保有ポジションのロット数 平常時のレバレッジ
1ロット未満 1:200
1〜5ロット未満 1:100
5〜10ロット未満 1:50
10ロット以上 1:25

さらに週末があります。金曜のクローズ3時間前から日曜のオープン2時間後まで、XAUUSDは次のとおりです。

保有ポジションのロット数 週末のレバレッジ
1ロットまで 1:100
1.01〜5ロット 1:50
5.01ロット以上 1:10

同社自身も「オープンポジションを維持するには追加証拠金が必要となる場合があります」と説明しています。

WeTradeは逆でした。規約と公開ページで、数字そのものが食い違っています。変動レバレッジ規約(2026年6月更新)第4.1項の表は、貴金属の上限を純資産で段階的に下げます。

純資産 貴金属の上限
0〜999.99USD 1:400
1,000USD以上 1:200
1万USD以上 1:100

注記には「Goldは XAUUSD と GAUCNH の両方を含む」とまであります。ところが同社の貴金属の商品仕様ページは、XAUUSDの最大レバレッジを1:2000としています。

同じブローカーの公開ページと規約で、金の上限に5倍の開きがある状態です。さらに、金の新規注文が1:200に制限される時間帯もあります(第5.3項・第5.4.1項・第5.4.2項)。

  • 米ドル関連の重要指標の前後(10分前〜5分後)
  • 日々のクローズ前30分からリオープン後10分
  • 週末・祝日のクローズ前1時間

iFOREXも銘柄ごとの証拠金率を公開していて、金は0.5%=200倍相当です。トップページの「レバレッジ〜500倍」は金には適用されません。

Vantage Tradingは、商品仕様の表でXAUUSDのレバレッジを1,000:1と銘柄ごとに書いていました。口座の最大レバレッジ(スタンダード1000倍、プレミアム2000倍)とは別の欄でした。ただし2026年9月24日に見直したところ、その表には行が1つも出てきません。この数字も、いまは確かめ直せません。なお顧客契約 第2.1項(g)は、レバレッジ構成と証拠金要件を「単独かつ絶対的な裁量で」変更できると定めています。表に数字が出ていたとしても、その裁量の下にありました。

金を持ち越すEAを運用するなら、この「週末と数量で下がる」部分がいちばん効きます。金曜の夜に必要証拠金が上がって、余力が足りずに決済される。表の「最大レバレッジ」だけ見ていると、そこが見えません。

Land Primeは、貴金属をFXと同じ2,000倍の枠に入れています。ただし同社にはレバレッジ変更ポリシーがあり、有効証拠金か保有ポジションのロット数の「いずれかの条件を満たした場合」に自動で引き下げられます。2,000倍が使えるのは残高5,000ドル未満、または10ロット未満まで。5万〜10万ドルで200倍、10万ドル以上または100ロット以上で100倍になります。金額とロット数のどちらか一方で下がる書き方なので、小さい資金で枚数を積む使い方でも引っかかります。

加えてヘルプセンターは、重要な経済指標の発表15分前から発表5分後までの新規注文を最大200倍に制限すると書いています。指標をまたぐEAを運用するなら、この15分の窓を先に読んでおく必要があります。

XS.com も、ゴールドを FX メジャー通貨と同じ 1:2000 に置いています。シルバーは1:200なので、金だけが突出して高い設計です。ただしロット数で段階的に下がり、1:2000が効くのは最初の2ロットまででした。

ロット数 レバレッジ
〜2ロット 1:2000
2〜5ロット 1:1000
5〜10ロット 1:500
10〜20ロット 1:200

しかも区間ごとに積み上げる計算です。同社の例(金1,950ドル)を見ます。10ロットの必要証拠金は「まとめて1:500」の3,900ドルではありません。2ロット分を1:2000、次の3ロットを1:1000、次の5ロットを1:500として、合計2,730ドル。20ロットなら7,605ドルです。ゴールドを積むEAなら、証拠金計算機で実際のロット数を入れて確かめてから決めるところです。

