今回は、私がどのようにFX相場を認識し、チャートの流れを読み解き、エントリーポイントを探しているのか?
つまり、私の相場観というか相場の見方について説明します。
私のブログは基本的に抽象的な内容が多い傾向にあります。が、
これにはワケがあって、そもそもFXというものは抽象的なモノの集合体であるとの持論があり、具体的に説明してもあまり参考にならないと考えているのです。
世の中には具体的なトレード手法などありふれていますが、はっきり言って参考になっているのでしょうか?
参考になるのなら、負ける人ってほとんどいないでしょう。
今回は自分のトレードの手の内やマインドなど具体的な解説もしてみました。(笑)
日々情報を発信しているSNSでは説明しきれないので、今回はブログにて深堀です。
私のFXトレードの根幹とも言うべき重要なポイントですので、日々のトレードの中で意識しながらトレードすると良いですよ。
是非とも参考にしていただきたい核心的な私のトレードマインドの一部です。
FX相場を動かすパワートレーダーは少数精鋭だという事実
まず、あなたはどのような相場の力関係でチャートが上昇したり下落したりしていると考えていますか?
恐らくは大口の買い注文が集中したことによる上昇、あるいは売り注文が集中したことによる下落と言った感覚ではないでしょうか。
これは、ある意味正解。
しかし、あまりにも単純すぎる考えでこのレベルでは勝ち組トレーダーの餌食になってしまいます。
FX相場における勝ち組は10%未満しかいない現実
一般的にFX相場における勝ち組トレーダーは10%ほどしか存在していません。
残りの90%はFX相場における敗者です。
しかも勝ち組10%のうち、機関投資家やヘッジファンド、世界中の政府系金融機関なども含まれているので個人投資家の占める割合はかなり少なくなります。
この『勝ち組』という定義は色々あるので、ここでは明確にどうこう決めることはしませんが、少なくとも一定期間において通算損益がプラスでなければ勝ち組とは言えませんよね。
この現実を見ただけで、如何にFXが厳しい世界か理解できるでしょう。
FXの勝ち負けはFXトレーダーの多数決で決まるモノではない
ここで少し面白いお話をします。
現代社会において多数決で物事を決めていくのは民主主義の基本であり、私達にとってごくごく自然なことですよね。
これをFXトレードに置き換えてみて、相場の流れがFXトレーダーの多数決で決まるとします。
つまり数の論理で決まるという仮定です。
この理論で行くと、FXトレードで勝つ人は負ける人より多くなるはずですよね。
しかし、先ほど説明した通り現実は10%以下です。
つまり多くのFXトレーダーが『買いだ!』『売りだ!』という状況で同調しても、某社のエントリー状況のパワーバランスが分かるシステムを利用しても、実際のところ、FXで勝つのは難しいということが単純に理解できるでしょう。
多数派の流れに飛び乗るのが危険な理由
次に、単純な相場の流れに乗ることの危険性について少し解説します。
例えば、FX相場に参加している90%のFXトレーダーがすでにロングポジションをキープしていた場合、新規にロングできる相場の余力は10%しかありません。
おお!上昇した!ロングでエントリーだ!って状況をイメージしてみてください。
FXは売りと買いの注文バランスが取れて成立しています。
ここで重要なのは残り10%の枠で新規にロングした場合、利益を確定させる自信がありますか?
不可能です。
残り10%のロングは、先行してロングしていたFXトレーダーの利益確定の為のショートを浴びせられ『The End』でしょう。
FXは単純にこの『数の論理』多数決で決まるモノではないという事実を覚えておいてください。
裏を返せばFX相場を動かしているパワートレーダーは極一部だということです。
実際にFX市場の流れをこのように捉えて、『相場の流れを見る』という力を持ったFXトレーダーは少数です。
負け組はエントリーと利確のタイミングを見直すべき
なぜFXで勝てないのか。
今までにチャートを長期間見てきた。
色々な本も読んで沢山勉強した。
テクニカル的な知識も人並み以上にある。
などなど。
だけど勝てない。
90%の負け組トレーダーはほとんど同じです。
私は、FXトレードにおいて重きを置くポイントと注ぎ込むべきエネルギーの方向性が少しズレているのかなと感じています。
まずは、継続的にFXで稼ぐ少数のトレーダーと多くの負け組の違いを知っておく必要があります。
そもそも少数の勝ち組トレーダーは売買のタイミングが違っています。
単純に負け組トレーダーがロングしている時に少数の勝ち組トレーダーがショートしている意味ではありません。
決定的に違うのはタイミングなのですよ。
多数の負け組が新規にエントリーしている時には、少数の勝ち組は利益を確定し一旦相場から離脱しています。
多数の負け組が損切りをする時には、少数の勝ち組は新規にエントリーしています。
これが事実です!
