最終更新:2026年9月23日

このページは、調べた30社を1社ずつ、「確認できたこと」と「確認できなかったこと」に分けて並べたものです。長所と短所ではありません。

言い換えたのには理由があります。長所と短所を並べると、読む人は自動的に「で、どれがいいのか」を探し始めます。順位をつけないと決めているのに、並べ方で順位を作ってしまう。だから、評価の形ではなく調査結果の形にしました。

「日本語の規約が揃っている」は長所ではなく確認できた事実、「ゼロカットの条項が見当たらない」は短所ではなく確認できなかった事実です。どちらも、口座を開く前に知っておくと役に立ちます。

並べた順番について

点数順ではありません。調べた順に並べています。点数の高い順に並べると、それは順位表になります。比較表のほうは点数の降順ですが、あちらは数値を突き合わせるための表で、こちらは1社ずつ読むためのページです。

各社の見出しの下には、足切り4条件の内訳を同じ順番で置いてあります。会社ごとに項目を変えていないので、横に読むこともできます。

3つの物差しの意味

足切り4条件は、調査を始める前に決めて調査方針のページに公開したものです。4つすべてを満たしたときだけ「合格」になります。30社のうち2社でした。

食い違いは、公開ページの表記と規約・一次資料の記載がずれていた箇所の件数です。1件ずつ根拠の条項を添えて各記事に書いてあります。30社で72件。

金融庁の一覧は、「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」への掲載の有無です。掲載は警告書を出したという事実であって、違法性が確定したという意味ではありません。取引条件の評価も一切されていません。掲載の有無は事実として全社に書いていますが、足切りの条件には入れていません。

そして、ここに書いたのは記載の整合性の話です。出金拒否などの被害があったかどうかは、私は確認していません。「確認できなかった」は「存在しない」とは違います。

30社それぞれ

XMTrading(エックスエム)

75点|足切り合格|食い違い0件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ✅ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は Tradexfin Limited(セーシェル、FSA SD010)と規約1.1条に明記。4条件をすべて満たした2社のうちの1社です。規約の改訂は掲示から5日後に有効になる、と猶予期間が書かれています。

確認できなかったこと|投資家補償基金の条項は見当たりません。9.1.34条は Fraud Traffic の定義に scalping を名指ししています(文脈はボーナスの濫用)。利用規約のPDFが17MBあり、サーバー側の取り出しでは本文を読めないため、変更監視はファイルの大きさの比較にとどまっています。公式サイト・口座タイプ・入出金の3ページはHTTP 403で取得できず、ブラウザで開いて手で確認しています。

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AXIORY(アキシオリー)

82点|足切り合格|食い違い0件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ✅ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は Axiory Global Limited(ベリーズ、FSC 4496214)と Paragraph 1.1 に明記。30社のうち最も高い82点で、4条件をすべて満たしています。禁止行為に arbitrage・high-frequency trading・latency arbitrage を列挙する一方、scalping は列挙していません。公開ページの「スキャルピングに最適」と規約が一致しています。

確認できなかったこと|顧客資金は信託保全ではなく分別管理で、投資家補償基金の条項はありません。Paragraph 3.4 は規約の改訂に顧客の事前同意を不要とし、ウェブサイトに掲載した時点で効力が生じるとしています。XMTradingの5日後と違い、猶予期間がありません。

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TitanFX(タイタンFX)

68点|足切り不合格|食い違い3件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は Titan FX Limited と規約に明記。出金日数の開示も禁止手法の定義もあります。

確認できなかったこと|公開ページが「取引手法の制限なし」と書く一方、規約はスキャルピング関連の注文を拒否できると定めています。高頻度取引の可否と顧客資金の分別でも記載がずれます。

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BigBoss(ビッグボス)

68点|足切り不合格|食い違い5件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|規約の前文に Prime Point LLC の名があります。出金日数の開示と禁止手法の定義はあります。

