調査結果の要点
- 契約先:AxiTrader LLC
- 足切り:不合格(食い違い1件) 独自評価:69点/100
- EA(自動売買):記載なし / 禁止手法の定義:あり
- 出金日数の開示:あり / 金融庁の一覧:掲載あり(令和6年1月) ※無登録とは、日本の登録を受けずに日本居住者へ勧誘したと金融庁が判断した状態です。掲載は違法性の確定ではありません
- 注目点:公開ページは「入金または出金手数料を一切請求しません」と書きますが、Product Schedule は50ドル未満の出金に25ドルの管理手数料がありうると定めています。
Axi(アクシ)は、出金手数料は一切かからないと書いています。規約の付属文書(Product Schedule)には、50ドル未満の出金には25ドル、とありました。
4つの足切り基準にかけました。読んだのは公式サイトの説明ページの側ではありません。顧客契約書(Client Agreement, Effective 7 July 2026)とProduct Schedule(Effective 6 July 2026)、それに日本語のヘルプセンターです。調査基準日は2026年9月3日。
ただ、このブローカーを「隠しているブローカー」と書くと事実からずれます。出金についての開示は、方法ごとに所要日数を分けて書いてあります。
そのうえで契約先の規約は、顧客の資金が他の顧客の資金と混ぜられ得ることを、自分の言葉で認めています。開示は丁寧なのに、その丁寧な書類の中に資金の扱いが書いてある。
食い違い1件がどこで生まれているかを、条項番号つきで書きます。ゴールドのレバレッジが週末にどう下がるかも表にしました。金曜の午後に建てて持ち越す設計が通るかどうかは、その表で判断できます。
結論:足切り4条件を通りませんでした
足切り基準の判定
基準を満たしていません
- 日本居住者の契約先法人が規約に明記されている
- 公開ページと規約・一次資料の間に食い違いがない食い違いが記録されています
- 出金の所要日数を具体的に開示している
- 禁止される取引手法が具体的に定義されている
この判定は入力された調査データから自動で計算されます。基準は調査を始める前に公開したもので、個別のブローカーに合わせて変えることはありません。
- 日本居住者の契約先は AxiTrader LLC(セントビンセント登録)。法人名・登記番号・登記住所が公開ページと規約で一致しています。
- 「FSAに登録されている」ことと、FX・CFD業務の規制・監督を受けていることは別です。規約の冒頭が、FSAはその種の業者を規制も監視も監督もライセンスもしていないと自ら書いています。
- 顧客資金は、他の顧客の資金と混ざり得ると規約に書かれています。会社の資金と分けることと、顧客どうしで分けることは別の話です。
- 出金の開示はかなり具体的です。リクエストは24〜48時間以内に処理、経路ごとの着金目安も公開されています。
- 禁止される取引手法が、戦略ごとに日本語で書かれています。一方で、レイテンシー・アービトラージなどに関連すると判断した場合に、成立済みの取引を取り消し・反転できる条項もあります。
独自評価は69点、足切り基準は不合格でした。不合格の理由は、食い違いが1件あることです。それは出金手数料の説明です。出金の開示そのものは、むしろ細かいほうでした。点数は取引条件と開示の充実度を7項目で測るもの、足切りは4つの条件をすべて満たすかどうかだけを見るもので、別々の物差しです。
Axi の契約先はどこの法人か:AxiTrader LLC(セントビンセント登録)
誰と契約しているのか
契約先法人とは、口座を開いた利用者が実際に契約する法人のことです。日本語のサイトを使っていても、口座の契約はここに書かれた法人との間で結ばれます
日本居住者の契約先
登録のみ
規約冒頭に「The FSA does not regulate, monitor, supervise or licence margin FX and contracts for difference issuers.」と明記されています
日本から見た位置づけ
出典:利用規約(顧客契約書 Effective 7 July 2026/Product Schedule Effective 6 July 2026)/調査基準日 2026-09-03
日本語ページのフッターにも、規約の冒頭にも、同じ法人が書かれています。
AxiはAxiTrader LLC(AxiTrader)の商号です。同社はセントビンセント・グレナディーン諸島において登録番号4303 LLC 2025としてRegistrar of International Business Companiesにより設立され、Financial Services Authorityに登録されています。
所在地はEuro House, Richmond Hill Road, Kingstown, St. Vincent and the Grenadinesです。
出典:Axi 公式サイト(日本語)フッター
法人名・登記番号・登記住所が公開ページと規約で一致しています。これは当たり前のようでいて、そうとも限りません。私が調べたBigBossでは、契約先の法人名が3か所で3通りに書かれていました。Axiにその問題はありません。足切り基準の1つ目(契約先法人が規約に明記されている)は合格です。
問題は、その先です。規約の冒頭にはこう書かれています。
原文(英語)を見る
Axi is incorporated in Saint Vincent and the Grenadines and is registered as a limited liability company with the Financial Services Authority (FSA). The FSA does not regulate, monitor, supervise or licence margin FX and contracts for difference issuers. The FSA has not reviewed or approved any disclosure documents, including this Client Agreement issued by us.