Milton Marketsでは、下がるか下がらないかの手前で止まりました。口座タイプのページはSmart口座を「最大1:1000」とし、段階表まで載せています。純資産1,500ドルまでが1:1000、1,501〜10,000ドルで1:500、10,001ドル以上で1:200。ここまでは他社と同じ読み方ができます。

ところが同社のコモディティのページは、冒頭と末尾の二か所で「貴金属は最大1:500」と書き、SMART口座の欄も1:500になっています。金のレバレッジが、同じブローカーの公開ページ2本で1:1000と1:500に割れています。どちらが適用されるのかは、公開されている資料からは決められませんでした。

ゴールドの取引時間を時刻で書いているのは30社中16社

時刻の基準(GMT+2なのか日本時間なのか)まで含めた16社の内訳は、ゴールドの取引時間に分けました。日本時間で書いているのは2社だけです。銘柄名の違い(XAUUSD・GOLD24-7・GAUUSD)は同じ会社の中に、ゴールドが何種類も並んでいますにまとめています。

ゴールドは平日ずっと動いているわけではありません。毎日1時間前後の停止があり、金曜だけ早く閉まる会社もあります。その時刻を公開資料に書いていたのは、執筆時点で調べた30社のうち16社でした。

見たのは、各社の商品仕様ページ・取引時間のページ・FAQ・サイトマップです。ゴールド(XAUUSD)の開始時刻・終了時刻・毎日の停止時間が書かれているかだけを確認し、取得日を添えました。

この節を作っていて手が止まったのは、時刻の基準がそろっていないことでした。同じ「01:05」でも、サーバー時間(GMT+2または+3)なのか日本時間なのかで6〜7時間ずれます。

日本時間で書いていたのは2社(AxioryとBigBoss)。サーバー時間だと明記して日本時間への換算まで添えていたのは、HFMの1社だけでした。

換算のしかたは単純です。GMT+3なら日本時間は+6時間、GMT+2なら+7時間。サーバー時間01:05は、夏なら日本時間の07:05にあたります。

もう一つ差が出たのは、日本語のページに書いてあるかどうかです。英語のページにしか時刻がなかったのはTickmillの1社でした。IC MarketsとXS.comは、日本語のページを探す場所が「/ja/」ではなく「/jp/」で、そちらに同じ表があります。

ブローカー ゴールドの取引時間(公開資料の表記) 時刻の基準 取得日
Axiory 米国夏時間(月から金迄)午前 7:00から翌午前 6:00迄/米国冬時間 午前 8:00から翌午前 7:00迄 日本時間 2026-09-24
BigBoss CFD (Metal, Index):夏時間 午前7:00 〜 翌午前6:00/冬時間 午前8:00 〜 翌午前7:00 日本時間 2026-09-24
HFM XAUUSD 月曜開場 1:05:00/金曜閉場 23:54:59/休場 23:57:59 – 01:05:00 サーバー時間。冬はGMT+2(日本時間−7)、夏はGMT+3(日本時間−6)と明記 2026-09-24
XS.com XAU・XAG・XPD・XPT 月 01:05 – 金 23:55(毎日の休止 00:00 – 00:59) サーバー時間。標準はGMT+2、米夏時間はGMT+3と明記(日本語ページにも同じ表) 2026-09-24
IC Markets(IC) ゴールドは 01:02 – 23:57(他のメタルは 01:02 開始・23:59 終了、金曜23:57) サーバー時間。GMT+2またはGMT+3と明記(日本語ページにも同じ記述) 2026-09-24
Traders Trust XAU/USD 月〜金 01:02 – 23:58、土日は休場 GMT+2(表の見出しに表記) 2026-09-24
FXGT メタル:クウォート時刻 01:00-24:00、トレード時刻 01:05-24:00、土日は閉場 GMT+3(表の見出しに表記) 2026-09-24
TitanFX 全ゴールドペア 01:01 – 23:59(金曜日23:55閉場) 「GMT+3」欄と「GMT+2」欄に同じ数字が入っている 2026-09-24
FXCC XAUUSD 01:05 – 24:00 「サーバー時間」という語はあるが、時差の明記はない 2026-09-24
ThreeTrader XAUUSD 月曜日から木曜日 01:05-23:59、金曜日 01:05-23:55 「MT4/MT5時間*」とあるが、※の説明が見当たらない 2026-09-24
MYFX Markets XAUUSD 月〜木 01:00 – 23:59、金 01:00 – 23:58(ブレーク 00:00 – 01:00) 基準の記載なし 2026-09-24
Tickmill XAUUSD Mon-Fri 01:02 – 23:57 基準の記載なし。英語ページのみ 2026-09-24
DecodeFX XAU/USD 月曜日 ~ 金曜日 01:01 ~ 23:59 表に基準の記載なし 2026-09-23
VT Markets 貴金属 月曜日〜金曜日、01:00〜24:00 サーバー時間(表記あり) 2026-09-23
WeTrade XAUUSD 01:05-23:55 サーバー時間(*付き) 2026-09-09
IS6FX 貴金属 1:05 〜 23:55(口座タイプ共通) 表に基準の記載なし 2026-09-09

