今回はFXとレバレッジの関係性について私が考えている重要なポイントを説明します。
初めに言っておきますが、私は現在、海外口座のXMを利用していて日本の国内口座は全く利用していません。
過去においては、国内口座も数百倍のレバレッジが利用できていた頃には数社の口座を開設し利用していましたが、金融庁のレバレッジ規制が入ってからは魅力を感じなくなり、また、リスクが高すぎるという現実からは海外口座に移行しています。
海外口座も色々あって、国内口座とは違ったリスクの高い業者もかなり存在しています。
私の経験上、ある業者においてはポジションを決済できなくなり、折角のプラスポジションがマイナスになり訴訟になった事もありました。
MT4の注文が全てはじかれ、決済出来ない状況が1週間以上も続いたのです。
訴訟は預けた資金を全て出金させる事で和解に至りましたが、海外の業者であり国内法が適用されない以上それはもう大変な訴訟となりました。
その業者は現在もちろん存在していません。
もう二度と経験したくない苦い思い出です。
そんな事を色々体験しながら、最終的に自分にとって安全で安心できるのがXMとなり現在に至っています。
新しくできた海外口座を安易な気持ちで利用するより、長年、多くのユーザーに利用されているものが信頼できます。
XMは私自身、他の方にオススメできる海外口座です。
口座開設はこちらからできます。
XMTrading 公式サイト
レバレッジが危険は大きな間違い
国内FX業者を推奨する記事の中に、「レバレッジが高いと危険!特に海外FX業者はリスクが高い」と書いてあるのを見たことがあります。でも、私から言わせると大きな勘違いと誤解。
レバレッジが大きいと、リスクが高くなる可能性があるだけのこと。
レバレッジが危険なのではなく、全くリスク管理をせずにフルレバレッジで取引をすることが危険なのです。フルレバレッジで取引をするのであれば、国内FXの25倍フルレバレッジでもリスクが高いので海外FXに限った話ではありません。
しかも、ゼロカットシステム※がない国内FXの方が、よっぽどリスクが高いと思っています。
「ゼロカットシステム」とは?
ゼロカットシステムとは、相場の急激な変動によって強制ロスカットが利かず、口座残高がマイナスとなってしまった場合に、FX業者が口座残高を0にしてくれる仕組み。
国内FX業者で口座残高がマイナスになると、マイナス分をトレーダーに請求されます。これを“追証”といい、つまりは借金を背負うことになるわけです。
2015年のスイスショックでは多数のトレーダーが追証となってしまいました。追証となるような急な相場変動では、強制ロスカットなど役に立ちません。リスクは果てしなく無限です。
XMはスイスフランショックのときに、ゼロカットシステムを適用して、トレーダーの借金を帳消しにする処置をとりました。
XMを利用していれば、口座残高以上のリスクを背負うことはありません。
ちなみに日本の法律ではFXで借金を背負った場合、基本的に自己破産はできません。
これは破産法において、FXが債務の免責不許可事由(※)に該当しているからです。
実際には、さまざまな事情を考慮して免責が許可(=裁量免責)されるケースもありますが、これはあくまでも裁判所の裁量によるものです。「最悪、自己破産すればOK」のような軽い気持ちでリスクを背負うべきでないことは言うまでもないでしょう。
「債務の免責不許可事由」とは?