出典:Axi 顧客契約書(Effective 7 July 2026)
「FSAは、証拠金FXおよびCFDの提供業者を、規制も、監視も、監督も、ライセンス付与もしていない」。これは第三者の指摘ではなく、Axi自身が自社の契約書に書いている一文です。
一方、日本語の公開ページは「Financial Services Authorityに登録されています」で止まります。嘘は書かれていません。ただ、規約にあるこの一文は日本語ページのどこにも見当たりませんでした。「登録されている」と「規制されている」は違います。読む側は、この差を自分で埋めるしかありません。
金融庁の一覧に載っているのは、別の法人です
金融庁の無登録業者一覧には、サービス名「Axi」を提供する法人として AxiTrader Limited が掲載されています。掲載は令和6年(2024年)1月、備考は一行だけです。
当該業者が提供するサービスの名称は「Axi」である。
出典:金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(HTML版)」2026年8月27日更新分
いま日本の利用者が契約するのは AxiTrader LLC です。Limited と LLC で、別の法人です。さらに、規約に書かれた登録番号は「4303 LLC 2025」。セントビンセント・グレナディーンの登録番号は末尾が登記年を表すため、2025年に登記された法人とみられます。
金融庁の警告は2024年1月ですから、順序としては警告のあとにできた法人ということになります。
法人が入れ替わったのか、複数が併存しているのかは、公開されている情報からは判断できません。確認できるのは、いまの契約相手の名前が、警告を受けた法人の名前と同じではないという事実だけです。契約先そのものは規約・公式ページ・登記番号まで一致して明記されているので、足切り基準の1つ目は合格のままです。
なお私は、金融庁の一覧への掲載を採点にも足切りにも使っていません。主要な海外FXブローカーはほぼ全社が掲載されており、判定材料として機能しないからです(数えた結果は撤退・警告業者の一覧に書きました)。一覧をこう使う、という例としてお読みください。
口座タイプの選び方:分かれ目は手数料です
口座タイプ別の条件
3種類。最大レバレッジは3つとも1,000倍で同じ。違うのはスプレッドと手数料です
Standard
Pro
Elite
出典:公式サイト 口座タイプ一覧/調査基準日 2026-09-03
Axiの口座はStandard、Pro、Eliteの3種類。最大レバレッジは3つとも1,000倍で同じです。違うのはスプレッドと手数料、それに推奨される最低入金額です。
- Standard:手数料なし。EURUSD 0.68pips〜、ゴールド16セント〜。推奨最低入金額100ドル。口座通貨は11種類。
- Pro:EURUSD 0pips〜、ゴールド9セント〜、往復4.5ドルの手数料。推奨最低入金額100ドル。口座通貨は11種類。
- Elite:スプレッドはProと同じで、手数料が往復3.5ドルに下がります。推奨最低入金額25,000ドル。口座通貨はUSD・EUR・GBP・AUDの4種類だけ。
ゴールドで計算すると差がはっきりします。1ロットは100オンスなので、スプレッドの差7セントは1ロットあたり7ドルにあたります。Proの手数料は往復4.5ドル。ゴールドを1ロット単位で回すなら、StandardよりProのほうが1往復あたり2.5ドル安い計算です。数字は公式サイトの表示値で、私が実測したものではない点は添えておきます。
細かい点をひとつ。規約に添付されたProduct Scheduleでは、この3つが Standard / Premium / Elite と表記されています。公式サイトの「Pro」が、規約では「Premium」。同じものを指していると読めますが、名前が揃っていません。
必要証拠金を動かす2つの仕組み:Dynamic Margin と HMR
Product Scheduleには、必要証拠金を動かす仕組みが2つ書かれています。EAを運用するつもりなら、口座タイプ選びよりこちらのほうが効くかもしれません。
ひとつはDynamic Margin。建玉が大きくなるほど、段階的に必要証拠金が上がります。
Our dynamic margin structure reduces leverage and increases margin requirements as your open position size increases in accordance with tiers.
出典:Axi Product Schedule(2026年7月6日発効)Dynamic Margin
もうひとつがHigher Margin Requirement(HMR)です。決まった時間帯に、証拠金率が引き上げられます。
- 指標発表:発表の30分前から、発表の2分後まで
- 市場のクローズ:クローズの3時間前から、再開の2分後まで
- 日次の中断:終了の1時間前から、再開の2分後まで
- 週末:金曜のクローズ3時間前から、月曜の再開2分後まで
- 決算シーズン:発表の2営業日前から、翌取引日まで
この間の上限は銘柄ごとに決まっています。Product Scheduleの表ではこうです。
- 貴金属 50〜100倍
- FX 200倍/指数 100倍/原油 20〜50倍
出典:Axi Product Schedule(Effective 6 July 2026/2026-09-03取得)
ゴールドを持ったまま週末をまたぐなら、1,000倍という数字は関係なくなります。金曜のクローズ3時間前から効き始めるので、金曜の午後に建てて持ち越す設計のEAは、そこで証拠金が足りなくなることがあります。
Variationsの節には「大きなエクスポージャーが提供または使用された場合、当社はレバレッジを引き下げることがある」ともあります。
ボーナスとポイント制度
Axiには入金ボーナスもポイント制度もありません。取引口座のページにも、法的文書にも見当たりませんでした。代わりにあるのは、最大100万ドルの資金提供プログラム「Axi Select」と、スワップフリー口座です。
ボーナスが無いことは、単に見劣りするという話とは違います。ボーナス規約に縛られる建玉が存在しないということでもあります。海外FXで起きるトラブルの一定数は、ボーナスの取り消し条件と出金条件の解釈をめぐるものです。その種類の揉め事が、構造上起きません。
最大の発見:「出金手数料なし」と、Product Schedule の25ドル
足切りが不合格になった理由は、この1点です。あわせて、登録と規制の区別、顧客資金の混合についても書きます。
利用規約に書かれている、知っておくべき3点
公式サイトの説明ページには書かれていない内容です。条項番号を添えています
| 条項 | 内容 | なぜ重要か |
|---|---|---|
| 21.3条(b)(iii)(iv) | 顧客資金は混合される場合があり、損失を決済できなかった他の顧客のデフォルトリスクに間接的にさらされる。さらに他の顧客のための取引を含む義務を果たすために当社が使用する場合があり、その結果、資金に不足が生じる可能性がある | この一文があるかどうかで、破綻時に戻ってくる可能性の話がまるごと変わる |
| 2.6条(f)・Product Schedule | 12か月間、取引もオープンポジションもない口座に月次で休眠手数料(日本円口座は1,000円)。残高がゼロになれば予告なく口座を閉鎖できる | 金額まで事前に開示されている点は評価できる。置いたままの口座は残高が減っていく |
| 13.1条 | 規約の改訂に猶予期間の定めがない。通知した時点から効力を持ち、取引を続ければ同意したとみなされる | 執筆時点で調べた範囲では多数派のやり方。猶予を設けているのは HFM(少なくとも1週間)と XMTrading(5日)だけだった |