確認できなかったこと|日本語版フッターが「日本国内で金融サービスを提供することを意図したページではない」と書いています。契約先の法人名、監督当局とライセンス、出金日数の記載場所、顧客資金の保全でも表記がずれます。

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FXGT(エフエックスジーティー)

74点|足切り不合格|食い違い1件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は GT Global Ltd。第15.11.4条が出金を「同日、または受付時間によっては遅くとも翌営業日」に処理すると規約本文に書いています。出金日数を公開ページではなく規約に書いている、数少ない会社です。

確認できなかったこと|スキャルピングの可否で公開ページと規約の記載がずれます。この1件だけで足切りは不合格になります。74点で不合格、75点のXMTradingが合格というのは、点数と足切りが別のものを測っている例です。

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Axi(アクシ)

69点|足切り不合格|食い違い1件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は AxiTrader LLC。出金日数の開示も禁止手法の定義もあります。

確認できなかったこと|公開ページは「出金手数料なし」ですが、規約は50ドル未満の出金に25ドルの手数料を置いています。ずれはこの1件ですが、1件でも足切りは不合格です。

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HFM(エイチエフエム)

72点|足切り不合格|食い違い3件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は HF Markets (SV) Ltd と規約に明記。出金日数の開示と禁止手法の定義があります。

確認できなかったこと|保険の金額、追加手数料の有無、ライセンスの有無の3点で、公開ページと一次資料の記載がずれます。

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EMCTrading(イーエムシートレーディング)

41点|足切り不合格|食い違い3件|金融庁の一覧に掲載なし
契約先法人 ❌ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ❌

確認できたこと|金融庁の一覧に掲載はありません。出金の所要日数は開示されています。

確認できなかったこと|規約そのものが見つかりませんでした。口座開設フォームの「顧客同意書」リンクは href が空です。そのため契約先法人を規約で確認できず、禁止される取引手法の定義もありません。顧客資金の保全、出金手数料、規制の状況でも表記がずれます。30社のうち、4条件を3つ満たさなかった唯一の会社です。

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EBC Financial Group(イービーシー)

69点|足切り不合格|食い違い4件|金融庁の一覧に掲載なし
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は EBC Financial Group (SVG) LLC。金融庁の一覧に掲載はありません。出金日数の開示と禁止手法の定義もあります。

確認できなかったこと|公開ページの法人リストが2種類あり、日本居住者の契約先になるSVG法人だけ、ライセンス番号の記載がありません。規制の主体と顧客資金の保全でも表記がずれます。

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ThreeTrader(スリートレーダー)

72点|足切り不合格|食い違い1件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は ThreeTrader Global Limited。出金日数の開示と禁止手法の定義があります。ずれは1件だけです。

確認できなかったこと|最大レバレッジの表記が公開ページと一次資料でずれます。なお法的文書ページはHTMLを取得しても6,531字しか返らず、ブラウザで開くと325,152字ありました。折りたたまれて非表示になっている本文があるので、取り方を変えないと読み落とします。

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Exness(エクスネス)

65点|足切り不合格|食い違い1件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は Exness (SC) Ltd(セーシェル、登録番号 8423606-1)と規約に明記。ずれは1件だけです。

確認できなかったこと|Zero口座の取引手数料の表記がずれます。それ以上に、日本から公式サイトの取引条件を確認できません。法的文書一覧・口座タイプ・入出金の3ページをサーバーから取ると「Please sign in or register for full access」という一文しか返りません。規約にはEAとAI関連の別の制限もあります。

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iFOREX(アイフォレックス)

51点|足切り不合格|食い違い4件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ❌ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は Formula Investment House Ltd.(英領ヴァージン諸島)と顧客契約に明記。禁止される取引手法の定義もあります。

確認できなかったこと|出金の所要日数の開示が見当たりません。顧客資金の分別管理、出金手数料、最低入金額、規約改訂の告知でも表記がずれます。公開ページの取得は毎回失敗するため(bot対策)、自動の変更監視ができていません。