自己破産をするには、裁判所によって個人の債務の免責を許可してもらうことが必用です。
ここで言う免責とは、借金の支払義務を免除してもらうということです。免責の許可をもらい、借金の支払いをしなくても良いという状態にしてもらうことで自己破産が成立します。
ただ、裁判所に対し破産・免責の手続を経れば必ず免責が許可されるとは限りません。
「免責不許可事由」と呼ばれる一定の事由がある場合には、免責が許可されない、つまり不許可となることがあります。
FXはこの免責不許可事由に該当します。
参考までに、FXトレードに限らず、株式取引・先物取引・仮想通貨取引なども「射幸行為」とされているので、この免責不許可事由に該当しています。
FXトレーダーとして最悪のケースを考えた時、国内口座を利用するリスクがいかに高いかという事が理解できるでしょう。
XMは私自身、他の方におすすめできる海外口座です。
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トレードの選択肢が広がる
口座レバレッジを大きくしたからといって、888倍のレバレッジでポジションを保有する必要は全くありません。
あくまでも、888倍のレバレッジでも取引できるという選択肢を与えているだけです。
その仕組みを使うか使わないかは自由に決定できます。
例えば、口座のレバレッジが25倍に制限されている国内FXと比較してみましょう。
口座のレバレッジ | 実際に裁量で選択できる実効レバレッジ | ||||
---|---|---|---|---|---|
1倍 | 25倍 | 100倍 | 500倍 | 888倍 | |
1倍 | 〇 | × | × | × | × |
25倍 | 〇 | 〇 | × | × | × |
500倍 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
888倍 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
25倍に制限されている口座では、25倍までのレバレッジでしか運用はできません。
最大レバレッジ888倍のXM口座では、1倍~888倍まで自由にレバレッジをコントロールできます。
レバレッジが大きい口座は、ポジションを保有する必要証拠金が少なくて済むというメリットがあります。
複数の通貨ペアをスキャルピング取引でハイレバレッジ取引してもいいですし、複数通貨の長期的な運用も可能です。大切なのは、ポジション量をきちんとコントロールすること。ポジション管理がしっかりできていれば、トレードの選択肢は大幅に広がるに違いありません。
資金効率が良くなる
レバレッジ取引の魅力は、少ない資金でも大きな金額の取引が可能となること。
10万円の口座残高がある場合
最大レバレッジ | ドル円必要証拠金 (1万通貨) | 余剰証拠金 | 最大ポジション (ドル円107円で換算) |
---|---|---|---|
888倍 (XM) | 1213円 | 9万8787円 | 82万通貨 |
500倍 (例:TitanFx) | 2155円 | 9万7845円 | 46万通貨 |
400倍 (例:Axiory) | 2694円 | 9万7306円 | 37万通貨 |
200倍 (例:Tradeview) | 5389円 | 9万4611円 | 18万通貨 |
25倍 (国内FX) | 4万3114円 | 5万6886円 | 2万通貨 |
XMでは、わずか1200円程度でドル円の1万通貨を保有できますが、国内FX口座となると資金が4万円以上ないとドル円の1万通貨を保有できません。
XMのレバレッジは国内FXの約28倍です。
特に資金が限られているトレーダーにとっては、少ない資金でも大きな利益を狙うことのできる仕組みだと思います。
口座開設時には、レバレッジの特長を最大限に活かせるよう、最大の888倍に挑戦してみるのもXMの大きな魅力ですね。
しかし、888倍であっても25倍であっても、自分の投資資金に合わせた適切なポジション調節が非常に大切です。
意図しないロスカットを避けられる
強制ロスカットとは、XMが定める証拠金維持率を下回ったときに強制的にポジションが決済される仕組みのこと。いわゆるゼロカットシステムです。
上記の表でいうと、余剰証拠金が大きければ大きいほど、強制ロスカットがされにくくなります。
口座レバレッジが高いほど、強制ロスカットされる価格までの変動幅に余裕が生まれます。
口座残高とポジション量を考えて、レバレッジを高くするほど実は安全かつアクティブなトレードができるというわけです。
最悪の状況になったとしても、このゼロカットシステムがあるため、大きな負債を背負うリスクがないので安心です。
XMのレバレッジを上手に活用する方法
口座残高によってレバレッジ規制がかかる
XMでは口座残高によって、レバレッジ規制がかかる仕組みになっています。
ちなみに私は常に100倍に規制された状況でトレードしています。
口座残高 | 最大レバレッジ |
---|---|
~2万ドルまで (200万円相当) | 888倍 |
2万ドル~10万ドル (200万円~1000万円) | 200倍に規制 |
10万ドル以上~ (1000万円以上) | 100倍に規制 |
この仕組みで注意してもらいたいのは、口座単位ではなくアカウント単位である点です。
XMでは追加口座を最大8つ保有できるので、すべての口座残高を合わせた金額でレバレッジ制限が適用となります。
また、レバレッジ制限の対象となるのは“有効証拠金”。
つまり、現在保有している含み益にも注意しなければいけません。
<XMを複数口座保有した場合の事例>
口座残高 1万9000ドル 含み益 1万1000ドル →合計 2万1000$
⇒規制対象
