いま起きていることから、規約のどこを見ればいいか|症状別に30社の条項へ

最終更新:2026年10月25日

いま何かが起きていて、ここに来られた方へ。私は、その件が正しいかどうかを判定しません。確かめられるのは、あなたの契約に何と書いてあるかだけです。症状から、見るべき条項と、30社を並べたページに分けてあります。

海外FXでトラブルが起きたとき、検索して出てくるのはたいてい「よくある原因5つ」の形です。そこに自分の契約の条項番号は出てきません。

このページは、症状から入って、自分の規約のどこを開けばいいかまでを案内するためのものです。30社ぶんは先に読んであるので、条項の型と社数はすぐ出ます。

どの症状でも、先にやること3つ

規約を読む前に、これだけは先に済ませてください。あとからは作れないものばかりです。

  1. 自分が同意した版の規約を、日付つきで手元に落とす。会社は規約を改訂します。あとで開くと、別の文面になっていることがあります
  2. 画面と履歴を保存する。出金申請の画面、取引履歴、会社から届いたメール。日時が入った形で残します
  3. 会社へ書面で連絡し、送った日時を残す。チャットよりメールです。通知した時点を境に責任の置き方が変わると書いている会社があります(たとえばTickmill 第6.7条)

3つめを軽く見ないでください。30社を読んで、通知したあとに顧客の責任が終わると明記していたのは1社だけでした。それでも、連絡した事実と日時は、どの会社でも交渉の起点になります。

症状から探す

いま起きていること 規約で見る条項 30社を読んだ結果
出金の申請が通らない/保留のまま 出金の停止・保留・条件 止められると定めた条項が30社中26社
利益を取り消された/口座を止められた 利益取消・口座閉鎖 「取り消せるのは当社が支払う側の取引です」と書く社があります
禁止取引だと言われた 両建て・スキャルピング・アービトラージの定義 定義がある社と、無い社に分かれます
身に覚えのない取引がある/ログインできない 認証情報の管理責任・通知義務 パスワードで動いた取引は25社すべて顧客の責任。通知後の線は1社だけ
ロスカットされ、残高が足りない ロスカット水準・負残高の処理 ロスカット後に起きることを7段階に並べました
サーバー障害やレート異常で損をした 免責条項・賠償の上限 上限を置いていたのは3社だけ
放置していたら残高が減っていた 休眠口座・不活動手数料 早い社は60日で減りはじめます
会社と連絡が取れない/サービスが止まった 顧客資金の分別・補償の範囲 「分別管理」の中身は9通り/補償基金とあなたの契約相手は別です
借りているVPSが不正アクセスを受けた 公式発表の時系列・補償の範囲 お名前.comの事例。公式の言い方が3日で変わりました
入金に使った決済業者が止まった 返金先・入金方法との対応 「同じ方法で返す」10社。返せないときを書いていたのは2社
使っている会社が日本から撤退するらしい 契約の終了・予告期間・残高の返還 予告2か月が1社、即時が10社。請求できる期限がある社も
ネットの投稿が本当か分からない —— 投稿の信用度を分ける3つの目印

この表の数字は、執筆時点で調べた30社の範囲です。あなたの契約先がこの30社に入っていない場合でも、見る条項の型は同じです。

なぜ「条項の型」で探すのか

会社によって条項の番号も見出しも違います。同じ内容が、ある社では第6条、別の社では第25条にあります。番号で探すと見つかりません。

一方で、書いてある中身の型は驚くほど似ています。たとえば「当社は、その情報を使って口座を操作する者の権限を確認する義務を負わない」というほぼ同じ一文が、30社のうち6社にありました。同じ雛形が流通しています。

だから型で探すほうが速い。上の表の真ん中の列が、その型です。

このページが答えないこと

  • その会社が悪いかどうか。規約を何度読んでも出てきません
  • あなたのケースが解決するかどうか。個別の事情は私には分かりません
  • 出金拒否などの被害が実際にあったかどうか。確認していません

答えられるのは、契約に何と書いてあるかと、30社を同じ基準で並べるとどう見えるかの2つだけです。

相談できる窓口

公的な相談窓口と、その窓口にできないことは「出金拒否」「詐欺」と書かれた話を、自分で確かめる方法にまとめてあります。期限があるのは入金経路の照会だけです。そこだけは早く動いてください。

このページについて

ここで確認しているのは記載の整合性です。被害の有無は確認していません。この区別は、このサイトのすべてのページで同じです。

規約は3か月に一度読み直し、変更があれば各ページを直します。毎日の取得記録は規約の変更記録にそのまま置いてあります。口座を持っている人の平常時の点検は確認すること8つに、口座を開く前の手順は自分で規約を確かめる方法にあります。