最終更新:2026年10月5日
口座タイプの説明は、どの社もスプレッドと手数料で書かれています。ところが規約や商品仕様を開くと、変わるのはそこだけではありませんでした。
同じ会社の中で、最大レバレッジが違う。ロスカットされる水準が違う。ボーナスの対象から外れる。いちばん驚いたのは、同じ会社の中に2,000倍の口座と1倍の口座が並んでいたことです。
ここでは横断ではなく、1社の中の縦断を見ます。2026年10月時点で調べた30社について、口座タイプを変えたときに規約の側で何が変わるかだけを抜き出しました。
結論:口座タイプで変わるのは4つの項目です
| 変わる項目 | 該当社数 | 差がいちばん大きい社 |
|---|---|---|
| 最大レバレッジ | 14社 | AXIORY(マックス2,000倍/アルファ1倍) |
| ロスカット水準 | 4社 | IS6FX(プロゼロ10%/ゼロ50%) |
| ボーナスの対象かどうか | 3社 | XMTrading(KIWAMI極とZeroは対象外) |
| 負残高になったときの扱い | 1社 | IS6FX(EX口座のみ条件の形が違う) |
スプレッドは4つのどれにも入っていません。比較サイトがいちばん大きく出す項目が、規約の側でいちばん説明の少ない項目でした。
最大レバレッジは14社で口座タイプごとに違います
調べた30社のうち、14社は口座タイプによって最大レバレッジが変わります。残り16社は全口座で同じか、口座タイプ別の記載が見当たりませんでした。
- AXIORY|マックス2,000倍、ゼロ・スタンダード・ナノ・テラ1,000倍、アルファ1倍
- HFM|最大2,000倍。InfinityX口座は「無制限」
- BigBoss|オメガ・デラックス2,222倍/スタンダード・プロスプレッド1,111倍。いずれも残高に比例して下がります
- XMTrading|最大1,000倍。Zero口座は500倍
- FXDD|マックスレバレッジ口座1,000倍、他の口座タイプは500倍
- Tradeview|XLev 1:400、ILC 1:200、EDGE ILC 1:100
- IS6FX|残高で段階的に下がる変動制。口座タイプごとに段階が違います
- MYFX Markets|スタンダードは残高70万円まで1,000倍、プロ・マイクロは500万円まで500倍
このほかMilton Markets(1:100〜1:1000)、WeTrade、VT Markets、Exness、ThreeTrader、EBCも口座タイプに触れています。詳しい条件はレバレッジ制限に全30社分あります。
同じ会社の中に、2,000倍と1倍が並んでいます
AXIORY の表を見たときに手が止まりました。マックス口座の2,000倍と、アルファ口座の1倍が、同じ会社の同じ比較表に並んでいます。差は2,000倍です。
1倍というのは、建てられる金額が証拠金と同じという意味になります。口座タイプの名前だけを見て選ぶと、想定していた取引ができない可能性があります。これは条件が悪いという話ではなく、用途が違う口座が同じ一覧に並んでいるという話です。
ロスカット水準が口座タイプで変わる4社
強制決済される水準も、会社ごとに1つとは限りませんでした。4社は口座タイプによって数字が変わります。BigBoss は、スタンダードとプロスプレッドが20%以下で、デラックス口座の記載が見当たらないという形です。数字が変わると確かめたわけではないので、4社には数えていません。
- IS6FX|標準20%。プロゼロ口座10%、ゼロ口座50%
- FXGT|OPTIMUS 0%、STANDARD・MINI・PRO・CRYPTOX 20%、ECN ZERO 40%
- AXIORY|20%。マックス口座は0%
- HFM|20%。InfinityX口座は0%
IS6FX のプロゼロ10%とゼロ50%は、同じ会社の中で5倍の差です。50%の口座は、含み損が浅いうちに決済されます。10%の口座は、残高をほぼ使い切るまで決済されません。
水準が低いほうが有利とは言えません。決済が遅れるほど、飛んだ相場では残高がマイナスへ振れる余地が大きくなります。この順番はロスカットされたあとの7段階に並べました。
ボーナスの対象から外れる口座
ボーナスは、会社単位ではなく口座タイプ単位で決まっていました。対象外の口座を選ぶと、同じ会社でもボーナスは付きません。
- XMTrading|口座開設ボーナスと100%入金ボーナスの対象はStandardとMicroのみ。KIWAMI極とZeroは対象外
- IS6FX|対象はスタンダード口座とEX口座。どちらが対象になるかは抽選で決まると書かれています
- XS.com|初回入金ボーナスは口座タイプごとに条件が分かれます
IS6FX は「スタンダード口座」「EX口座」のどちらか、または両方が対象になると書いています。抽選と書いている社は、調べた範囲でこの社だけでした。ボーナスが損失を受け止めるかどうかはボーナスは損失を受け止めませんに分けています。
ひとつの口座タイプだけ、条件の形が違う社
IS6FX の EX口座は、3つの軸すべてで他の口座タイプと違っていました。ロスカット水準が数字ではなく状態で書かれ、ボーナスの扱いにも専用の注記があります。
ロスカット水準は「残高以上の含み損が発生した場合」。他の口座タイプは10%・20%・50%という数字でした。同じ会社の中で、水準の書き方そのものが変わっています。
そしてボーナスについては「EX口座はポジションの含み損が残高以上に達するとボーナスは0にリセットされます。リセットによりロスカットされる場合があります」と書かれています。2つの条件が同じ時点を指しています。
BigBoss のデラックス口座も形が違いました。他の口座タイプには20%という数字があるのに、この口座タイプだけ水準の記載が見当たりません。レバレッジは2,222倍と書かれているので、情報が片方だけある状態です。
口座タイプを選ぶ前に確かめる順番
- 比較表のスプレッドではなく、最大レバレッジの列を口座タイプごとに見る。同じ社で数字が違います
- ロスカット水準を、自分が開く口座タイプの行で確かめる。会社単位の数字が書いてあっても、例外の口座があります
- ボーナスの対象口座を確かめる。名前の似た口座が対象外になっていることがあります
- 残高に応じてレバレッジが下がる社は、段階の表が口座タイプごとに別かを見る
- そのうえでスプレッドと手数料を比べる。ここは最後でいいと思います
ここから何が言えるか
口座タイプの選択は、スプレッドの選択として説明されます。ただ規約の側で変わっているのは、レバレッジとロスカット水準でした。どちらも、結果への影響はスプレッドより大きい項目です。
そして変わる項目は会社によって違います。14社はレバレッジが変わり、4社はロスカット水準が変わり、その両方が変わる社もあります。自分が開こうとしている口座タイプの行だけを、縦に読む必要があります。
横断で比べたい場合は比較表で絞り込めます。項目別の一覧は証拠金とロスカットに置いています。
関連するページ
- レバレッジ制限|30社の最大レバレッジと、下がる条件
- ロスカット水準|強制決済25社・マージンコール16社
- ボーナスは損失を受け止めません|証拠金として数えられるのか
- ロスカットされたあと、口座では何が順番に起きるか|7段階
- 3日分のスワップが付く曜日|商品によって違います
このページについて
2026年10月時点で調べた30社の利用規約・商品仕様・口座タイプのページ・キャンペーンページから作りました。公開ページの表記は、確認した日時点のものです。
口座タイプの構成は規約本体より頻繁に変わります。開く前に、自分が選ぶ口座タイプの行を原文で確かめてください。変更に気づいたらこのページを直して更新履歴に残します。