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Tradeview(トレードビュー)

68点|足切り不合格|食い違い3件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は Tradeview Ltd.(ケイマン諸島)と顧客契約に明記。出金日数の開示と禁止手法の定義があります。

確認できなかったこと|顧客資金の分別管理、スキャルピングの可否、最大レバレッジの3点で表記がずれます。

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WeTrade(ウィートレード)

48点|足切り不合格|食い違い6件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は WeTrade International LLC(セントビンセント・グレナディーン)と規約に明記。出金日数の開示と禁止手法の定義があります。

確認できなかったこと|商品仕様ページが貴金属1:2000、変動レバレッジ規約が1:400と、自社の文書どうしで数字が違います。SVGFSAの「ライセンス番号」として掲げられているのは会社の登記番号でした。ライセンスの帰属、顧客資金の分別管理、「リクオートなし」の表記、セーシェル法人の登録住所でもずれます(6件)。

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Vantage Trading(ヴァンテージ)

58点|足切り不合格|食い違い4件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は Vantage Prime Trading Ltd.(セントルシア)と規約に明記。出金日数の開示と禁止手法の定義があります。

確認できなかったこと|契約先法人の国と準拠法、商号と所在地、ゼロカット、取引の相手方の4点で、公開ページと一次資料の記載がずれます。

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IS6FX(アイエスシックスエフエックス)

56点|足切り不合格|食い違い8件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|出金の所要日数は開示されていて、禁止される取引手法の定義もあります。

確認できなかったこと|食い違い8件は、Milton Marketsと並んで30社で最多です。公式サイトはコモロ法人を掲げますが、日本の口座開設フォームが同意させる「利用規約(Comoros)」第1条の本文は「IS6 Brokerage services are provided by IS6 Technologies Ltd (SVG)」。そのSVG法人だけ、公開ページの5法人のうち唯一ライセンス番号の記載がありません。FAQは「EA含め、スキャルピング等に制限は設けておりません」ですが、規約第7条は会社の明示的な承認なしに自動売買ソフトを使ってはならないと定めています。

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Land Prime(旧LAND-FX)

52点|足切り不合格|食い違い5件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は Land Prime Ltd と規約に明記。出金日数の開示と禁止手法の定義があります。

確認できなかったこと|契約先と準拠法、ゼロカット、EAの可否、Cent口座のレバレッジ、Prime口座の最低入金額の5点でずれます。日本語の検索結果に出てくる紹介記事は、FXと無関係な社名のドメインで運営されているものが中心でした。

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MYFX Markets(マイエフエックスマーケッツ)

39点|足切り不合格|食い違い7件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ❌ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ❌ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|禁止される取引手法の定義はあります。

確認できなかったこと|30社のうち最も低い39点です。規約に日本居住者の契約先法人の明記が見当たらず、出金の所要日数の開示も見当たりません。加えて、顧客資金の分別管理、ライセンスの現況、日本居住者を対象とするか、最低入金額、口座タイプの数、プロ口座の取引手数料、最大レバレッジの7点で表記がずれます。

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XS.com(エックスエス)

60点|足切り不合格|食い違い5件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は XS Ltd(セーシェル)とクライアントサービス契約 v1.4 の冒頭に明記。出金日数の開示と禁止手法の定義があります。

確認できなかったこと|保険の内容と金額、UAEの当局名とライセンス番号、クウェートの当局名とライセンス番号、セーシェル法人の登録住所、出金手数料の5点でずれます。

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Milton Markets(ミルトンマーケッツ)

53点|足切り不合格|食い違い8件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ❌ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|出金の所要日数は開示されていて、禁止される取引手法の定義もあります。

確認できなかったこと|規約に日本居住者の契約先法人の明記が見当たりません。食い違いは8件で、IS6FXと並んで30社で最多です。出金の前提条件、顧客資金の分別、注文の執行構造、契約先の法人名、ライセンスの帰属、ゴールドのスプレッド、ゴールドの最大レバレッジ、最大ポジション数。