出典:利用規約(顧客契約書 Effective 7 July 2026/Product Schedule Effective 6 July 2026)/調査基準日 2026-09-03
規約を読んでいて、口座を持つ側に効いてくると感じたのは次の3点でした。いずれも公開ページではなく、規約と付属文書に書かれています。
顧客資金は他の顧客の資金と混ざり得る、と規約に書かれている
海外FXの日本語記事でよく見る「分別管理」「信託保全」という言葉を、Axiの日本語ページは使っていません。私が確認した範囲では、顧客資金の分別管理について述べた日本語ページ自体がありませんでした。
分別管理とは、顧客から預かった資金を会社自身の資金と分けて管理することです。信託保全は、顧客資金を信託銀行などに預けて会社の資産と切り離す仕組みで、分別管理とは別のものです。確かめ方は別ページに書いています。
規約には書かれています。
原文(英語)を見る
21.3条(b)(iii):your funds may be co-mingled which exposes you indirectly to the risk of default by other clients who fail to settle their losses
21.3条(b)(iv):your funds may be used by us to meet our obligations incurred in connection with margining, guaranteeing, securing, transferring, adjusting or settling dealings in derivatives, including dealings on behalf of other clients which may result in a shortfall in respect of your funds
出典:Axi 顧客契約書(Effective 7 July 2026)
「お客様の資金は混合される場合があり、損失を決済できなかった他の顧客のデフォルトリスクに間接的にさらされます」。そして「お客様の資金は、他の顧客のための取引を含むデリバティブ取引の義務を果たすために当社が使用する場合があり、その結果、お客様の資金に不足が生じる可能性があります」。
これはAxi固有の悪条件というより、SVG法人が使う契約書によくある書き方です。ただ、書いてある以上は事実として扱うべきです。私がこれを重く見るのは、この一文があるかどうかで、破綻時に戻ってくる可能性の話がまるごと変わるからです。
なお「安全な取引のために」という日本語ページには「Axiは、お客様の資金、個人情報、プライバシーを週7日24時間保護するために、最先端のセキュリティ対策を採用しています」という一文があります。ただしこのページの文脈はISO27001とサイバーセキュリティであり、預託資金の分別管理を述べたものとは別です。私は、これを規約との食い違いには数えませんでした。
禁止される取引手法は、戦略ごとに日本語で書かれている
| 戦略 | Axiの記載 |
|---|---|
| 高頻度取引(HFT) | 不可。「Axi では当社プラットフォームでの高頻度取引(HFT)を受け付けていません」 |
| 短期取引(スキャルピング) | 可。「短期取引は当社の標準取引プラットフォームでは許可されていますが、Axi Select 口座では許可されていません」 |
| アービトラージ | 不可。「アービトラージ戦略を許可しておらず、レイテンシー・アービトラージと判断された取引は取り消されます」 |
| マーチンゲール | 可。「当社プラットフォームでマーチンゲール戦略の使用を許可しています」 |
| 両建て(ヘッジ) | 可。MT4/MT5では可能で、同一銘柄の両建て時は標準証拠金要件の半分。ただし Axi独自プラットフォームでは不可で、反対ポジションは自動的に相殺されます |
| EA(自動売買) | 可否を明言した日本語の記事は見つかりませんでした。MT4/MT5への導入手順の記事はあります |
出典:Axi ヘルプセンター「どの取引戦略が許可されていますか?」(日本語)/Axi 顧客契約書 定義条項・第6.2条 2026年9月3日時点
足切り基準の4つ目は「禁止される取引手法が具体的に定義されている」です。ここはAxiの開示が明確に良い部分でした。
規約側では、定義条項に “Price Manipulation” が置かれています。
当社の価格・執行プロセス・取引プラットフォームに意図的に干渉しようとする行為。電子機器、ソフトウェア、アルゴリズム、取引戦略、アービトラージ手法(レイテンシー濫用、価格操作、時間操作を含むがこれらに限らない)を用いて不当な利益を得ることを含む
出典:Axi 顧客契約書 定義条項(Effective 7 July 2026/2026-09-03取得)
そのうえで、日本語のヘルプセンター「どの取引戦略が許可されていますか?」が、戦略ごとに可否を書き分けています。
- 高頻度取引(HFT):「Axi では当社プラットフォームでの高頻度取引(HFT)を受け付けていません」
- 短期取引(スキャルピング):「短期取引は当社の標準取引プラットフォームでは許可されていますが、Axi Select 口座では許可されていません」
- アービトラージ:「Axi ではアービトラージ戦略を許可しておらず、レイテンシー・アービトラージと判断された取引は取り消されます」
- マーチンゲール:「Axi では当社プラットフォームでマーチンゲール戦略の使用を許可しています」
- 両建て:MT4/MT5では可(両建て時は標準証拠金要件の半分)。Axi独自プラットフォームでは不可で、反対ポジションは自動的に相殺される
「制限なし」とだけ書いて規約で裁量を留保するブローカーと比べると、書き方が違います。TitanFXは公式ページで「スキャルピング、ヘッジ、EAなど取引手法制限なし」と書きながら、規約5.10条で理由の如何を問わず拒否できるとしていました。Axiは逆に、できないことを名指しで書いています。足切り基準の4つ目は合格です。
ただし限界もあります。1つは、EA(自動売買)そのものの可否を述べた日本語記事が見つからなかったこと。MT4/MT5へのEA導入手順の記事はありますが、可否の明言とは違います。
もう1つは、規約の “Unacceptable Conduct” の定義です。「公正かつ合理的に行動する典型的なトレーダーに期待される通常の取引活動以外の行為」。広く読める余地が残っています。
休眠手数料と、規約改訂のやり方
休眠手数料は規約2.6条(f)とProduct Scheduleの両方に書かれています。12か月間、取引もオープンポジションもない口座に月次で課金され、金額は口座通貨ごとに設定されています(日本円口座は1,000円)。残高がゼロになれば、Axiは予告なく口座を閉鎖できるとされています。金額まで事前に開示されている点は評価できます。
規約改訂については13.1条です。
原文(英語)を見る
We may amend or replace this Agreement at any time by giving written notice to you of the changes. By continuing to trade or maintain an account with us, you will be deemed to have accepted and agreed to the amendments. If you do not wish to be bound by the amendments, it is your responsibility to close your account as soon as is practical.