秒まで書いていたのはHFMだけです。毎日の停止時間まで書いていたのはHFM・XS.com・MYFX Marketsの3社。残りは開始と終了だけで、停止が何分あるかは引き算するしかありません。

週末も動くゴールドが、別の銘柄として置かれています

調べていて目に付いたのが、XAUUSDとは別に24時間のゴールド銘柄を用意している会社です。ここは取引時間の表から抜け落ちやすいところでした。

  • HFM:貴金属の表に XAUUSD247(Gold/US Dollar 24/7)が並んでいます。表の「月曜開場」「金曜閉場」「休場」の3欄はこの銘柄だけ「-」ですが、表の下の注記に時刻が書かれていました。「月曜 00:00〜00:45、01:05〜23:58、火曜〜木曜 00:00〜01:00、01:02〜23:58、金曜 00:00〜01:00、01:02〜23:55、土曜〜日曜 00:00〜24:00」(2026-10-03に描画後の画面で確認)。最大レバレッジは「制限なし」、最小スプレッドは通常のXAUUSDと同じ0.08です。
  • XMTrading:貴金属ページのスポットメタル表に GOLD24-7 があります(2026-10-03に描画後の画面で確認)。通常の GOLD は最大レバレッジ1000倍・最小スプレッド4ですが、GOLD24-7 は250倍・10です。週末に動く代わりに、レバレッジが4分の1、スプレッドが2.5倍になります。時刻の記載はありません。
  • TradeQuo:GOLD247という銘柄があり、FAQに「週末も完全に取引可能」と書かれています。平日は決済専用(close-only)で新規建てができません。レバレッジは全口座グループで1:50固定、1取引あたり最大10ロット、1口座あたりの保有上限10ポジション。XAUUSDとは価格フィードが別だとも書いてあります。

この3社は、「ゴールドが週末に動くかどうか」が銘柄ごとに分かれる例です。同じ会社の中でも、XAUUSDは土日閉場で、別銘柄だけが動きます。

同じページで、XMTrading は GAUUSD(Gold (gram) vs USD)というグラム建ての銘柄と、XAUEUR・XAUJPY も出しています。VT Markets にも GAUUSD(1ロット100グラム)があります。「ゴールド」と一口に言っても、オンス建て・グラム建て・週末取引用が、同じ会社の中に別々の銘柄として並んでいます。銘柄を選び間違えると、レバレッジもスプレッドも契約サイズも変わります。

取引時間の時刻が見当たらなかった14社では、何が書かれていなかったか

「書いていない」と書く前に、どこを見たかを残しておきます。この14社は、書き方のちがいで4つに分かれました。

(1)ページ自体がない — 4社

  • XMTrading:日本語のサイトマップにある62ページを確認しましたが、取引時間のページがありません。貴金属のページにも時刻の記載が見当たりませんでした。
  • HYCM:日本語サイトはサイトマップ上15ページで、商品仕様も取引時間もありません。
  • Tradeview:日本語サイトは11ページ。英語には先物と株式の取引時間ページがありますが、スポットの貴金属はありません。
  • EBC Financial Group:コモディティのページを描画後のDOMまで確認しましたが、時刻も「取引時間」という語も出てきません。

