ブローカーを選ぶときに読まれるのは、たいていスプレッドとレバレッジと出金日数です。そのどれにも出てこない条項が、口座を持ったあとに効いてきます。
ここでは、執筆時点で調べた20社の利用規約・顧客契約から、公開ページの説明には出てこないのに、利用者の資金に直接かかわる条項を項目ごとに並べています。どれも条項番号を添えてあるので、原文で確かめられます。
いま並べている項目
- 利益の取消|約定して口座に入った利益を、あとから取り消せる条項。20社中17社にあります。うち2社は「当社が支払う側の取引」だけを無効にできる、と書いています。
- 休眠口座手数料|使わない口座から毎月引かれていく手数料。金額まで規約に書いてあるのは9社で、休眠と判定されるまでの期間は60日から12か月まで開きがあります。
禁止取引は別にまとめています
スキャルピング・両建て・アービトラージについては、条項の数が多いので禁止取引に分けました。この2つはつながっています。禁止の定義が広い社ほど、利益取消条項の射程も広くなるからです。
読み方
このサイトが確かめているのは、契約書にどう書いてあるかだけです。出金拒否などの被害があったかどうかは確認していません。条項があること自体は、その会社が危険だという意味ではありません。
見るべきは、条項があるかないかより範囲が書いてあるかどうかだと思っています。何をどこまで取り消せるのか、異議を申し立てる手続があるのか。そこを書いている社は、執筆時点ではごくわずかでした。
調べ方そのものは規約の確かめ方に、判断の基準は調査方針と足切り基準に書いています。