出典:Axi 顧客契約書 13.1条
猶予期間の定めはありません。通知した時点から効力を持ち、取引を続ければ同意したとみなされます。これは他社の規約にも見られるやり方です。猶予期間を設けているのは、HFM(少なくとも1週間)とXMTrading(5日間)の2社だけです。
Axi の出金は何日かかるか:リクエストは24〜48時間以内、着金は方法により1〜3営業日
出金は何日で戻ってくるか
| 公開ページの表記 | 国際銀行送金 1〜3日/カード・暗号資産 即時(着金までは銀行と居住国により1〜7営業日) |
|---|---|
| 入出金ポリシー等の文書 | 出金リクエストは24〜48時間以内に処理。ローカル/インターネットバンキング 1〜3営業日、暗号資産・bitwallet は処理後即時 |
| 私の実測 | 私自身の実測はまだありません。公開されている数字と規約の記載だけを載せています。 |
上の「私の実測」の行に数字が入っているときは、私が実際に出金した結果です。1人ぶんの経験であり、金額・経路・時間帯・混雑状況によって変わります。ブローカーが保証する日数ではありません。
出金の開示は具体的でした。方法ごとに所要日数を分けて書いているからです。
足切り基準の3つ目は「出金の所要日数を具体的に開示している」です。Axiはヘルプセンターの日本語記事でこう案内しています。
出金リクエストは通常、週末を含む毎日処理されます。(中略)出金リクエストを受領後、24〜48時間以内に処理を完了するよう努めております。
ローカル/インターネットバンキング – 1〜3営業日
暗号通貨支払い – 即時(リクエストが処理された後)
Bitwallet: 即効性(日本在住者のみ利用可能)出典:Axi ヘルプセンター「出金にはどのくらい時間がかかりますか?」
「社内処理の目標時間」と「着金までの日数」を分けて書いている点が具体的です。入出金ページ側にも、国際銀行送金1〜3日、カード・暗号資産は即時、着金までは銀行と居住国により1〜7営業日、という記載があります。足切り基準の3つ目は合格です。
ただし、この日数が書いてあるのはヘルプセンターと入出金ページで、規約の条項ではありません。20社のうち、出金日数を規約や入出金ポリシーの条項として定めているのは5社(AXIORY・TitanFX・FXGT・WeTrade・Vantage Trading)で、Axiはそこには入りません。書き方は細かいが、書いてある場所は書き換えのきくページだ、という位置づけです。
日本に関わる点を2つ。1つ目、bitwalletが「日本在住者のみ利用可能」と明記されています。2つ目、アジア地域の入出金一覧に日本円の国内銀行振込はありません。人民元・ルピア・ウォン・リンギット・ペソ・バーツ・ドンには国内振込がありますが、円にはありません。日本から使うなら、カード・国際送金(USDなど)・暗号資産・bitwalletということになります。
食い違いは1件。出金手数料の説明
日本語の入出金ページには、はっきりこう書かれています。
Axiは、いかなる支払い方法においても、入金または出金手数料を一切請求しません。
出典:Axi「アジアにおける入出金方法」(日本語)
Product Schedule(規約の付属文書)には、こう書かれています。
Withdrawals are free if they are above US$50 or for the full balance of your Account. Otherwise, an administration fee of US$25 may apply.
出典:Axi Product Schedule(Effective 6 July 2026)
「US$50超、または口座全額の出金であれば無料。それ以外は管理手数料US$25がかかる場合がある」。同じ入出金ページの出金表は、カードの最低出金額を5ドル、Skrillを5ユーロとしています。表のとおり5ドルを出金すると、Product Scheduleでは25ドルの手数料の対象になり得ます。
「一切請求しません」と「US$50以下には25ドルかかる場合がある」は両立しません。これを食い違い1件として記録し、足切り基準の2つ目を不合格としました。
出金にかかる費用の説明が文書間でずれる例は、iFOREX と EMCTrading でも記録しています。どれも金額は小さいのですが、口座を閉じるときにだけ効いてくる種類の条項です。
実害の大きさで言えば、これはTitanFXやBigBossで見つけた食い違いより軽いものです。50ドル超を出せば無料であることに変わりはなく、全額出金も無料です。それでも記録するのは、私の基準をブローカーごとに緩めないと決めているからです。軽い食い違いを見逃す媒体は、重い食い違いも見逃します。
口座開設の手順
口座開設の手順と所要時間
| 所要時間 | 公式サイトに「数分で口座を作成できます」と記載。承認までの日数は明示なし 本人確認の自動認証は大抵即時に完了し、手動チェックが必要な場合は1〜2営業日追加でかかる場合があると記載。 |
|---|---|
| 必要書類 | 身分証明は政府発行の写真付き書類(パスポート、国民IDカード、運転免許証など)。カラーで、氏名・国籍・生年月日・写真が読め、有効期限内で、四隅が全部写っていること。表と裏の両方が必要です。スキャン画像やデジタル画像は受け付けず、写真であることを求めています。住所証明は銀行取引明細書、公共料金の請求書(ガス・水道・暖房・電気)、税務書類、弁護士からの確認書などで、過去3か月以内に発行されたもの。スクリーンショット、携帯電話の請求書、クレジットカードの明細書は受け付けないと明記されています。申請書と住所が一致しない場合は口座を開設できないとも書かれています。 |
- 申請フォームに入力する
- 身分証明書を撮影してアップロードする
アプリまたはクライアントポータルから、表と裏を撮影します。 - 自撮りを撮影する
顔を枠に合わせて撮ります。 - 住所証明書をアップロードする
- 認証の完了を待つ
自動認証は大抵すぐ終わりますが、手動チェックが必要な場合は1〜2営業日ほど追加でかかることがあると案内されています。完了するまで入出金を含む制限がかかります。
公式の日本語ページに、本人確認に必要な書類の一覧は見当たりませんでした。
Axi(アクシ)の採点と足切り判定は、20社すべてに同じ基準を当てて出したものです。下のリンクは広告です。経由して口座が開設されると私に報酬が入ります。報酬の有無で点数や合否が動くことはありません。お金の流れはサイトについてに書いています。
Axi の日本からのアクセス規模:参考値です
日本からのアクセス規模と、その使われ方
