最終更新:2026年10月27日

「FinPros 詐欺」と検索して来られた方へ。判定はしていません。確かめたのは、金融庁の一覧にこの名前があるかと、公開ページに契約相手の法人名が書いてあるかの2つです。被害の有無は確認していません。

「FinPros」という名前で検索して来られた方へ。金融庁の一覧に、この名前の行があります。警告を受けたのは FinPros Financial Ltd という法人です。

この行には、ほかの行とは違う点が2つあります。サービス名にドメイン名がそのまま入っていること、そして同じ部屋番号が別の2社の行にも出てくることです。どちらも公表資料だけで確かめられます。

金融庁が公表している行

項目 公表されている内容
商号、名称又は氏名等 FinPros Financial Ltd
所在地又は住所 CT House, Office 9A, Providence, Mahé, Seychelles
金融商品取引業の内容等 インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの
備考 当該業者が提供するサービスの名称は「FinPros.com、FinPros」である。なお、当該業者との関係性は不明であるが、令和6年12月26日付で警告した「PU Prime Limited」と所在地が同様である。
掲載時期 令和6年12月
区分 海外

関東財務局も個別に警告しています。令和6年12月26日付、商号は同じ FinPros Financial Ltd です。2026-10-27に両方の一覧で確認しました。

同じ内容が、2つの役所で書き方が違います

金融庁と関東財務局は、同じ備考を少し違う言葉で書いています。並べて読むと、どちらも同じことを言っているのに文が違います。

出典 備考の後半
金融庁の一覧 令和6年12月26日付で警告した「PU Prime Limited」と所在地が同様である。
関東財務局の個別ページ 同日付で警告した「PU Prime Limited」と所在地が同様である。

関東財務局のページは、そのページ自体が令和6年12月26日付なので「同日付」で足りるわけです。金融庁の一覧は何百行も並ぶので、日付を書き直している。読む側には関係ない差ですが、同じ文書を写しているのではなく、それぞれが書き直していることが分かります。

サービス名にドメインが入る行は12件だけです

金融庁の備考は、ふつう「サービスの名称は『○○』である」と名前だけを書きます。FinPros の行は、そこに「FinPros.com」とドメインごと入っています。

令和8年10月23日更新版の海外所在業者の一覧を私が数えたところ、サービス名にドメイン名が含まれる行は12件でした。当サイトで規約を読んだ会社のうち2社も、この12件に入っています。

商号 公表されているサービス名
FinPros Financial Ltd FinPros.com、FinPros
GT Global Ltd FXGT.com
XS Ltd XS、XS.com

ドメインが入っている理由は分かりません。サービス名として名乗っていたものをそのまま書いたのだと思いますが、一覧にその説明はありません。

同じ部屋番号が、別の2社の行にもあります

商号 サービス名 島の表記 警告日
FinPros Financial Ltd FinPros.com、FinPros Mahé 令和6年12月26日
PU Prime Limited PU Prime Mahe 令和6年12月26日
OnEquity Ltd OnEquity Mahe 令和7年3月26日

3社とも CT House の Office 9A です。島の名前だけ、FinPros の行がアクセント記号付きの Mahé になっています。金融庁の一覧でも関東財務局の個別ページでも、この違いはそのまま残っています。

金融庁は「当該業者との関係性は不明である」と明記しています。私もそれ以上のことは書けません。

同じ部屋に登記があることと、同じ相手が運営していることは別です。セーシェルの登記では、登録代理人の事務所の部屋を多くの法人が共有します。確かめられるのは、3社の行に同じ部屋番号が書かれているという1点だけです。

このページで確かめていないこと

掲載されていることは、違法性が確定したという意味ではありません。金融庁が公表しているのは、日本の居住者を勧誘していた事実をつかんで警告書を出した相手です。

金融庁自身が、一覧の冒頭にこう書いています。掲載されている業者について、必ずしも現在の無登録営業の状況を示すものではなく、名称や所在地も現時点のものでない場合がある、と。

出金拒否などの被害があったかどうかは、確認していません。公開サイトの規約も読んでいません。このページで書いたのは、公表資料に何が書いてあるかの1点です。

自分で確かめる手順は「出金拒否」「詐欺」と書かれた話を、自分で確かめる方法にあります。

更新履歴

  • 2026-10-27 公開。金融庁の一覧(令和8年10月23日更新)と関東財務局の警告一覧で確認しました