「ロスカットは20%」と書いてある比較記事は多いのですが、同じ会社の中で、口座タイプによって0%から50%まで違うことがあります。
ここでは、執筆時点で調べた20社について、強制決済とレバレッジにかかわる数字を公式ページと利用規約の両方から並べています。取得元を添えてあるので、原文で確かめられます。
並べている項目
- ストップアウトとマージンコールの水準|口座タイプごとに違う社が5社あります。水準そのものが書かれていない社もあります。
- レバレッジが下がる条件|最大レバレッジは、いつまでも最大ではありません。残高やロット数で自動的に下がる仕組みを持つ社が大半です。
この2つを分けて見る理由
証拠金維持率がある水準を割ると通知が来て(マージンコール)、さらに割ると強制的に決済される(ストップアウト)。この2つは別の数字で、片方しか公開していない社があります。
そしてレバレッジは、その計算の入口にあたります。最大レバレッジが下がれば必要証拠金が増え、同じ建玉でも維持率は下がる。「残高が増えたらレバレッジが下がった」という形で、後から効いてくる条件です。
数字より先に見ておくこと
規約を読んでいて手が止まったのは、Axi の Product Schedule でした。ストップアウトは20%と書いてあるのですが、そのすぐ後ろに「当社が書面で変更しない限り」という条件が付いています。
同じ趣旨の条項は Vantage の顧客契約 第2.1項(g) にもあり、レバレッジ構成と証拠金要件を単独かつ絶対的な裁量で変更できると定めています。公開されている数字は、現時点の設定であって、契約上の約束とは限りません。
ここで確認しているのは記載の整合性であって、実際に強制決済で損をした人がいるかどうかではありません。調べ方の基準もあわせてご覧ください。
関連するページ
- ゴールドの取引条件|貴金属はFXと別枠のレバレッジ上限を持つ社が多く、XAUUSDを触るならここが本体です。
- 禁止される取引手法|「過大なレバレッジの使用」を禁止行為の例に挙げながら、基準を示していない社があります。
- 先に見ておく条項|利益取消・休眠口座など、口座を開く前に読んでおきたい条項をまとめています。
各社の調査基準日は、それぞれのブローカー記事に書いてあります。規約は3か月に一度読み直し、変更があればこのページも直します。