この程度の説明では、まだまだ抽象的なので次は私の具体的なトレード手法の一部を少し説明しますね。
『FXと俺』のエントリーすべきポイントとは
まずはこの画像をご覧ください。
画像を見て貴方ならどのポイントでエントリーしますか?
私の場合、上昇が継続するのか下落に転換するのか分からないポイントのAやBでロングします。
まず、多数派となる負け組のトレーダーではエントリーできないポイントでしょう。
そこそこ力のあるFXトレーダーなら直近の高値を抜いたC付近でロング出来るかもしれません。
このポイントなら上昇トレンドになる確率がAやBより高く、優位性が高いトレードとなるからです。
では、負け組トレーダーはどこでエントリーする傾向にあるか?
答えはDです。
はっきりした上昇トレンドが確認できるDのポイントで急いでロングするでしょう。
ここで負け組のいわゆる大多数のトレーダーが買い始めると、市場におけるロングは徐々に出尽くした感が出てきます。
つまり、追随するトレーダーも少なくなり新規のロング勢が弱まり、この後は上げ止まりの状況になりやすくなります。
よく高値で掴まされることはありませんか?
利益を確定すべきポイントの違いとは
同じ画像です。
次に利益を確定するポイントについてですが、私の場合、基本的に多数派の負け組トレーダーがエントリーしてくるDのポイントを利益を確定すべきポイントとして狙っています。
口座状況や他通貨ペアの兼ね合いで実際には前後しますが、狙いとしては多数派がロングするポイントを見ています。
Dポイントで多数派がロングすると注文が一巡して実際には上げ止まって、その後下落に転換していきます。
Dでロングした多数派は含み損が大きくなってきますから、E付近で損切りを始めます。
つまりE付近は損切りのショート注文が集中し、ロングも一巡しているので新規のロングが入りにくい状況に変わります。
ショートが優勢に変わるターニングポイントになるということです。
私は基本的に法定通貨ペアに限ってはブル派(ロング専門家)なので、この場面でショートすることは滅多にありませんが、勝ち組トレーダーは必ず初動のショートを狙っているのでエントリーして来るでしょう。
そうなると、勝ち組のショートエントリーの圧力と負け組の損切り注文が重なり、下落にスピードが出てきます。
ここで重要なのは、勝ち組も負け組もほぼ同じポイントでショートしているということです。
負け組は損切りのショートであり、勝ち組は新規のエントリー。
負け組は損出を確定するトレード、勝ち組は利益の確定につながるトレードです。
ここ、とても重要です。
勝ち組は、負け組がどこでエントリーしてくるのか?どこで損切りするのか?負け組のエントリーパターンを把握するためにチャートを見ていると言っても過言ではありません。
そして相場の初動に上手く乗っているのです。
だから勝てるのですよ。
俺ラインはエントリーポイントの精度を上げるに不可欠
ただ、このエントリーポイントを見つけていくのは非常に難しいのも事実です。
単にチャートを見ていてAとかBのポイントは簡単には見つけることはできません。
運よく見つけることができても、そこに根拠がなければトレードに継続性は生まれません。
だから私は裁量トレードの場合、常に5つの俺ラインと背景色を重要視してトレードしています。
兎に角、一度や二度の勝ちより、後日トレードの根拠となりえるトレードしかしません。
少しでもトレードの精度を上げていかないと、FX相場の世界で生き残って行くことはできませんからね。
俺ラインについては、【無料】FXと俺LINEグループ参加者募集!の記事で少し説明しているのでご覧ください。
俺ラインの精度やレベルの高さについては、ここでどうこう説明した所で無駄なのでしません。
気になる方は私のLINEグループに参加下さい。
無料で参加できるので、その場で体感してもらうのが一番良いと思います。
今回は少し、私の具体的なトレードに関する内容をお伝えしましたが、少しは参考になったでしょうか?
勝ち組トレーダーは皆同じ手法で勝っているワケではありませんが、今回お伝えしたこと、狙っていることは共通していると思います。
FXは単にチャート上で見えるものだけではなく、その背景にある相場が動く原理を意識しながら見てみると違う世界が見えてくるかもしれません。
それでは!
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