最終更新:2026年10月4日

取引ツールで「ゴールド」を探すと、XAUUSD のほかに GOLD、GOLD24-7、XAUUSD247、GAUUSD、XAUUSD.c といった名前が並ぶことがあります。どれも金ですが、同じものではありませんでした。

30社の商品仕様を開いて、銘柄名の違いが何の違いなのかを調べました。いちばん大きかったのは、同じ会社の中で契約サイズが100倍違う組み合わせがあったことです。

銘柄を選び間違えると、レバレッジもスプレッドも1ロットの大きさも変わります。名前が1文字違うだけで、建てた金額が100分の1になる例がありました。

結論:同じ「ゴールド」が、同じ会社の中に何種類も並んでいます

分かれ方は4つでした。

  1. 週末も動く銘柄|XAUUSD は土日閉場でも、別名の銘柄だけが動きます(3社)
  2. グラム建ての銘柄|1ロットが100オンスではなく100グラムです(2社)
  3. 口座タイプ用の小さい銘柄|契約サイズが100ではなく1や10です(1社)
  4. 相手通貨がドル以外の銘柄|XAUEUR・XAUJPY(1社)

どれも、公開されている商品仕様の表に並んで載っています。探しにくい場所にあるわけではありません。ただ、名前だけ見ても違いが分からないので、仕様を開かないと気づけません。

1. 週末も動く銘柄が、別名で置かれています

ゴールドは土日に閉まります。ただし3社は、週末も動く銘柄を別名で用意していました。

  • HFM|XAUUSD247(Gold/US Dollar 24/7)。貴金属の表にあり、「月曜開場」「金曜閉場」「休場」の3欄だけ「-」になっていて、時刻は表の下の注記に書かれています。土曜〜日曜は00:00〜24:00
  • XMTrading|GOLD24-7。貴金属ページのスポットメタル表にあります。時刻の記載はありません
  • TradeQuo|GOLD247。FAQに「週末も完全に取引可能」とあります。平日は決済専用で、新規建てができません

週末に動く代わりに、条件が変わります

同じ会社の中で、通常のゴールドと条件を比べられる社がありました。XMTrading の通常の GOLD は最大レバレッジ1000倍・最小スプレッド4、GOLD24-7 は250倍・10です。

レバレッジが4分の1、スプレッドが2.5倍。週末に動く分の対価が、条件の側に乗っています。これを知らずに銘柄だけ入れ替えると、同じロット数でも必要証拠金が4倍になります。

TradeQuo はさらに踏み込んでいて、レバレッジは全口座グループで1:50固定、1取引あたり最大10ロット、1口座あたりの保有上限10ポジション。XAUUSDとは価格フィードが別だとも書いています。

HFM の XAUUSD247 は、最大レバレッジ「制限なし」、最小スプレッドは通常の XAUUSD と同じ0.08でした。3社とも条件の付け方が違います。

2. 1ロットが100グラムの銘柄があります

ゴールドの1ロットは100トロイオンス、というのが大半でした。ただしグラム建ての銘柄を別に置いている社が2社あります。

  • XMTrading|GAUUSD(Gold (gram) vs USD)
  • VT Markets|GAUUSD は1ロット100グラムと仕様表に明記

100トロイオンスは約3,110グラムです。同じ1ロットでも、GAUUSD は約31分の1の大きさになります。少額で始めたい人向けの銘柄ですが、名前からは読み取れません。

3. 契約サイズが100倍違う組み合わせがあります

ここがいちばん驚いたところです。同じ会社の商品仕様の中で、銘柄名の末尾が違うだけで契約サイズが100倍変わります。

ブローカー 銘柄 1ロットの契約サイズ
Axi XAUUSD 100
XAUUSD.c(セント口座) 1
XAUUSD.min(ミニ) 10 ounces
VT Markets XAUUSD 1ロットあたり100オンス
XAUUSD247 1オンス
GAUUSD 100グラム

Axi のこの数字は、公開ページではなくPDFのプロダクトスケジュール p16 にありました。公開ページの商品一覧には出てきません。

VT Markets の XAUUSD247 が1オンスというのも、同じ仕様表の中にあります。週末銘柄が100分の1の大きさ、という組み合わせです。

4. 相手通貨がドルとは限りません

XMTrading の同じページには XAUEUR と XAUJPY も並んでいます。金をユーロ建て、円建てで取引する銘柄です。

XAUJPY は、ドル円の動きが損益に乗りません。ゴールドのドル建て価格が上がっても、円高が同時に進めば円建て価格は動かないことがあります。XAUUSD とは値動きの性質が変わります。

銘柄を選ぶ前に確かめる順番

  1. 取引ツールの銘柄一覧で、「GOLD」「XAU」「GAU」で検索して、何種類あるかを数える
  2. 各銘柄を右クリックして仕様を開き、契約サイズ(コントラクトサイズ)を見る。100でない銘柄があります
  3. 公式サイトの商品仕様ページで、銘柄ごとの最大レバレッジと最小スプレッドを比べる
  4. 週末銘柄なら、平日に新規建てできるかを確認する。決済専用の社があります
  5. グラム建てとオンス建てを取り違えていないか、1ロットの金額を計算して確かめる

ここから何が言えるか

銘柄名は、会社が自由に付けられます。XAUUSD という名前だけが業界共通で、それ以外の名前の意味は社ごとに決まっています。GOLD24-7 と XAUUSD247 と GOLD247 は、別の3社が同じ発想に別の名前を付けたものでした。

そして条件は、名前ではなく仕様表に書いてあります。名前が似ているから条件も似ているだろう、という読み方が成立しません。同じ会社の中でさえ、契約サイズが100倍違いました。

契約サイズやスプレッドの30社分はゴールドの取引条件に、取引時間の内訳はゴールドの取引時間に並べています。

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このページについて

2026年10月時点で調べた30社の商品仕様・貴金属ページ・プロダクトスケジュール・FAQから作りました。銘柄名と数値は、確認した日の表記のままです。

銘柄の構成は規約本体より頻繁に変わります。取引する前に、自分の口座の銘柄一覧で仕様を直接開いて確かめてください。