(2)列や見出しはあるのに、値が入っていない — 3社

  • Vantage:貴金属ページの表に「取引時間(GMT+3)」という列があります。その表が読み込まれず、行がひとつも出てきません。一方で本文は「これらの貴金属は、24時間取引が可能」と書いています。
  • NordFX:口座仕様の表に「取引時間」の列があります。値が入っているのは暗号ペアの「24/7」だけで、貴金属の欄は空です。
  • EMCTrading:メニューに「取引時間」という項目があり、ページも開きます。中身は見出しだけで、本文がありません。

(3)プラットフォームで見てくれ、と書いてある — 2社

  • Exness:商品仕様のページがログインを求めます(「Please sign in or register for full access」)。口座を作らずに読める形では公開されていません。
  • TradeQuo:口座仕様のページに「取引時間は若干異なる場合があり…最新のスケジュールについては、取引プラットフォームをご確認ください」とあります。

(4)祝日や週の枠だけが出ている — 5社

  • Axi:祝日にともなう変更表はあり、貴金属の行もあります。ただし平常時は「普通」と書かれるだけで、その「普通」が何時から何時なのかはどこにも出てきません。
  • Milton Markets:祝日と夏時間のお知らせが毎月出ています。常設のページに、ゴールドの時刻はありません。
  • FXDD:取引時間のお知らせは2024年1月から6月ぶんで止まっています。常設のページはありません。
  • Land Prime:「取引時間」というページはありますが、ニューヨークやロンドンが順に開くという市場全体の説明で、ゴールドの時刻はありません。
  • iFOREX:週の開始と終了は書いてあります(冬はGMT日曜22:05開始・金曜21:00終了、夏は21:05開始・20:00終了)。ゴールド固有の停止時間は見当たりません。

念のため書いておくと、サイトに書いていないことは、時間が決まっていないという意味ではありません。MT4やMT5で銘柄の仕様を開けば表示されます。

ただ、口座を開く前に確かめようとすると差が出ます。入金してプラットフォームを開くまで分からない会社と、サイトの表で分かる会社があります。

ロスカット水準を書いているのは30社中25社。ただしゴールドの行に書いてあるのは1社です

ロスカット(ストップアウト)水準は、証拠金維持率がどこまで下がったら強制決済されるかの線です。30社のうち25社が数字を出していました。

ただ、ここで気づいたことがあります。ゴールドの表にロスカット水準を書いていたのは、DecodeFXの1社だけでした。貴金属ページの表に、XAUUSDの行と並んでストップアウト30%と入っています。

