最終更新:2026年10月27日

「GENETRADE 詐欺」と検索して来られた方へ。判定はしていません。確かめたのは、金融庁の一覧にこの名前があるかと、公開ページに契約相手の法人名が書いてあるかの2つです。被害の有無は確認していません。

「GENETRADE」という名前で検索して来られた方へ。金融庁の一覧に、この名前の行があります。警告を受けたのは Genius Trading LTD という法人です。

この行を調べていて分かったことがあります。関東財務局の警告一覧には、この行が載っていません。消されたのではなく、関東財務局の一覧がそこまで古い警告を載せていないからです。順に書きます。

金融庁が公表している行

項目 公表されている内容
商号、名称又は氏名等 Genius Trading LTD
所在地又は住所 5 Cork Street, Belize City, Belize
金融商品取引業の内容等 インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの
備考 当該業者が提供するサービス(FX取引)の名称は「GENETRADE」である。
掲載時期 令和2年2月
区分 海外

2026-10-27に、令和8年10月23日更新版の一覧で確認しました。備考は1文だけで、ほかの行を名指しする記載はありません。

商号とサービス名に、共通する語がありません

「GENETRADE」と「Genius Trading LTD」を並べると、同じ語は1つもありません。Gene と Genius、trade と Trading。似ているように見えて、一致している文字列はないのです。

これは検索する側にとって厄介な型です。金融庁の一覧をサービス名で検索しても、商号の列には引っかかりません。備考の列まで検索しないと見つかりません。

関東財務局の一覧には載っていません

当サイトの無登録業者のページは、ふだん金融庁の一覧と関東財務局の警告一覧の両方で確認しています。この行は、関東財務局の一覧で見つかりませんでした。

理由は、関東財務局の一覧の範囲です。関東財務局が公開している「無登録で金融商品取引業等を行っている者に対する警告」の表は252行あり、いちばん古い行が令和3年4月28日付です。令和2年2月の警告は、その範囲より前にあります。

これは GENETRADE だけの話ではありません。金融庁の海外所在業者の一覧で日付が読める403行のうち、254行が令和3年4月より前の警告です。私が全行を数えました。つまり半分以上の行は、関東財務局の表では裏が取れません。

資料 行数 いちばん古い警告
金融庁「警告書の発出を行った無登録の海外所在業者」 日付が読める行 403 平成の行が221
関東財務局「無登録で金融商品取引業等を行っている者に対する警告」 252 令和3年4月28日

古い行は、金融庁の一覧でしか確かめられません。裏が取れないことを「怪しい」と読むのは逆です。役所の資料の作りがそうなっているだけです。

なお、警告を行ったのが関東財務局以外の財務局である場合もあります。私が確かめたのは、関東財務局の表にこの行がないという事実までです。どの財務局が出したのかは、公表資料からは読み取れませんでした。

このページで確かめていないこと

掲載されていることは、違法性が確定したという意味ではありません。金融庁が公表しているのは、日本の居住者を勧誘していた事実をつかんで警告書を出した相手です。

金融庁自身が、一覧の冒頭にこう書いています。掲載されている業者について、必ずしも現在の無登録営業の状況を示すものではなく、名称や所在地も現時点のものでない場合がある、と。令和2年2月の行については、この注意書きがとくに重く効きます。6年以上前の情報です。

出金拒否などの被害があったかどうかは、確認していません。公開サイトの規約も読んでいません。このページで書いたのは、公表資料に何が書いてあるかの1点です。

自分で確かめる手順は「出金拒否」「詐欺」と書かれた話を、自分で確かめる方法にあります。

更新履歴

  • 2026-10-27 公開。金融庁の一覧(令和8年10月23日更新)で確認しました。関東財務局の一覧は範囲外のため載っていません