口座A 1万ドル 含み益 +3000ドル 合計 1万3000ドル
口座B 5000ドル 含み損 -2000ドル 合計 3000ドル
口座C 1000ドル 含み益 +2000ドル 合計 3000ドル
口座D 2000ドル 含み益 +500ドル 合計 2500ドル
口座A~口座Dまでの有効証拠金 合計 2万1500ドル
レバレッジがすべての口座で200倍に規制
レバレッジ規制が実施されるのは、口座残高が基準額を超えてわずか数時間後です。
もし、ポジションを保有しているのであれば、レバレッジが888倍から急激に200倍以下になってしまい、全体の証拠金不足により強制ロスカットになってしまうリスクが高くなりますので注意しましょう。
- 有効証拠金をXM以外の場所へ移動して、2万ドル以下に調整すること。
- ポジションを整理して、200倍に規制されてもロスカットされないようにすること。
ここでオススメなのが、bitwalletに資金を移動させて、XMの口座残高を2万ドル以下にする方法。
以下の図をご覧ください。
ただ、2019年4月にXM のbitwalletへの出金方針が変更となりました。 “bitwalletで入金した金額までしか出金できない”という原則が適用されるという内容です。
bitwalletで入金した金額までを資金移動すれば、2万ドル以下になる場合に有効です。
入金金額よりも数倍以上稼いでしまったトレーダの場合は、200倍規制を甘んじて受け入れる、もしくは海外銀行送金で出金しなければいません。
<レバレッジを888倍に戻す方法>
レバレッジ規制の連絡が来てから、資金移動もしくはポジション調節をして口座残高を2万ドル以下にした場合は、速やかにカスタマーサポートに連絡しましょう。
口座IDを添えてレバレッジ規制を解除してほしい旨を記載すれば、カスタマーサポート営業時間内に対応してくれます。
XMのレバレッジは後から変更可能
XMで口座開設をするときには、口座レバレッジを16種類のレバレッジ倍率の中から選択できるようになっています。
<XMの選択できる口座レバレッジ>
1:888(最大レバレッジ888倍)
1:500(最大レバレッジ500倍)
1:400(最大レバレッジ400倍)
1:300(最大レバレッジ300倍)
1:200(最大レバレッジ200倍)
1:100(最大レバレッジ100倍)
1:66(最大レバレッジ66倍)
1:50(最大レバレッジ50倍)
1:25(最大レバレッジ25倍)
1:20(最大レバレッジ20倍)
1:15(最大レバレッジ15倍)
1:10(最大レバレッジ10倍)
1:5(最大レバレッジ5倍)
1:3(最大レバレッジ3倍)
1:2(最大レバレッジ2倍)
1:1(最大レバレッジ1倍)
途中から口座の最大レバレッジを変更したくなっても可能です。マイページからレバレッジ変更申請をするだけで、即日~翌日にはレバレッジが変更されます。
トレードで熱くなりすぎる人は要注意
ここまで、レバレッジのメリットについて解説してきましたが、やはりリスクが高いということも事実です。888倍で取引をすれば、相場の少しの変動であっという間に含み損が膨らんで、資金を失ってしまう可能性があります。
特に、XMでは強制ロスカット水準が証拠金維持率20%に設定されており、自動的に損切りになったときには資金の大半をなくしている状態です。
レバレッジは、いわば“もろ刃の剣”。
飛躍的に利益を上げることもできれば、逆に自分を陥れてしまうこともあります。
特にギャンブル好きな人、熱中すると我を忘れてしまう人、負けず嫌いの性格が強く出てしまう人は要注意です。
XMは口座タイプによってレバレッジは異なる
口座タイプ | 最大レバレッジ | 概要 |
---|---|---|
スタンダード口座 | 888倍 | ・ボーナス、各種CFDなどXMの提供するサービスのすべてを備えている |
XMマイクロ口座 | 888倍 | ・10通貨から取引可能 ・通貨単位以外はスタンダード口座と同じ |
XMZERO口座 | 500倍 | ・スプレッドが3タイプの中で最も狭い。 ・ボーナス対象外 ・FX通貨と貴金属のみ(CFD取引不可) |
XM Zero口座は、ECN口座でスプレッドが狭くなっていますが、別途取引手数料が発生します。
どちらかというと、上級者向けの口座タイプです。
ほとんどの人は、スタンダード口座の方がメリットは大きいと思います。
まとめ
今回はFXトレーにおける海外口座の安全性とXMのレバレッジについて解説してきました。
結論としては、FXで大きな損失を被っても海外口座を利用していた場合には莫大な負債を背負うリスクがないということです。
為替相場は必ずと言っていい程、数年に一度は誰も予想できない大きな動きをします。
こんな時は国内口座、海外口座に関わらず、通貨ペアのスプレットは大きく開き、すぐに決済したとしても、損切りの場合は途方もない金額の損失になってしまいます。
これはまだ良い方です。
トレードは常に最悪のケースを想定しておかなければなりません。
また、レバレッジについては、レバレッジが危険なのではなく、使う人によってはリスクが高まるということです。
レバレッジ自体は、高ければ様々な取引ができますし、相場に合わせたトレード戦略を練ることができます。
ただ、レバレッジをかけたFXトレードは、エントリーしたポジションの保有に必ず時間的な制約がかかるという事を忘れないでください。
この時間的制約が、FXトレードではとても重要です。
私は、時間的制約を視野に入れたトレードこそが、FXの勝ちに継続性が生まれるものと信じています。
このXMの888倍のレバレッジを使って、思う存分トレードをしてみましょう。
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