残りの24社は口座単位の水準です。ゴールドにも同じ数字が当たる前提で書かれていて、貴金属だけ別の線を引いているかどうかは公開資料からは読めません。

ブローカー ロスカット水準(公開資料の表記) どこに書いてあるか
DecodeFX 30% 貴金属ページの表(ゴールドの行に書かれている唯一の社)
Exness 0%(Stop Out Protection を併用。株式CFDの日中休止時間は100%) 公開ページ
FXGT OPTIMUS 0%/CRYPTOX・PRO・STANDARD・MINI 20%/ECN ZERO 40% 口座タイプページ
AXIORY 20%(マックス口座は0%) 公開ページ
HFM 20%(KATANA口座は0%) 口座タイプ比較ページ
IS6FX 20%(プロゼロ口座10%、ゼロ口座50%。EX口座は残高以上の含み損が出た場合) 公開ページ
XMTrading 20% 公開ページ
TitanFX 証拠金維持率20%以下 レバレッジのページ
BigBoss 20%(スタンダード口座・プロスプレッド口座。デラックス口座は記載が見当たらない) よくあるご質問
Axi 20%(Product Schedule「The Liquidation Level is 20% unless varied by us in writing」) Product Schedule
XS.com 20% 公開ページ
Traders Trust 20% 公開ページ
WeTrade 20% 公開ページ
EMCTrading 証拠金維持率20%以下 公開ページ
MYFX Markets 20%(下回ると、含み損の大きいポジションから順に強制決済) 公開ページ
TradeQuo 20%(「口座の通貨に関係なく」と明記) 口座仕様ページ
NordFX 20%(「追証/ロスカットレベル 40%/20%」の後ろ側) 口座仕様ページ
EBC Financial Group ロスカット比率30% 公開ページ
Land Prime 30%(Prime・KAMINARI・ECN・Cent・コピートレードの全口座) 口座タイプページ
VT Markets 50%(下回ると、損失の大きいポジションから自動的に閉じる) 顧客契約 第11条
Vantage Trading 50% 顧客契約 第11条
FXCC 50%(3口座共通) 取引条件ページ
FXDD 50%(必要証拠金の50%で全ポジションが自動クローズ) 最良執行ポリシー(英語)
iFOREX 保全証拠金(利用証拠金の20%)に達するか下回ると、利用証拠金の最も大きい取引から自動決済 取引条件
ThreeTrader 記載が見当たらない —
Tradeview 水準(%)の記載は見当たらない —
IC Markets(IC) 記載が見当たらない(公開ページにも利用規約にも数字がない) —
Tickmill 記載が見当たらない(顧客サービス契約 第8.2〜8.3条は「証拠金不足のとき単独の裁量で決済できる」だけ) —
Milton Markets 記載が見当たらない(利用規約6.2・顧客保護・約定条件・口座タイプを確認) —
HYCM 記載が見当たらない(日本語15ページと Terms of Business を確認) —

数字の幅は0%から50%まででした。20%を標準に置いているのが15社、30%が3社(DecodeFX・EBC・Land Prime)、50%が4社、0%が1社(Exness)。iFOREXだけは「利用証拠金の20%」という別の建て方をしています。

50%の4社(VT Markets・Vantage Trading・FXCC・FXDD)は、20%の会社よりずっと早い段階で決済されます。同じ証拠金維持率30%という局面で、片方は生きていて片方は決済済みです。

同じ会社の中で、0%から50%まで分かれています

口座タイプで水準が変わる会社があります。FXGTはOPTIMUS口座が0%、ECN ZERO口座が40%。同じ社の中で40ポイントの差です。

IS6FXもプロゼロ口座10%、標準20%、ゼロ口座50%と分かれています。上位の口座だけを0%にしているのはAXIORY(マックス)・HFM(KATANA)・FXGT(OPTIMUS)の3社です。

0%という数字は、有効証拠金がゼロになるまで決済されないという意味です。粘れる代わりに、マイナス残高保護がどう書かれているかとセットで読む必要があります。

書いてある数字が、固定とは限りません

読んでいて手が止まったのは、水準を動かせると同じ欄に書いてある会社でした。

  • FXCC:ストップアウト50%と書いた同じ表に、「FXCCが必要と判断した場合、いつでもストップアウトレベルを上げることができる」と併記されています。完全ヘッジ口座はストップアウトの対象外とも書かれています。
  • Axi:Product Scheduleの原文が「The Liquidation Level is 20% unless varied by us in writing」です。書面で変えられる、と数字の後ろに付いています。

数字を出していない6社(ThreeTrader・Tradeview・IC Markets・Tickmill・Milton Markets・HYCM)のうち、Tickmillは顧客サービス契約 第8.2〜8.3条で「証拠金が不足したとき単独の裁量で決済できる」と定めています。水準は書かず、判断の権利だけが書かれている形です。

ロスカット水準は、取引時間とちがってMT4やMT5の銘柄仕様には出てきません。口座を開く前に確かめるには、公開資料に書いてあるかどうかしかありません。

1回に何ロットまで建てられるか:書いているのは30社中19社

契約サイズとレバレッジが分かっても、もうひとつ要る数字があります。1回の注文で何ロットまで建てられるか。EAでロットを積む設計にすると、ここで止まります。

公開していたのは19社でした。残る11社は「書いていない」のではなく、その列そのものがありません。最小ロットはほぼ全社が書きます。最大は書かない社が3分の1あります。

