最終更新:2026年10月30日

「WM Markets 詐欺」と検索して来られた方へ。判定はしていません。確かめたのは、金融庁の一覧にこの名前があるかと、公開ページに契約相手の法人名が書いてあるかの2つです。被害の有無は確認していません。

「WM Markets」という名前で検索して来られた方へ。金融庁の一覧に、この名前の行があります。警告を受けたのは WM Markets Ltd という法人です。

この行の備考は、一覧の中でもとくに長い部類です。所在地が同様もしくは酷似している業者として、10社の商号が箇条書きで並んでいます。その住所を一覧全体で数えたら、16の行に出てきました。

金融庁が公表している行

項目 公表されている内容
商号、名称又は氏名等 WM Markets Ltd
所在地又は住所 Bonovo Road, Fomboni, Island of Moheli, Comoros Union
金融商品取引業の内容等 インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの
備考 当該業者が提供するサービスの名称は「WM Markets」である。なお、当該業者との関係性は不明であるが、警告している以下の業者と所在地が同様もしくは酷似している。(10社の箇条書きが続く)
掲載時期 令和7年11月
区分 海外

関東財務局も個別に警告しています。令和7年11月27日付、商号は同じ WM Markets Ltd、サービス名は「WM Markets」です。2026-10-27に両方の一覧で確認しました。

コモロの Bonovo Road は、16の行に出てきます

所在地の欄に「Bonovo Road」が入っている行を、令和8年10月23日更新版の海外所在業者の一覧で全部数えました。16件ありました。いちばん古い警告が令和2年6月、いちばん新しい警告が令和8年7月。6年にわたって、同じ通りの住所が一覧に載り続けています。

この16件のうち9件は、当サイトにすでに1名前1ページがあります。それぞれ別の名前で検索して来られる方のために作ったページですが、住所の列で並べると1つの表に収まります。

警告を受けた商号 公表されているサービス名 関東財務局の警告日
Capital Crest Ltd(キャピタルクレスト株式会社) Mirrox、ミロックス 令和8年7月22日
IS6 Technologies Ltd IS6FX 令和8年7月22日
Dynamix Ltd(ダイナミックス株式会社) BXBマーケット、BXB Market 令和8年2月25日
Profit Pulse Ltd Skadeva 令和8年1月29日
Bullfxo Ltd Bullfxo 令和7年12月19日
WM Markets Ltd WM Markets 令和7年11月27日
Trade Tide Ltd Savexa 令和7年8月28日
Proxtrend Ltd Proxtrend、プロクストレンド 令和7年6月20日
Zenith Markets PLC TradGrip 令和7年6月20日
DAM Group Ltd DAM FOREX 令和7年5月28日
Fxonet Ltd Fxonet 令和7年3月26日
Nakito SA FirstECN 令和7年3月26日
Swift Trader Ltd Swift Trader、スイフトトレーダー 令和6年12月26日
ロバートソン・ファイナンス(Robertson Finance Inc.) CapPlace、キャッププレイス 令和6年10月25日
DataWave Tech Ltd Maunto 令和6年7月24日
Revollet International Limited REV TRADING 金融庁の一覧では令和2年6月

この表を作っていて気づいたことがあります。商号とサービス名に同じ語が入っているのは、16件のうち7件だけです。Revollet International Limited と REV TRADING の「REV」を数えれば8件です。残りは Capital Crest と Mirrox、Dynamix と BXB Market、Nakito SA と FirstECN、DataWave Tech と Maunto のように、名前からは結びつきません。

いちばん下の Revollet International Limited だけ、関東財務局の警告日の列が埋まりません。関東財務局の一覧は令和3年4月28日より前を載せていないからです。令和2年6月の警告は、金融庁の一覧でしか確かめられません。

住所が同じことを、どう読むか

ここは誤解されやすいので、はっきり書きます。金融庁は16件のうち、互いを名指ししている行すべてで「当該業者との関係性は不明である」と先に書いています。役所が関係を断定していないものを、私が断定することはできません。

コモロのモヘリ島の Bonovo Road は、法人登記を受け付けている事務所の住所です。この住所で登記された会社は、金融とは関係のない会社も含めて多数あります。同じ通りに登記があることは、同じ相手が運営している証明にはなりません。

では何のために数えるのか。名前だけを追っていると、同じ住所の行を何度も別物として見てしまうからです。読者が自分で確かめられる手がかりは、サービス名よりも商号と住所の側にあります。

金融庁の言葉の選び方にも差があります。備考で「酷似」という語を使っている行は30件、「類似」を使っている行は12件でした。この行は「同様もしくは酷似している」です。読み分けの基準は一覧には書かれていません。

住所が重なる行をまとめた一覧は同じ住所に複数の名前が並ぶ行にもあります。そちらは金融庁のPDFを読んで数えた表で、今回は同じ金融庁の資料を表データの形で読み直しましたが、16件という数も並びも一致しました。同じ資料を別の形式で読んで同じ数になった、というだけの確認です。別の資料で裏を取ったわけではありません。

このページで確かめていないこと

掲載されていることは、違法性が確定したという意味ではありません。金融庁が公表しているのは、日本の居住者を勧誘していた事実をつかんで警告書を出した相手です。

金融庁自身が、一覧の冒頭にこう書いています。掲載されている業者について、必ずしも現在の無登録営業の状況を示すものではなく、名称や所在地も現時点のものでない場合がある、と。

出金拒否などの被害があったかどうかは、確認していません。公開サイトの規約も読んでいません。このページで書いたのは、公表資料に何が書いてあるかの1点です。

自分で確かめる手順は「出金拒否」「詐欺」と書かれた話を、自分で確かめる方法にあります。

更新履歴

  • 2026-10-30 表のTradGrip・Fxonet・FirstECN・Mauntoに個別ページへのリンクを張りました(16件中15件が個別ページ持ちになりました)
  • 2026-10-27 公開。金融庁の一覧(令和8年10月23日更新)と関東財務局の警告一覧で確認しました