『FXと俺』LINEグループ現役メンバーのT.Kさんの体験談を、計3回にわたってお送りしています。
「絵に描いたような有頂天からの転落。」=「成功の礎・・・?」Part2
by こっそり兼業トレーダーT.Kさん
皆さんこんにちは。トレードライフはいかがでしょうか?
こっそり兼業トレーダーT.Kと申します。
本業の傍、FXトレードを日々勉強中。「俺組」のメンバーとして、2019年9月よりお世話になっており、今尚現役です。
今回はPart 2ということで、前回に引き続き、赤裸々に、今までのトレードライフを振り返っていきたいと思います。
EA(自動売買)の魔力
EA(自動売買)を始めたことをきっかけに、毎日利益が積み上がり、その利益での生活が可能となった私は、それはもうウキウキが止まりませんでした。
「この日までには〇〇円になっているはずだから、あれを買っちゃおうかな♫ああ、欲しかったあれも買えちゃうよ〜( ^ω^ )」などと考えていたわけです。
取らぬ狸の皮算用とはまさにこのこと・・・(泣)
一度EAで溶かしたことなど、もはや頭にありません。
「取り返す、いや、倍になって返ってくる!そう、俺はその運命にある!!」などと、全く根拠のない自信を纏いつつ、日々スマホのポジション保有画面を何度も何度も開いていました。
(当時は「チャート」など全く興味がありませんでした。そうです、そもそもFXをやっているという頭もないわけです。ただただ自動でお金が増えていく様を見たいだけ。でもなぜお金が増えていくのか、その仕組みを理解していませんでした・・・。)
時は流れ、確かに利益は積み上がっていきました。
しかし、資金管理などまともにできていない口座は、常に高額の含み損を抱え、何度も「維持率低下」を経験します。そしてその都度使えるクレジットカードから追い金して口座を保たせることが私の仕事となっていきました。
「トレーダー」などとは一切呼べない、ただ「金を使っているヤツ」です(泣)
そしてまた時は流れ、私にとっての「運命の日①」を迎えます。
EAの現実を知った日
2019年8月、それまで60万円以上含み損を抱え、「もう、ここまでか・・・」などと嘆いていた口座が、朝起きると+64 万円になっていました!
見間違えかと思いましたが、赤い画面から青い画面に間違いなく切り替わっている・・・プラスポジションの数字が海を漂う船のように、緩やかに美しく揺れているではありませんか!!
「しかしなんでこんなことが!?」真っ先に思ったのはこれでした。
すぐにLINEコミュニティーに含み益で真っ青なスクショを撮って送りました。「これって手動で決済してもいいものなのでしょうか?」という素人丸出しの質問を添えて・・・。
「構いませんよ。でもこれEA止まっていますね・・・意図的に止めていたとしか思えない、素晴らしい裁量ですね!!おめでとうございます!!」
「EAが止まっている・・・??裁量???」
また疑問符が頭をよぎりましたが、多くの方からメッセージに「いいね!」をつけていただき、祝福の言葉がたくさん送られてきたものですから、「ついに俺の時代が来たか!」と浮かれていました。
Part 1に出てきた「投資に関心が強い友人」にもすぐ連絡。「やりましたね、T.Kさん!!まるで自分のことのように嬉しいですよ!!」とのこと。
一晩でマイナス60万円からプラス60万円・・・この金額の振れ幅に大興奮だったのでした。
ちなみにこの大儲けのカラクリ、つまりEAが止まっていたというのは、EAを稼働させているデスクトップクラウドの月額料金が支払われていなかったことが原因でした。
度重なるクレジットカードからの入金により、気がつけばそのカードの限度額に達していたわけです。(その後、ちゃんとクレジットカードの請求額を支払いましたが、遅延してしまった事実は消えません・・・。)
何れにしても、一晩でサラリーマンの月収のおよそ1.5〜2倍を手に入れた私は、「FXは稼げる!!」と確信しました。
そして、同時に「もしEAを稼働させていたら、また口座が溶けていた・・・」という事実にも気付かされました。
LINEコミュニティーのコメントは、悲痛な叫びで埋め尽くされていたからです。「トランプ砲」というキーワードとともに・・・。
およそ半年の経験で得たことは、EAは絶対的なものではなく、裁量ができない時の補助ツールでしかないということ。また、稼働タイミング、相場状況によっては、ナンピンを何度も重ね、高額の含み損を抱え続ける羽目になるということ。それ故に、そこには勝ちの継続性が保証されていないということでした。
これらを実体験から学んだ私は、ついに「裁量トレード」への道を歩み始めることになります。
「トランプ砲」と「クレカ遅延」により偶然得たボーナスと共に・・・。
Part 3へ続きます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。