| 日本からの訪問数 | 未取得。計測サービスに接続できず、調査時点では値を取得できませんでした |
|---|
日本からの訪問数を取得できていないため、他社との大小は判定しません。私の規模判定は訪問数の比較を前提としており、数字がない状態で「知名度が高いから利用者も多いはずだ」といった推測で埋めることはしません。値を取得できた時点で追記します。
私は日本人利用者数の推計値を出しません。公開情報から取得できるのは訪問数と使われ方の指標だけで、そこから実際の利用者数を導く筋道がないためです。数字は外部の計測サービスによる推定値であり、ブローカー側の公表値ではありません。計測時点:2026年9月3日時点で未取得。規模の大小は、訪問数が10倍以上離れている場合にのみ断定します。
日本からの訪問数を取得できていないので、他社との大小はここでは判定しません。数字がないところを「知名度があるから利用者も多いはずだ」と埋めることはしないつもりです。値が取れた時点で追記します。
独自評価 69点の内訳
独自評価
各項目を満点に対する割合で描いています。外側ほど満点に近い形です。
| 評価項目 | 配点 | 採点 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 信頼性・運営情報 | 20 | 11 | 法人名・登記番号・登記住所は公開ページと規約で一致しており、開示は明確です。一方、規約が自ら「FSAはFX・CFD業者を規制も監督もライセンス付与もしていない」と書いており、監督当局は実質的に不在です。さらに21.3条(b)(iii)は顧客資金が他の顧客の資金と混合され得ることを認めています。11点。 |
| 取引環境 | 20 | 15 | 最大1000倍、ロスカット20%、250銘柄以上、MT4・MT5と独自アプリ、日本円建て口座あり。約定方式の明示がありません。15点。 |
| 取引コスト | 15 | 11 | Standard 0.7pips(手数料なし)、Pro 0pips+往復4.5ドル。GOLDは9〜16セント。11点。 |
| 入出金環境 | 15 | 11 | 出金リクエストを24〜48時間以内に処理すると明記し、方法ごとの日数も公開しています。bitwalletが日本在住者に限って使えます。一方、手数料の説明が公開ページとProduct Scheduleで食い違い、日本円の国内銀行振込はありません。11点。 |
| 日本語サポート | 10 | 7 | 24時間365日。ヘルプセンターは日本語で読めますが、日本語対応の時間帯は明示されていません。7点。 |
| EA・自動売買環境 | 10 | 8 | 戦略ごとの可否を日本語で明文化しており、この点は執筆時点で調査していた6社のなかでは最も具体的でした。ただしEAそのものの可否を述べた記事は見つかりませんでした。8点。 |
| ネット上の評判 | 10 | 6 | 一次資料として使える苦情の集積が見つからず、中位に置いています。6点。 |
| 合計 | 100 | 69 / 100 | |
全ブローカーに同一の配点・同一の観点を適用しています。基準は調査方針をご覧ください。
公開ページと一次資料の食い違い
| 論点 | 公開ページの表記 | 一次資料の記載 |
|---|---|---|
| 出金手数料 | 「Axiは、いかなる支払い方法においても、入金または出金手数料を一切請求しません」(アジアにおける入出金方法・日本語) | 「Withdrawals are free if they are above US$50 or for the full balance of your Account. Otherwise, an administration fee of US$25 may apply.」(Product Schedule) |
点数が伸びたのは取引環境(15/20)で、口座タイプごとのコストと禁止手法の書き分けが効いています。逆に信頼性・運営情報は11/20にとどまりました。契約先が登録のみの法人で、規約自身がFX・CFD業務は規制を受けていないと書いていること、顧客資金が他の顧客の資金と混ざり得ると規約にあることによるものです。
点数と足切りは連動しません。足切りで落ちたのは4条件のうち「公開ページと規約・一次資料の間に食い違いがない」の1つだけで、その中身は出金手数料の説明です。出金日数の開示が足りないから落ちた、という話ではありません。そこはむしろ通っています。
評判をどう評価したか
評判を6点とした根拠
- 日本語の情報:アフィリエイト記事が大半で、一次資料として使える苦情の集積は見つからなかった
- 同社の注意喚起:Axi自身が「Axiを名乗る詐欺サイト・不審な連絡」への注意喚起ページを日本語で公開している。同社の名を騙る第三者が実在することを示すもので、Axi本体の運営に対する苦情ではない
- 重い苦情:出金拒否の具体的な事例で、一次資料として確認できたものはなかった
判断:苦情が確認できないことを理由に高くも低くも動かさず、中位に置いた
AXIORYと並べてみる:契約先の監督と、混ざり得る顧客資金
同じ項目について、一次資料に何と書かれているかを並べます。相手はAXIORYにしました。顧客資金の扱いが規約に明記されていて、Axiの条文と直接つき合わせられるからです。どちらが優れているかを決める表ではありません。
| 項目 | AXIORY(82点・合格) | Axi(69点・不合格) |
|---|---|---|
| 契約先の監督 | ベリーズFSC ライセンス4496214 | セントビンセント・グレナディーン諸島FSAに登録のみ |
| 顧客資金 | 分別管理。Financial Commission が1件最大2万ユーロを補填 | 他の顧客の資金と混ざり得ると規約に明記 |
| 出金の開示 | 規約に「最大5営業日」と明記 | 24〜48時間以内に処理。経路ごとの着金目安まで公開 |
| 禁止取引の定義 | 規約に列挙なし。公式もスキャルピングを認めている | 戦略ごとに日本語で明文化 |
| 公開ページとの食い違い | 0件 | 1件(出金手数料) |
Axi側で具体的に書かれているのは、出金と禁止取引です。出金は時間で、禁止取引は戦略名で書いてあります。読む側が判断できる形になっているという点では、AXIORYより細かい箇所もあります。
一方、契約先は登録のみで規制はなく、規約は資金の混合を認めています。AXIORYは食い違いが0件で、補償の枠組みも規約に書かれていました。足切りの判定が分かれたのは、この2点です。
他のブローカーとの並列比較は比較ページにまとめています。足切り基準を通過したブローカーだけを見たい場合はこちらをご覧ください。
税金の扱い
税金の扱い(海外FX共通)
