最終更新:2026年10月30日

「TradGrip 詐欺」と検索して来られた方へ。判定はしていません。確かめたのは、金融庁の一覧にこの名前があるかと、公開ページに契約相手の法人名が書いてあるかの2つです。被害の有無は確認していません。

「TradGrip」という名前で検索して来られた方へ。金融庁の一覧に、この名前の行があります。警告を受けたのは Zenith Markets PLC という法人です。

この商号には、一覧全体で1つしかない特徴があります。末尾が「PLC」の商号は、令和8年10月23日更新版の海外所在業者443行の中で、この1件だけでした。私が全行を数えました。

金融庁が公表している行

項目 公表されている内容
商号、名称又は氏名等 Zenith Markets PLC
所在地又は住所 Bonovo Road, Fomboni, Comoros,KM
金融商品取引業の内容等 インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの
備考 当該業者が提供するサービスの名称は「TradGrip」である。なお、当該業者との関係性は不明であるが、警告している以下の業者と所在地が同様もしくは酷似している。(Proxtrend Ltd・DAM Group Ltd・Fxonet Ltd・Nakito SA ほかの箇条書きが続く)
掲載時期 令和7年6月
区分 海外

関東財務局も個別に警告しています。令和7年6月20日付、商号は同じ Zenith Markets PLC、サービス名は「TradGrip」です。同じ日にProxtrend Ltdも警告されています。2026-10-30に両方の一覧で確認しました。

「PLC」はこの1件だけです

PLCは、公開有限会社を名乗るときに使われる形です。一覧の商号は Ltd・Limited・LLC が大半で、PLC を名乗る行はこの1件しかありません。名乗りがめずらしいからといって、実体がそうである保証はありません。一覧には登記の確認までは書かれていないからです。

所在地の書き方にも細かい揺れがあります。この行は「Comoros,KM」とカンマの後の空白がなく、「P.B. 1257」の私書箱番号も付いていません。同じ通りの他の行と見比べると、届いた資料ごとに表記が違うことが分かります。

コモロの Bonovo Road のかたまりの1つです

この住所は、一覧の16の行に出てくるかたまりの一部です。16件の表はWM Marketsのページにまとめてあります。

同じ通りに登記があることは、同じ相手が運営している証明にはなりません。金融庁も「当該業者との関係性は不明である」と先に書いています。

このページで確かめていないこと

掲載されていることは、違法性が確定したという意味ではありません。金融庁が公表しているのは、日本の居住者を勧誘していた事実をつかんで警告書を出した相手です。

出金拒否などの被害があったかどうかは、確認していません。公開サイトの規約も読んでいません。このページで書いたのは、公表資料に何が書いてあるかの1点です。

自分で確かめる手順は海外FXの名前を公的資料で調べる方法と「出金拒否」「詐欺」と書かれた話を、自分で確かめる方法にあります。

更新履歴

  • 2026-10-30 公開。金融庁の一覧(令和8年10月23日更新)と関東財務局の警告一覧で確認しました