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VT Markets(ブイティーマーケッツ)

59点|足切り不合格|食い違い4件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は VT Markets Ltd(モーリシャス、FSC GB20025801)と顧客契約書に明記。保険プログラムの証明書まで公開しています。

確認できなかったこと|保険の対象範囲と期間(2026年9月30日まで)が限定的で、公開ページの書き方と差があります。変更監視は登録しましたが、10ページすべてが HTTP 403 で取得できません。bot対策の迂回はしないので、3か月ごとに手で開いて突き合わせます。

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Tickmill(ティックミル)

56点|足切り不合格|食い違い2件|金融庁の一覧に掲載あり|規約上は日本居住者が対象外
契約先法人 ❌ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ❌

確認できたこと|契約先は Tickmill Ltd(セーシェル、FSA SD008)。顧客サービス契約と利用条件がそれぞれ独立して置かれています。

確認できなかったこと|利用条件は「日本の居住者に向けたものではない」と書いています。禁止される取引手法を定義した条項は見当たりません。顧客サービス契約のPDFは、監視ではファイルの大きさでしか比べられていません。

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Traders Trust(トレーダーズトラスト)

54点|足切り不合格|食い違い11件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ❌

確認できたこと|契約先は Traders Trust Ltd(セーシェル 8429440-1、SD141)と CSA 第1条に明記。FAQが75問あり、日本語の情報量は多いほうです。

確認できなかったこと|食い違いが11件と、執筆時点で調べた30社のなかで最も多い記録です。第6.4(e)条は、6か月の無活動で月25USD、残高が25USD未満なら全額を、事前通知なく引くと定めています。200%ボーナスの提供元はバミューダの別法人です。

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IC Markets(アイシーマーケッツ)

64点|足切り不合格|食い違い5件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|冒頭で IC が Raw Trading Ltd(セーシェル SD018)の商号だと明記。第14.1条は顧客資金を会社の資金と分けた口座群で保有するとしています。

確認できなかったこと|第6.7条は、スキャルピングを含む注文を理由を問わず絶対的な裁量で拒否できるとします。セーシェルFSAの登録簿にある住所は規約の本店所在地と一致しません。利用規約PDFは HTTP 403 で監視できていません。

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FXDD(エフエックスディーディー)

47点|足切り不合格|食い違い8件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ❌ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|入出金は方法ごとに日数・手数料・上限額が具体的に公開されています。第79.1条・第79.3条は休眠の条件と金額を書いています。

確認できなかったこと|規約第1.1条の登記住所が [FXDD registered address — to be confirmed by legal] という未記入のまま公開されています。法人名も商号だけで、ベリーズFSCの登録簿(現行120件・全509件)に一致する被免許者はありません。第75.6条にはキプロスの他社の名前と登記番号が残っています。

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DecodeFX(デコードFX)

54点|足切り不合格|食い違い5件|金融庁の一覧に掲載あり
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は Decode Global Limited(バヌアツ、会社番号700415)と第1.1条・定義条項に明記。準拠法は第35.1条でバヌアツ法。第3.4条は顧客資金を信託として保有するとしています。

確認できなかったこと|FAQは「ゼロカットを提供」としつつ、口座がマイナスになる度に申請が必要と書いています。規約と金融商品開示文書に、その条項は見当たりません。第8.7条は180秒以内の開閉をスキャルピングに含めます。一次資料は2021年6月21日付のままです。

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NordFX(ノードFX)

53点|足切り不合格|食い違い3件|金融庁の一覧に掲載なし|規約上は日本居住者が対象外
契約先法人 ❌ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は NordFX Ltd.(セントルシア、登録番号2023-00470)と冒頭に明記。準拠法は第12.1条でセントルシア法。出金ポリシーは「通常1営業日、いかなる場合も5営業日を超えない」と上限を書いています。