国内のFX業者と海外のFX業者では、利益にかかる税金の計算方法が違います。ここはブローカーごとの差ではなく、海外FX全体に共通する話です。
| 区分 | 雑所得(総合課税)。国内業者は申告分離課税です |
|---|---|
| 税率 | 給与など他の所得と合算した金額に対する累進課税。国内業者の一律20.315%とは異なります |
| 損失の繰越 | できません。国内業者は最長3年繰り越せます |
| 他社との損益通算 | 海外FX同士は通算できますが、国内業者の損益とは通算できません |
| 確定申告 | 給与所得者は年間の利益が20万円を超えると申告が必要です |
具体的な税額や申告の可否は所得状況によって変わります。判断に迷う場合は税務署または税理士にご確認ください。
Axi固有の論点ではなく、海外FX全体に共通する話です。口座を決める前に一度だけ確認しておけば足ります。
Axiのよくある疑問
Axiの契約先はどこの法人ですか?
AxiTrader LLC(登録番号4303 LLC 2025、セントビンセント・グレナディーン諸島)です。法人名・登記番号・登記住所は、日本語の公開ページと顧客契約書で一致しています。
AxiはFSAの規制を受けていますか?
顧客契約書の冒頭に「The FSA does not regulate, monitor, supervise or licence margin FX and contracts for difference issuers.」と書かれています。FSAへの登録はありますが、規制・監督・ライセンス付与は行われていない、というのがAxi自身の記載です。
Axiの顧客資金は分別管理されていますか?
日本語の公開ページに分別管理を述べた記載は見当たりませんでした。顧客契約書21.3条(b)(iii)には「your funds may be co-mingled」(顧客の資金が混合される場合がある)と書かれています。
Axiでスキャルピングやマーチンゲールは使えますか?
日本語ヘルプセンター「どの取引戦略が許可されていますか?」に、短期取引は標準プラットフォームで許可(Axi Select口座では不可)、マーチンゲールは許可、高頻度取引(HFT)とアービトラージは不可、と明記されています。
Axiの出金にはどのくらいかかりますか?
ヘルプセンターに「出金リクエストを受領後、24〜48時間以内に処理を完了するよう努めております」と記載があり、着金はローカル/インターネットバンキングで1〜3営業日、暗号資産とbitwalletは処理後即時とされています。
調査結果
顧客契約書とProduct Scheduleに書かれていることは確認できました。公開ページとの差も、そのまま記録しています。
推測で埋めた箇所はありません。
このページの判定は、絶対的な評価ではありません。上の調査基準日の時点で公開されていた一次資料(ブローカー自身が公開している利用規約・顧客契約・入出金ポリシー・ボーナス規約などの原文と、当局の公表資料)をもとにした、私の記録です。公開情報は変わります。規約は3か月に一度読み直し、変更に気づいた時点で記事を直して更新履歴に残します。
基本情報
| 英文ブランド名 | Axi (AxiTrader) |
|---|---|
| 検索用タイトル(title タグ) | Axi(アクシ)の出金・出金手数料・評判|規約で独自調査 |
| 公式サイトURL(日本語) | https://www.axi.com/jp |
| 設立年 | 2007年(公式ページに「2007年以降のユーザー 1.4m」と表示) |
| 日本居住者の契約先法人名 | AxiTrader LLC |
| 契約先法人の登記番号 | 4303 LLC 2025 |
| 契約先の監督当局 | セントビンセント・グレナディーン諸島 Financial Services Authority(登録のみ) |
| 契約先を監督する当局の水準 | 登記のみ |
| 契約先のライセンス番号 | なし。規約冒頭に「The FSA does not regulate, monitor, supervise or licence margin FX and contracts for difference issuers.」と明記されています |
| 契約先の登記住所 | Euro House, Richmond Hill Road, Kingstown, St. Vincent and the Grenadines |
| 日本居住者が投資家補償基金の対象か | 対象外 |
| 契約先カードの注意書き(読み違えやすい点) | 日本語ページには*「分別管理」「信託保全」という言葉自体がありません*。顧客契約 21.3条(b)は、顧客資金が*混合され、他の顧客のデフォルトリスクに間接的にさらされる*こと、*他の顧客のための取引の義務を果たすために使用される場合がある*ことを書いています。 |
日本市場
| 金融庁 無登録業者一覧への掲載 | あり |
|---|---|
| 掲載時期(掲載ありの場合) | 令和6年1月 |
| 一覧に記載された法人名 | AxiTrader Limited |
| 日本語サポートの対応時間 | 24時間365日(ヘルプセンター「Axiの営業時間は?」に「年中無休で24時間対応」と記載。日本語の対応時間は明示されていません) |
| 日本人スタッフ | 不明 |
| 日本からの訪問数 | 未取得。計測サービスに接続できず、調査時点では値を取得できませんでした |
| アクセス指標の計測時点 | 2026年9月3日時点で未取得 |
| 規模についての判定 | 日本からの訪問数を取得できていないため、他社との大小は判定しません。私の規模判定は訪問数の比較を前提としており、数字がない状態で「知名度が高いから利用者も多いはずだ」といった推測で埋めることはしません。値を取得できた時点で追記します。 |
取引環境
| 口座タイプ | Standard/Pro/Elite(規約付属のProduct Scheduleでは Standard, Premium and Elite と表記) |
|---|---|
| 口座カードの副題 | 3種類。最大レバレッジは3つとも1,000倍で同じ。違うのはスプレッドと手数料です |
| 口座タイプ別の条件(カード) | 口座名 | EURUSD スプレッド | ゴールド スプレッド | 取引手数料 | 推奨最低入金額 | 口座通貨 Standard | 0.68pips〜 | 16セント〜 | +なし | 100ドル | 11種類 Pro | +0pips〜 | +9セント〜 | !往復4.5ドル | 100ドル | 11種類 Elite | +0pips〜 | +9セント〜 | !往復3.5ドル | !25,000ドル | !USD・EUR・GBP・AUD の4種類 |
