ゴールド専用EAの稼働については、各種パラメーターの設定についてお話しておかないといけません。
同じエントリーロジックに基づいて作成されたEAであっても、ちょっとしたパラメーター数値の設定の違いによりトレード結果は驚くほど変わってきます。
それほど重要なポイントになります。
EAにおけるパラメーターの意味と設定の重要性
EAにおけるパラメーターの意味を日本語に訳すと『外部から入ってくる数値としての情報』です。
さらに詳しく説明すると、『特定の数理的な処理結果に影響を与えうる外部から投入される変動要素』のことを言います。
少し専門的であり、かつ数学的要素が強いイメージですから理解できない方もいるかもしれませんね。
では、スポーツ番組で見かけるようなストラックアウトをイメージしてみてください。
ストラックアウトとは、的当てピッチングゲームです。
四角い的の中には、さらに21cm四方の的が9つ用意されています。
Aという投手が、同じ環境化の中で全く同じ投球フォームでボールを2回投げたとします。
この場合、ボールの回転数、スピードなど全て同じと仮定します。
本来なら、2回とも同じ番号の的を射抜くはずですよね。
しかし、3回目に投げた時、向かい風や横風などの影響を受ければ、射貫く的の番号は変わります。
この向かい風や横風が、物理的に的を射抜くという行為(処理結果)に影響を与える変動要素、つまりパラメーターとなります。
1つ面白い話をします。
航空機には、かなり昔から自動飛行機能という装置がついています。
私の記憶では、確か第二次世界大戦が勃発した昭和初期には、爆撃機などにこのような便利な機能がついていたと思います。長距離飛行が必要になる爆撃機のパイロットの心身的な負担を減らすためや燃料の節約のために開発されたのでしょう。
最近になり、自動車の世界でも自動で走行する機能がついた新しい次元の車が出てきていますよね。
この人間が作った飛行機や車は、特段の故障がなければ、私たちが操縦する限りにおいて本来その目的とされた飛行や走行に支障はなく普通にその役割を果たします。
しかしながら、これらを自動で動かすとなると、目的地までの移動に必要な各種の情報に基づき計算された数値の設定が完璧に入力されていないと、その目的は果たせません。
要は、正しい数値の設定をしておかないと自動では正確に動かないということです。
また、出発時点で正しい数値を設定していても、自然の世界で生きている以上その環境は刻々と変化しています。
例えば、東京からニューヨークまで自動操縦で飛行するとしましょう。道中、天候の変化により風向き、風圧、降雨などの自然現象が発生しますよね。
そのような場合、必ずパイロットは自動飛行機能を正常に維持するため、各種必要数値の設定を修正するはずです。
必用に応じ、状況の変化に柔軟に対応することは必要不可欠だということです。
言わばパラメターの設定を最適化させているのです。
これはFXトレードを自動売買させるためのEAについても同じことが言えます。
逆に、全くパラメーター数値の設定ができないEAほど危険だと言えます。
まず、MQL言語レベルで作成されているEAでは、パラメーターの数値変更なしで常に目的を達成しうることは不可能だと私は思っています。
『ゴールド専用EA(oregold-se2)』のパラメーター設定を公開!
「FXと俺」の自動売買システム『ゴールド専用EA(oregold-se2)』においてはパラメーターの数値をたまに変更しています。
また、パラメーターの数値を変えないまでも、実際のEAのトレード結果を見ながら現在の数値設定が最適なものなのかをチェックしています。
このようなことから、私のゴールド専用EA『oregold-se2』を稼働させているユーザーの皆さんのために、私のパラーメーター数値をお知らせすることにしました。