確認できなかったこと|日本語サイトの全ページのフッターに、日本の居住者にはサービスを提供していないと書かれています。公開ページの「フリーマージン金利 年率3.8%」は、第5.3条の「預けられた資金に利息を支払わない」と食い違います。

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FXCC(エフエックスシーシー)

48点|足切り不合格|食い違い4件|金融庁の一覧に掲載あり|規約上は日本居住者が対象外
契約先法人 ❌ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ❌

確認できたこと|契約先は Central Clearing Ltd(会社番号 HA00424753)、規制はムワリ国際サービス機構(MISA、BFX2024085)と表紙に明記。マイナス残高は会社が負担すると条件なしで書かれています。

確認できなかったこと|フッターの「制限地域」に日本が入っています。顧客資金は第三者がオムニバス口座で保有し、分離できない場合があるとされます。禁止される取引手法を定義した条項が見当たりません。規約PDFはサーバーからは HTTP 404 で、監視できていません。

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HYCM(エイチワイシーエム)

52点|足切り不合格|食い違い4件|金融庁の一覧に掲載なし
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|契約先は HYCM Capital Markets S.R.L.(コスタリカ、法人番号3-102-883933)と顧客契約の表紙に明記。第9.2条は出金を7営業日以内に送金すると上限を書いています。

確認できなかったこと|公開ページが掲げる英国FCAとドバイDFSAは、契約の相手方ではない別法人のものです。顧客契約30ページに規制当局の名前は1度も出てきません。segregated という語も0件。フッターは日本居住者への勧誘に関与しないと書いています。

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TradeQuo(トレードクオ)

53点|足切り不合格|食い違い5件|金融庁の一覧に掲載なし
契約先法人 ✅ 食い違い0件 ❌ 出金日数の開示 ✅ 禁止手法の定義 ✅

確認できたこと|第7.1条は顧客資金を「Client」と表示された分別口座に入れると定めています。日本向けにSTICPAY(日本円・即時・無料)が用意されています。

確認できなかったこと|日本語FAQは「マイナス分の返済義務を免除します」と書く一方、顧客サービス契約 第3条(e)は10暦日以内に自己資金を入金する義務を置いています。脚注に2社が並び、どちらが契約の当事者かを名指しした条項がありません。ライセンス番号の記載もありません。

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30社を並べて見えたこと

いちばん多かったのは顧客資金の扱いでした。分別管理・信託保全・保険の3つを、公開ページと規約で書き分けられていない会社がいくつもあります。分別管理は「会社のお金と混ぜない」というだけで、破綻したときに戻ってくることを保証する仕組みではありません。

次が契約先の法人です。日本語サイトの雰囲気と、実際に署名する相手の国が違う。グループ内に複数の法人があり、日本居住者が契約するのはそのうち最も規制の軽い法人、という構成が繰り返し出てきました。

3つ目がレバレッジと禁止手法です。公開ページの「最大◯倍」に条件が付いていたり、「制限なし」と書いた隣で規約が裁量的な拒否権を持っていたり。数字が嘘だというより、条件が別の場所に置かれている、という形が多いです。

逆に、揃っている会社は本当に揃っていました。食い違い0件が2社、1件だけが4社。30社のうち6社は、公開ページと規約がほぼ一致しています。

このページの限界

ここに書いたのは、書いてあることの整合性です。実際に出金が通るか、サポートが機能するか、約定がどうかは、別の話です。

出金の所要日数を自分で測れているのは、執筆時点で30社のうち1社だけです。残りは公開ページの数字を並べているにすぎません。EAでの比較も、まだデモ口座の1つから始めたところです。

そして、「確認できなかった」は「存在しない」とは違います。見落としているかもしれないし、私が開けなかった場所に書いてあるかもしれません。だから引用には条項番号を添えています。原文にあたって、違っていたら教えてください。直したら更新履歴に残します。

規約は3か月に一度読み直します。このページの内容も、そのたびに各記事と一緒に見直します。