| 口座カードの注意書き(選び方の分かれ目) | ゴールドで計算すると差がはっきりします。1ロットは100オンスなので、*スプレッドの差7セントは1ロットあたり7ドル*にあたります。Pro の手数料は往復4.5ドル。*ゴールドを1ロット単位で回すなら、Standard より Pro のほうが1往復あたり2.5ドル安い計算*です。細かい点をひとつ。規約に添付された Product Schedule では、この3つが *Standard / Premium / Elite* と表記されています。公式サイトの「Pro」が規約では「Premium」で、名前が揃っていません。数字は公式サイトの表示値で、私が実測したものではありません。 |
| 最大レバレッジ | 最大1000倍(銘柄により500倍など) |
| ロスカット水準 | 20%(Product Schedule「The Liquidation Level is 20% unless varied by us in writing」) |
| マージンコール水準 | Product Scheduleに水準の記載なし |
| 最小取引単位 | 0.01ロット |
| 1取引あたりの最大数量 | 銘柄ごとに設定(FXは最大2,000ロットの記載) |
| 取扱銘柄数 | Product Scheduleの一覧で250銘柄以上 |
| プラットフォーム | MetaTrader 4/MetaTrader 5/Axi独自プラットフォーム(モバイルアプリ) |
| 口座通貨 | AUD, CAD, CHF, EUR, GBP, HKD, JPY, NZD, PLN, SGD, USD(Elite口座は USD, EUR, GBP, AUD) |
| 約定方式 | 公式サイトに明示なし |
コスト
| EURUSD 平均スプレッド | Standard 0.7pips/Pro 0pips/Elite 0pips |
|---|---|
| XAUUSD 平均スプレッド | GOLD:Standard 16セント/Pro・Elite 9セント |
| 取引手数料 | Standard なし/Pro 往復4.5ドル/Elite 往復3.5ドル |
| スワップフリー | あり。Product Scheduleに「濫用と判断した口座のスワップフリー資格を取り消す権利を留保する」と記載 |
| GOLD 1ロットのコントラクトサイズ(契約サイズ) | 公式サイトに明示なし |
EA・自動売買
| EAの使用(公式FAQ) | 記載なし |
|---|---|
| スキャルピング(公式FAQ) | 可 |
| スキャルピング(規約側) | 禁止の記載なし |
| 両建て | MT4/MT5では両建て可(同一銘柄で両建て時は標準証拠金要件の半分)。Axi独自プラットフォームでは不可で、反対ポジションは自動的に相殺されます |
| 禁止取引手法が具体的に定義されているか | されている |
| 禁止取引手法の内容(条項番号つき) | 規約の定義条項:Price Manipulation =「engaging in practices which deliberately attempt to interfere with our prices, execution process or the Trading Platform, including using any electronic device, software, algorithm, trading strategy or arbitrage practice (including but not limited to latency abuse, price manipulation or time manipulation) to take unfair advantage…」/Unacceptable Conduct =「any conduct, other than normal trading activity expected of a typical trader acting fairly and reasonably…」。 ヘルプセンター「どの取引戦略が許可されていますか?」では、高頻度取引(HFT)は不可、アービトラージは不可で「レイテンシー・アービトラージと判断された取引は取り消されます」、マーチンゲールは可、短期取引は標準プラットフォームでは可(Axi Select口座では不可)と明記されています。 |
| 知っておくべき3点(カード) | 21.3条(b)(iii)(iv) | 顧客資金は*混合される場合があり、損失を決済できなかった他の顧客のデフォルトリスクに間接的にさらされる*。さらに*他の顧客のための取引を含む義務を果たすために当社が使用する場合があり、その結果、資金に不足が生じる可能性がある* | この一文があるかどうかで、破綻時に戻ってくる可能性の話がまるごと変わる 2.6条(f)・Product Schedule | *12か月間、取引もオープンポジションもない口座に月次で休眠手数料*(日本円口座は1,000円)。残高がゼロになれば*予告なく口座を閉鎖*できる | 金額まで事前に開示されている点は評価できる。置いたままの口座は残高が減っていく 13.1条 | 規約の改訂に*猶予期間の定めがない*。通知した時点から効力を持ち、取引を続ければ同意したとみなされる | 執筆時点で調べた範囲では多数派のやり方。猶予を設けているのは HFM(少なくとも1週間)と XMTrading(5日)だけだった |
| 3点カードの注意書き(実務上どう受け止めるか) | 21.3条の書き方は Axi 固有の悪条件というより、*SVG法人が使う契約書によくある型*です。ただ、書いてある以上は事実として扱います。なお「安全な取引のために」という日本語ページの一文は、文脈が ISO27001 とサイバーセキュリティであって預託資金の分別管理を述べたものではないため、*食い違いには数えていません*。 |
| VPS | 記載が見当たりません(取引プラットフォームページに VPS の記載なし。/jp/vps は404) |
入出金
| 入金方法 | クレジット/デビットカード、PayPal、国際銀行送金、Skrill、Neteller、Astropay、Fasapay、暗号資産(アジア地域の一覧。日本円建ての国内銀行振込は一覧にありません) |
|---|---|
| 出金方法 | 同上に加えて bitwallet(ヘルプセンターに「日本在住者のみ利用可能」と記載) |