ゴールドの数字が分かれて書かれている社を並べます。

ブローカー ゴールドの上限 どこに書いてあるか
MYFX Markets 25ロット(主要通貨ペアは20ロット) Product Schedule
DecodeFX 50ロット(XAU/USD・XAU/EUR・XAG/USD とも) 貴金属ページの表
FXGT 50ロット。他の銘柄の上限は記載が見当たりません 貴金属ページ
Vantage Trading XAUUSD 100ロット(XAGUSD は20ロット) 商品仕様
Tickmill 100ロット XAUUSD の商品仕様
NordFX 100ロット(ステップ0.01。通貨ペア+金+銀が対象) MT5 Pro・MT5 Zero の仕様表
WeTrade 通常は100ですが、ゴールド・シルバーは1,000 1注文あたり
iFOREX ロットではなく最大約定金額680(ユーロ/米ドルは13,000,000、米ドル/円は6,000,000) 銘柄ごとの設定

幅が大きい項目です。MYFX Marketsの25ロットと、WeTradeの1,000ロットでは40倍違います。同じ「ゴールドが取引できる」でも、1回に動かせる量が40倍違うということです。

iFOREXだけ単位が違いました。ロットではなく「最大約定金額」で、金は680です。ユーロ/米ドルの13,000,000と並べて書かれているので、金の680がどの単位なのかは、この表からは読めません。

ゴールドだけ別枠にしている社と、していない社

上の8社は、ゴールドの数字を分けて書いています。残りの11社は口座単位の上限で、ゴールドにも同じ数字が当たる前提です。

口座単位で見ると、いちばん小さいのが EMCTrading のポジションごと10ロット、いちばん大きいのが Axi のFX最大2,000ロットでした。100倍以上の開きがあります。

書き方で目についたのは Exness です。Standard口座は日中200ロット、夜間は60ロット(21:00〜6:59 GMT)と、時間帯で上限を変えています。夜間に動くEAを載せるなら、昼の数字で設計すると足りません。

保有ポジション数の上限を別に置いている社もあります。IS6FX は口座単位で30(予約注文を含む)、HFM は500、ThreeTrader は200、EMCTrading は100。AXIORY だけが「制限なし」と書いています。

ゴールドを持ち越したときのコストは、どこに書いてあるか

契約サイズとスプレッドが分かっても、日をまたいで持つコストは別の文書にあります。3日分のスワップが付く曜日は、商品カテゴリによって分かれていました。

ゴールドは規約の中で「precious metals」「Bullion」「貴金属」のいずれかで呼ばれていて、その呼び名によって水曜の側か金曜の側かが決まります。XMTrading と FXDD は通貨と貴金属を水曜、現物指数・エネルギー・株式を金曜に分けていました。

曜日を規約で特定できたのは10社です。例外の通貨ペアまで書いている社、曜日が動くと書いている社の内訳は3日分のスワップが付く曜日に置きました。

また、注文したときに滑る方向の扱いも、ゴールドでは効いてきます。有利な方向の価格を渡すと注文執行方針に書いているのは3社でした(スリッページは非対称か)。

EAは利用できるのか

30社の内訳は、可が22社、不可が1社、記載なしが7社でした。

「MT4・MT5が使えること」と「EAの利用が文書で認められていること」は別です。表のEA欄が見ているのは後者だけで、プラットフォームの提供状況ではありません。

不可の1社はiFOREXです。顧客契約 第7.1.15項が「お客様は口座で自動取引・アルゴリズム取引を目的としてソフトウェアを使用することはできません」と書き、エキスパートアドバイスソフトウェアを名指ししています。MT4もMT5も提供していないので、文書と実態は一致しています。

「記載なし」の7社は、XMTrading、FXGT、HFM、Axi、EMCTrading、VT Markets、Tickmill です。「記載なし」は「禁止」という意味ではありません。禁止とも、可とも書かれていない、という意味です。EAを利用してよいかどうかを、公開されている文書からは確定できませんでした。

この7社はいずれもMT4かMT5を提供しているので、EAは事実上動きます。ただし「動く」ことと「規約で認められている」ことは別です。後から解釈が変わったときに、こちらの側に示せる文書がありません。

可の22社も、禁止行為の条項は別に読む必要があります。ThreeTraderは第9.7条に、複数口座でのEA運用と両建てを列挙しています。Tradeviewは第16条で「スキャルピング」を厳禁としています。Vantage Tradingは「Default Event」の定義で「scalping」を故意の不正行為の例に入れています。EA可と書いてあることと、あなたのEAの動き方が許されることは、別の話です。両建て・スキャルピング・アービトラージが30社の規約でどう書き分けられているかは禁止・制限取引に、利益の取消や口座停止の条項は規約で先に見る条項にまとめました。

XS.com もEA可の側です。ただし契約書は、価格遅延のアービトラージをEAやプラグインで行うことを名指しで禁止しています。第31条は、複数口座にまたがる両建てを指標発表前や窓開け前に閉じる行為を禁止戦略に挙げます。「当社の口座か他社の口座かを問わず」という書き方は、30社のうち3社で見つかりました。XS.com はクライアントサービス契約に、Axi は顧客契約(Market Abuse の条項)に置いていて、どちらも口座を持つ全員にかかります。TradeQuo は入金ボーナス規約で、ボーナスを受け取った人だけが対象です。同じ文言でも、置かれている文書で効く範囲が変わります。

IS6FXは、この「別の話」がいちばんはっきり出ています。FAQは「EA含め、スキャルピング等に制限は設けておりません」と書き、EA用のVPSを月28ドルで売っています。一方で利用規約 第7条は、「当社の明示的な承認なしに」自動売買ソフトを使ってはならないと定めます。8口座のうちプロゼロ口座とレバレッジ6666倍口座には、「利用制限:EA利用不可」とあります。スプレッドがいちばん狭い口座と、レバレッジがいちばん高い口座です。

この表の使い方

ゴールドの条件を見るなら、確認する順番はこうなります。

  1. コントラクトサイズが公開されているか。ないなら、口座を開くまで計算ができません
  2. ゴールドのレバレッジが別枠で書かれているか。「最大○倍」だけのブローカーは、金では違う数字が適用されている可能性があります
  3. EAの扱いが文書にあるか。「記載なし」は、後から解釈が変わりうるという意味です
  4. スプレッドは最後です。公開値は最小値であることが多く、実際に約定するスプレッドとは別物だからです

4番目を最後に置いているのは、この項目こそ実測でしか分からないからです。だから、同じEAを実際に走らせて確かめる方針にしています。いまはEAのデモ運用記録にある1社ぶんで、各社の口座へ広げるのはこれからです。

まとめ

ゴールドの条件は、最大レバレッジやスプレッドだけでは判断できません。コントラクトサイズ、その数字が適用される条件、EAの扱い、スワップ、最大レバレッジを同じ基準で確認して、はじめて比べたことになります。そして口座を実際に使うなら、取引条件だけでなく契約条件や出金条件まで確認する必要があります。

私が30社を調べた結果、公開されている数字だけでは同じ条件で比較できないものがありました。確認できたものは確認できたものとして、確認できなかったものは確認できなかったものとして書いています。「記載がない」ことを「条件が悪い」と読み替えてはいません。

公開情報から分かることと、実際に取引してみなければ分からないことは別です。このページで確認できるのは前者だけです。表に並んでいるのは各ブローカーが何をどこまで公開しているかであって、実際に約定したスプレッドでも、実際に引かれたスワップでもありません。30社の判定は比較ページにまとめています。

このページの数字は、各ブローカーの公開ページと法的文書から取ったものです。調査基準日は各ブローカーの記事に記載しています。表は各ブローカーの調査データから自動で生成されるので、個別記事を更新すればここも変わります。私が実測した数字は、この表には1つも入っていません。

ご利用にあたって

外国為替証拠金取引は、為替相場の変動により損失が生じるおそれがあります。レバレッジをかけた取引では、預けた証拠金を超える損失が発生する可能性もあります。本記事は調査結果と事実の記録であり、特定のブローカーでの口座開設や取引を推奨するものではありません。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。

本記事に記載した内容は調査基準日時点で確認できたものです。取引条件や規約は予告なく変更される場合があるため、実際のご利用前に必ず公式サイトと利用規約の原文をご確認ください。