| 出金手数料 | 公開ページは「Axiは、いかなる支払い方法においても、入金または出金手数料を一切請求しません」。Product Scheduleは「US$50超または口座全額の出金は無料。それ以外は管理手数料US$25がかかる場合がある」 |
| 出金所要日数(公開ページの表記) | 国際銀行送金 1〜3日/カード・暗号資産 即時(着金までは銀行と居住国により1〜7営業日) |
| 出金所要日数(入出金ポリシー等の文書) | 出金リクエストは24〜48時間以内に処理。ローカル/インターネットバンキング 1〜3営業日、暗号資産・bitwallet は処理後即時 |
| カード出金の上限 | 5万ドル(アジア地域の出金一覧) |
| 第三者名義の扱い | 「出金は、元の入金に使用したのと同じ決済方法で行う必要があり、資金は元の送金元に返されなければなりません」 |
| 出金所要日数(私の実測) | 私自身の実測はまだありません。公開されている数字と規約の記載だけを載せています。 |
口座開設
| 本人確認に必要な書類 | 身分証明は政府発行の写真付き書類(パスポート、国民IDカード、運転免許証など)。カラーで、氏名・国籍・生年月日・写真が読め、有効期限内で、四隅が全部写っていること。表と裏の両方が必要です。スキャン画像やデジタル画像は受け付けず、写真であることを求めています。住所証明は銀行取引明細書、公共料金の請求書(ガス・水道・暖房・電気)、税務書類、弁護士からの確認書などで、過去3か月以内に発行されたもの。スクリーンショット、携帯電話の請求書、クレジットカードの明細書は受け付けないと明記されています。申請書と住所が一致しない場合は口座を開設できないとも書かれています。 |
|---|---|
| 口座開設の所要時間 | 公式サイトに「数分で口座を作成できます」と記載。承認までの日数は明示なし 本人確認の自動認証は大抵即時に完了し、手動チェックが必要な場合は1〜2営業日追加でかかる場合があると記載。 |
| 口座開設時の注意点 | 公式の日本語ページに、本人確認に必要な書類の一覧は見当たりませんでした。 |
規約
| 確認した規約の版数・改訂日 | 顧客契約書 Effective 7 July 2026/Product Schedule Effective 6 July 2026 |
|---|---|
| 規約のURL | https://axidocs.s3.amazonaws.com/media/svg/client-agreement.pdf |
| 休眠口座手数料 | 12か月間、取引もオープンポジションもない口座に月次で課金。金額は口座通貨ごとに設定(日本円口座は1,000円)。残高がゼロになるとAxiは予告なく口座を閉鎖できると規約2.6条(f)に記載 |
| 休眠手数料が事前に開示されているか | 開示されている |
| 規約改訂に顧客の事前同意が必要か | 不要 |
| 利益取消・取引無効化の条項 | 6.2条(d)「we consider it necessary to cancel or reverse a trade that has already been executed, including where we reasonably believe that trade was placed in connection with any of the conduct described in sub-clauses (e) to (i) below」。あわせてヘルプセンターに「レイテンシー・アービトラージと判断された取引は取り消されます」と記載。 |
| ボーナス規約の要点 | 入金ボーナス・ポイント制度ともに提供なし(取引口座ページ・法的文書のいずれにも記載が見当たらない)。代わりに最大100万ドルの資金提供プログラム Axi Select と、スワップフリー口座がある。 |
調査・開示
| 調査基準日 | 2026-09-03 |
|---|
食い違い1件でも不合格になるのはなぜか、という点は調査方針に書いてあります。基準を満たしたブローカーだけを見たいときは足切りを通ったブローカーの一覧へ。
この記事は2026年9月3日に取得した一次資料に基づいています。規約は3か月に一度読み直し、変更があれば記事を直して更新履歴に残します。利用規約とProduct Schedule、根拠にしたヘルプセンターの3記事を含む10ページを、毎日取得しています。
出典
- Axi 顧客契約書(Effective 7 July 2026・PDF)
- Axi Product Schedule(Effective 6 July 2026・PDF)
- Axi 法的文書一覧(日本語)
- Axi 取引口座(日本語)
- Axi アジアにおける入出金方法(日本語)
- Axi ヘルプセンター「どの取引戦略が許可されていますか?」
- Axi ヘルプセンター「出金にはどのくらい時間がかかりますか?」
- Axi ヘルプセンター「Axiの営業時間は?」
- Axi 安心して取引を(日本語)
- 金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について
- Axi ヘルプセンター「口座開設に必要な書類」(日本語)
- Axi ヘルプセンター「身分証明書のアップロード」(日本語)
- Axi 取引口座ページ(Standard/Pro/Elite の条件表)
- Axi Product Schedule(Dynamic Margin/Higher Margin Requirement/Variations の各節)
調査基準日:2026-09-03 / 取引条件・規約は予告なく変更される場合があります。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
Axiは「開示の姿勢は良いが、契約条件そのものは軽くない」ブローカーでした。禁止戦略を名指しで書き、出金の目標時間まで公開する一方で、監督当局は実質不在で、規約は顧客資金の混合を認めています。
この2つは矛盾しません。正直に書くことと、条件が有利であることは別の話だからです。むしろ、条件を正直に書くブローカーほど、書いてある内容は厳しく見えます。読む側が見るべきなのは「良さそうに書いてあるか」ではなく「何が書いてあるか」です。
足切り基準では、食い違い1件により不合格としました。ただしその1件は出金手数料の説明であり、TitanFXやBigBossで見つけたものとは重さが違います。判定は判定として機械的に出しつつ、中身の違いはここに書き残しておきます。
今回いちばん大きかったのは、正直に書くブローカーほど、書いてあることが厳しく見えるという点でした。Axiの出金の開示は具体的です。その具体性の中に、25ドルの一行があります。




















